憲法審査会の国民投票法改正案採決に抗議!

衆院憲法審査会における国民投票法改正案の採決に抗議する

石川県平和運動センター

5月6日、衆議院憲法審査会において、立憲民主党が提案した修正案を与党が了承し、何らの議論もなく、国民投票法改正案が採決された。多くの欠陥を残しながら、戦争につながる「改憲手続法」が採決されたことに対し、石川県平和運動センターに結集する仲間は強く抗議する。

2018年6月、自・公政権より「改憲手続法改正案」が提案されて以降、私たちは、9条に自衛隊を明記し、日・米の軍事一体化と準戦時体制へ突き進むための第一歩であるとの危機感を持ち、法案の廃案をめざし闘ってきた。しかし、安倍、菅と続く自・公政権は、与党補完勢力をまきこみ、立憲民主党に迫り、このような結果となったことは極めて遺憾と言わざるを得ない。

この法案は、自宅療養者の投票権についても公職選挙法並び7項目の改正では解決せず、また、「最低投票率」や「最低得票率」の問題、政党への外資規制の問題も未解決のままであり、「投票環境の向上」については、「期日前投票の弾力的運用」や「繰延投票の告示期間の短縮」などはかえって「投票環境」を悪くしかねない。

最大の問題点は、憲法改正手続法が公職選挙法並び7項目の改正で良いのかという点である。与党は、9条に自衛隊を明記して「軍隊を合法化」し「自衛戦争」を可能にすること、緊急事態条項(戒厳令に等しいもの)を設置して国民を戦争に協力させること、そして、教育の国家統制の強化や地方自治を含む統治機構を再編することを狙っており、「平和憲法」の根幹を変えて戦争する国にするものだとして、断固、反対し闘い続けてきた。

立憲民主党の修正案は、CM・インターネット規制の問題や、政党への外資規制の問題、また、運動資金の透明化など、この法案のもつ明らかな欠陥について、「施行から3年を目途」に、必要な改正を行うことを要求したものであったが、一部を「附則」に取り入れることで賛成にまわることは批判を免れない。

与党側は、この要求をすべて了承する形で本法案の成立を図った。しかし、与党側も「CM規制などは問題である」としており、「附則」ではなく法案そのものの修正を迫るべきであった。しかもコロナ禍、緊急事態宣言が発令されているなか、なぜ「不要不急」の法案を審議する必要があるのか。優先すべきは、新型コロナウイルス対策であり、生活に困窮している人や、医療現場で苦闘されている方々に国として、どうしていくべきかを優先して議論すべきである。

しかし、菅自公政権は、コロナ禍が一年も経過したにもかかわらずPCR検査は民間任せ、ワクチン確保も後手を踏み、最も必要な病床の確保やマンパワーの確保もできていない状況である。その場しのぎでしかない。憲法第25条に規定されている「生存権」の保障すらできない今の菅自・公政権には、そもそも憲法改正の議論をする資格すらない。

5月11日、衆議院本会議でこの法案は採決の予定だが、参議院においても引き続き、この法案の欠陥問題について議論すべきである。6月16日の会期末までこの欠陥法案を廃案に追い込むために私たちは闘います。ましてや、菅自・公政権の掲げる改憲4項目、「自衛隊明記」「緊急事態条項の導入」「教育の充実」「合区解消」などの自民党の改憲4項目の議論にはいることなど論外である。

この国会で、自民党ほか改憲勢力が3分の2以上を占める衆議院の状況を逆転していかねばなりません。石川県平和運動センターは、引き続き、改憲発議阻止と日・米の軍事一体化に反対する運動をつなぎ、自民党政権の打倒に向けて、取り組みを強化していく。

2021年5月10日

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5.3護憲集会(四高記念公園) ,憲法施行75周年集会(歌劇座),パレードを、菅政権のコロナ無策下で実現!

集会を報じる各社新聞20210507102418

集会アピール(案)

私たちは、4都府県に三度目の緊急事態宣言が出され、県内にも感染蔓延特別警報が発出されるなど新型コロナウイルス感染症が厳しい状況の中、憲法施行74周年の護憲集会に集いました。国内で10,000人を超えた感染症による死者、経済的困難により自殺に追い込まれた人々、コロナ差別にさらされた人々に思いを馳せるとき、憲法が保障する最低限の生存権すら守られない現実に憤りを禁じ得ません。これは、政府の無為、場当たり・後追い対応が引き起こした「政治禍」に外なりません。

菅政権は、9条への自衛隊の書き込み、「緊急事態条項」創設など安倍改憲4項目を引き継いだ自民党改憲案を国会に提出することを目論み、憲法審査会での審議を促しています。投票率やCM規制に歯止め無き国民投票法案をめぐり、連休明けの採決が強行されようとしています。改憲国民投票に道を開く同改正案の採決は行うべきではありません。

この間、野党と市民・労働者による全国連帯の力で、明文改憲は阻止してきました。しかしながら、菅政権は、軍事予算においては、宇宙防衛、敵基地攻撃能力となる長射程のスタンド・オフ・ミサイルの開発、ステルス型F35戦闘機の配備等を盛り込み、過去最大の5兆4千億円を投じる予定です。

日本が追随するアメリカバイデン新大統領は、中国・ロシアとの間で覇権と経済権益をめぐって対立し、軍事的緊張を強めています。日米共同声明には、軍事同盟における日本の積極関与が明記されました。日本が安保法を発動し、台湾周辺や日本海を含むアジアの海に危機が高まる戦争の当事者となることを憂慮します。それは、小松基地へのF35配備をはじめとする基地機能の強化、沖縄戦犠牲者の遺骨が眠る南部戦跡の土砂を投入してまで急ぐ辺野古の新基地建設、鹿児島県馬毛島の軍事要塞化などに現れています。

菅首相は、日本学術会議の会員候補者6人の任命を拒否し、未だに撤回はおろか説明を拒んだままです。学問研究の自由を保障する憲法規範に真っ向から挑戦する政治介入であり、断じて容認できません。衆議院を通過したデジタル庁設置法案は、内閣府が国家と自治体のすべての情報を一元管理し、マイナンバーカードの多用途化ですべての国民の個人情報をも国家が掌握する超管理国家を目指すものです。「利便性」の陰に隠れる危険性を県民と共有しなければなりません。

これらの平和と基本的人権に係る極めて重要な課題に対し、私たちは、石川の地で果敢に闘いを挑んでいます。控訴審をたたかう小松基地爆音訴訟、マイナンバー離脱請求訴訟の勝利を目指す新たなたたかいが始まっています。金沢市庁舎前広場護憲集会使用不許可違憲訴訟もまた、控訴審の闘いを開始しています。

日本国憲法施行74周年に当たり、菅政権の全体主義的な政治手法を許さず、憲法理念にもとづく社会の再構築を誓い合い、アピールとします。

2021年5月3日

5.3護憲集会 参加者一同

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衆議院憲法審査会における国民投票法改正案の採決に対する平和フォーラム見解

2021/5/6

衆議院憲法審査会における国民投票法改正案の採決

に対する平和フォーラム見解

フォーラム平和・人権・環境

事務局長 竹内 広人

本日、衆議院憲法審査会において、立憲民主党が提案した修正案を与党側が了承し、何ら議論もなく、国民投票法改正案が採決された。多くの欠陥を残しながら、この法案が採決されたことに対し、強く抗議する。

この法案が提出された2018年6月以降、立憲野党は8国会にわたって、改憲発議が可能な衆議院の3分の2をこえる自公政権のもとで、法案審議を継続させてきた。この努力については一定評価できる。しかし、菅自公政権だけではなく、一部野党、そして一部マスコミもあわせた「採決をせよ」の大合唱の中で、このような結果となったことは極めて遺憾である。

菅自公政権が、採決を急いだのは、5月3日の憲法記念日で、菅首相自身が述べたとおり「憲法改正の議論を進める最初の一歩」とするためであり、まさに、この法案は「改憲手続法」とでもいうべき法案である。

しかし、この法案は、CM・インターネット規制など、多くの問題を残している。また、自宅療養者の投票権の問題も、今回の法案、すなわち、公選法並びの7項目の改正では解決しない。これだけ、新型コロナウイルスが拡大し、自宅療養を強いられている方々が多くいる現状で、あまりにも無責任である。

また、「最低投票率」あるいは「最低得票率」の問題、政党への外資規制の問題も未解決のままだ。さらには、この法改正の目的とされている、「投票環境の向上」についても、「期日前投票の弾力的運用」や「繰延投票の告示期間の短縮」はかえって「投票環境」を悪くしかねないものである。

立憲民主党の修正案は、CM・インターネット規制の問題や、政党への外資規制の問題、また、運動資金の透明化など、この法案のもつ明らかな欠陥について、「施行から3年を目途」に、必要な改正を行うことを要求したものであった。与党側は、この要求をすべて了承する形で、本法案の成立を図った。しかし、与党側も「CM規制など、問題であることは理解できる」としており、それであれば、「附則」ではなく、法案そのものを修正すべきである。

緊急事態宣言が発令されている今、このような、「不要不急」の法案を、審議する必要があったのか。優先すべきは、新型コロナウイルス対策であり、新型コロナウイルスによって、生活に困窮している皆さん、努力されている医療現場の皆さんなどに、国として、どのように対応していくのかを、優先して議論すべきだ。

しかし、菅自公政権は、コロナ禍が始まってから、もう一年もたつというのに、PCR検査は民間任せ、ワクチン確保も後手を踏み、最も必要な病床の確保や、マンパワーの確保も、その場しのぎの対応しかできていない。憲法第25条に規定されている「生存権」の保障すらできない、今の菅自公政権には、そもそも憲法改正の議論をする資格すらない。

今後、5月11日の衆議院本会議で、この法案は採決の予定であり、そこから先、参議院での議論が始まる。まずは、6月16日の会期末まで、この欠陥法案を廃案に追い込んでいく努力を継続していく。また、与野党合意の上で「3年後の見直し」を法案本文に記載したのであれば、3年後を待つことなく、参議院においても引き続き、この法案の欠陥について、議論すべきである。ましてや、菅自公政権の掲げる、改憲4項目、すなわち、「自衛隊明記」「緊急事態条項の導入」「教育の充実」「合区解消」などの自民党の改憲4項目の議論にはいることなど論外である。

この自民党の「自衛隊明記」「緊急事態条項の導入」のような、まさに日本国憲法の「平和主義」「民主主義」「基本的人権の尊重」という基本原理を蹂躙する内容の憲法改悪を、我々は決して許すわけにはいかない。この改憲発議を阻止するためにも、改憲勢力が3分の2以上を占める衆議院の状況を、来る総選挙で、逆転していかねばならない。平和フォーラムは、引き続き、改憲発議の阻止と、立憲野党の勝利に向けて、取り組みを強化していく。

以 上

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特別決議 「福島原発事故から10年―脱原発に向けて」(原水禁全国委員会)

2011年3月11日の東日本大震災・福島原発事故から10年。福島原発事故の廃炉・収束作業は、高線量の放射線に阻まれ、困難を極めています。約880トンと言われている溶融した核燃料、デブリの全貌は把握できていないままです。2021年中の予定とされていたデブリの取り出し開始が断念されるなど山積する課題の前に、事故後30年から40年とされた廃炉「完了」の時期は見通しが立ちません。

また、たまり続けるトリチウムなどの放射性物質を含む汚染水(ALPS処理水)を、菅義偉首相は「海洋放出」によって処分しようとの方針を4月13日に閣議決定しました。当初から「海洋放出」ありきで議論が進められ、福島県民や漁業従事者などを置き去りにしたままの決定でした。トリチウムをはじめとする放射性物質の影響を無視し、再び福島に放射能の被害を押し付けようとしています。

汚染水については、政府が基本方針で定めた放射能の放出上限まで処分しても、汚染水の発生が上回り、保管する水が減らないことが明らかになり、タンクを増設し続けなければならない可能性がでてきました。

今回の「海洋放出」に対して全漁連や県漁連も「絶対反対」を表明し、県内の自治体の約7割が反対や慎重な対応を求める決議をあげています。中国や韓国など周辺国からも「海洋放出」に対して反対の声があがっており、「海洋放出」は国際問題となっています。これまでの復興に向けた県民をはじめとする多くの方々の努力が水泡に帰すような閣議決定に、私たちは強く抗議し、方針の撤回を求めます。

福島では、事故から10年が経過しても、3万5千人を超える長期の避難者が存在し、2,320人となった県内の震災関連死も増え続けています。補償の打ち切りなどで多くの被災者が現在も苦しんでいます。また、被曝による健康不安やこどもたちの甲状腺障害も増加しています。被災者を社会的・精神的・経済的・健康的にも追い詰め、切り捨てていく菅政権の政策は、決して許せるものではありません。

安倍政権を引き次いだ菅政権は、原発の再稼働をすすめ、核燃料サイクル計画を推進するなど、事故以前と変わらない原発推進路線を堅持しています。原発の再稼働をすすめ、40年廃炉の原則を守ることなく、さらに20年の延長を認めています。行き詰る原子力政策の延命を図るために、脱炭素社会の実現に向けて原発活用を打ち出しています。しかし、原子力は地球温暖化問題の解決には決して役に立ちません。事故のリスク、放射性廃棄物の処理処分など様ざまな問題が山積する原発に未来がないことは明らかです。

第2・第3のフクシマをつくらせないためにも、平和フォーラム・原水禁は、脱原発社会の実現に向けて、さらなる努力を重ねることを決意します。

2021年4月23日

原水爆禁日本国民会議第97回全国委員会

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平和な世界の実現に向けた取り組み強化を確認する特別決議(平和フォーラム総会)

平和な世界の実現に向けた取り組み強化を確認する特別決議(案)

イギリスによる保有核弾頭数の上限引き上げ公表や、ロシアによる核兵器使用を認めた「核抑止力の国家政策指針」の決定、さらには、朝鮮の「核戦力強化」を掲げた、新たな国家建設の方針決定など、核兵器保有国は再び核兵器増強へと舵を切ろうとしています。この背景には、「新冷戦」と例えられる、米中の対立の激化があります。

2021年4月16日におこなわれた日米首脳会談では、日米同盟の強化が改めて確認されるとともに、中国への対抗が強調され、日米共同文書において「台湾海峡の平和と安定の重要性」が明記されました。アメリカのバイデン政権は「同盟国との連携を強化し、中国に対抗する」という姿勢を鮮明に打ち出しており、いま、台湾海峡がその「最前線」となっています。

アメリカは、九州を起点として、沖縄からフィリピンを結ぶ「第1列島線」への地上発射型長距離ミサイル網の構築を目論んでおり、与那国・石垣・宮古・奄美大島・馬毛島など南西諸島で進む自衛隊の新基地建設も、アメリカの対中国戦略と連動しています。さらには、米軍B2戦略爆撃機と航空自衛隊機の合同軍事訓練、九州地方でたびたび実施される海兵隊と水陸機動団との共同演習など、各地で行われる日米共同軍事訓練の回数も格段に増加しています。

これら日米軍事一体化の流れと、自衛隊と米軍の統合軍化の動きによって、日本は、アメリカの対中戦略の先頭に立たされており、かつてなく、戦争の危険性が高まっています。いまこそ、私たちは平和な世界の実現に向けた取り組みを、強化しなければなりません。日本政府は、安全保障政策におけるアメリカ追従の姿勢を改めるべきです。また、核兵器禁止条約への署名・批准も進めていく必要があります。

平和フォーラムは、憲法に示された平和主義を再確認し、各地における反基地闘争のとりくみや、核廃絶に向けた運動を結合させ、東アジアの非核・平和の実現に向けて、さらに全国でのとりくみを強化していきます。

以上、決議します。

2021年4月23日

フォーラム平和・人権・環境

第23回総会

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40年超の原発再稼働に断固反対する

4月28日、杉本達治福井県知事は、運転開始から40年を超えた福井県内の関西電力美浜原発3号機、高浜原発1・2号機の再稼働に同意した。周辺住民をはじめとする県民、周辺県の反対や不安の声を無視し、再稼働に同意したことは断じて許されない。

運転開始から40年を超える老朽原発の再稼働は、東京電力福島第一原発事故後に原発の運転期間が「原則40年、最長で延長20年」と定められ、あくまで再延長は、例外的であったはずである。しかし、国が「脱炭素社会」に向けて進めている計画の中で、原発活用論を打ち出している。計画通り、2030年度に原子力発電を電源構成比率の20~22%にするためには、原発は30基程度が必要になる計算である。そのためには、今後、多くの40年超の原発再稼働が必要となり、「40年ルール」という原則を形骸化させるものになる。

老朽原発は、安全性、労働者被曝の増加、避難計画など、さまざまな問題がある。今回の高浜原発では電気ケーブルの火災防災対策やテロ対策等施設の未完や基準地震動の過小評価による耐震性の問題などが指摘されている。労働者被曝についても、機材の劣化による点検交換、故障・事故の増大等により、労働者被曝の増加が懸念される。さらに、避難計画の問題は、大阪や京都といった大都市圏を背後にかかえ、その実効性が問われている。3月18日、東海第二原発の運転差し止め裁判では、避難計画や防災体制が不十分として、運転差し止め判決が出された。福井県では「避難先の確保」もたりず、避難の実効性も問題となっている。

また、かねてから県知事が求めていた使用済み核燃料の福井県外での中間貯蔵の問題も、解決策がなく先送りされたままである。

それらと引き換えに、新たな交付金として原発1ヶ所につき25億円、美浜と高浜で合わせて50億円を手にすることによって、老朽原発の運転延長に同意したことは、福井県民の命や安全を蔑ろにしていると言わざるを得ない。

原水禁は、このような危険性がある40年超の老朽原発再稼働に断固抗議し、福井県知事の同意撤回を強く求める。住民の命を守り、脱原発・脱炭素社会を求めて、さらに運動を強化していく。

2021年5月3日

原水爆禁止日本国民会議

共同議長 川野 浩一

金子 哲夫

藤本 泰成

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F35ステルス戦闘機の配備計画に抗議!

2021年4月28日

航空自衛隊小松基地

司令 加治屋 秀昭 様

                           小松基地爆音訴訟連絡会

                         小松能美平和運動センター

                            加賀地区平和運動センター

        石川県平和運動センター

                           石川県憲法を守る会

                           社民党石川県連合

                              (各団体の公印省略)

抗 議 文

 2020年10月5日の新聞報道によれば、最新鋭のステルス戦闘機F35A型4機が2025年にも小松基地などへの配備が検討されていると報じられています。

 小松基地では、2016年にアグレッサー部隊が増強され、騒音被害も増大しているなか、更なる被害拡大につながるF35A型の配備は、絶対に認められません。日米軍事同盟一体化を強力に進めてきた安倍内閣では、特定秘密保護法や集団的自衛権行使、安保関連法などを数の横暴で強行採決し、戦争のできる体制を推し進めてきました。現在の菅内閣もこれらを踏襲しています。

 F35A型は、敵基地攻撃の能力を保持し、ミサイル装備のうえ、自衛隊の能力を飛躍的に向上させるものです。しかも、騒音の増大も予想され、配備されることになれば、日々爆音被害に悩まされている周辺住民にとって、更なる苦痛を強いるものです。また、F35Aの欠陥も指摘されており、2019年4月9日、三沢基地所属のF35Aが墜落し、パイロットが行方不明となる重大事故が発生しているほか、不具合が生じていることも報道されています。このような危険極まりない戦闘機を配備するなど断固として反対します。

 4月16日に訪米した菅首相はバイデン大統領との会談で確認した「日米共同声明」の中で「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」という米国の台湾有事対応に、日本が積極的に協力することを明らかにしています。その場合、小松基地は最前線基地になることは云うまでもありません。そしてその中核になるのはF35Aステルス戦闘機に他なりません。

 よって、小松基地へのF35戦闘機配備計画には断固反対いたします。

                             2021年4月28日

小松市長 宮橋 勝栄 様

                           小松基地爆音訴訟連絡会

                         小松能美平和運動センター

                            加賀地区平和運動センター

        石川県平和運動センター

                           石川県憲法を守る会

                               社民党石川県連合

                              (各団体の公印省略)

要 望 書

 2020年10月5日の新聞報道によれば、最新鋭のステルス戦闘機F35A型4機が2025年にも小松基地などへの配備が検討されていると報じられています。

 小松基地では、2016年にアグレッサー部隊が増強され、騒音被害も増大しているなか、更なる被害拡大につながるF35A型の配備は、絶対に認められません。日米軍事同盟一体化を強力に進めてきた安倍内閣では、特定秘密保護法や集団的自衛権行使、安保関連法などを数の横暴で強行採決し、戦争のできる体制を推し進めてきました。現在の菅内閣もこれらを踏襲しています。

 F35A型は、敵基地攻撃の能力を保持し、ミサイル装備のうえ、自衛隊の能力を飛躍的に向上させるものです。しかも、騒音の増大も予想され、配備されることになれば、日々爆音被害に悩まされている周辺住民にとって、更なる苦痛を強いるものです。また、F35Aの欠陥も指摘されており、2019年4月9日、三沢基地所属のF35Aが墜落し、パイロットが行方不明となる重大事故が発生しているほか、不具合が生じていることも報道されています。このような危険極まりない戦闘機を配備するなど断固として反対します。

 4月16日に訪米した菅首相はバイデン大統領との会談で確認した「日米共同声明」の中で「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」という米国の台湾有事対応に、日本が積極的に協力することを明らかにしています。その場合、小松基地は最前線基地になることは云うまでもありません。そしてその中核になるのはF35Aステルス戦闘機に他なりません。

 よって、小松基地へのF35戦闘機配備計画には小松市として断固反対するよう要望します。

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小松基地F15戦闘機の部品落下事故に対する申し入れ

2021年4月28日

航空自衛隊小松基地

司令 加治屋 秀昭 様

                           小松基地爆音訴訟連絡会

                         小松能美平和運動センター

                            加賀地区平和運動センター

石川県平和運動センター

                           石川県憲法を守る会

                           社民党石川県連合

                              (各団体の公印省略)

申 入 書

    新聞報道によれば、2021年2月19日に、小松基地所属のF15戦闘機から右翼部品が落下していたとの報道がなされました。

石川県総務課の情報公開によると、ジェット戦闘機の異常を知らせるアラーム警報器による感知や目視による異常等の発生は、大小にかかわらず、2001年4月から2020年3月までの19年間で121回発生しており、年6,4回に上ります。また、フックランディング(フックを滑走路上のワイヤに引っ掛ける)が少なくとも16回行われていたことなど、周辺住民が知らない間に幾多の事故が発生していたことを知らされていないことに強い憤りを感じます。基地周辺住民は、日夜を問わず墜落や部品落下の不安を感じ、騒音による身体的被害を被っています。

今回の部品落下事故の公表が基地側の都合によって6ケ月間も隠蔽されていたことは、決して許されることではありません。事故の大小にかかわらず速やかに公表されるのは当然の義務と考えます。

よって、以下の点について文章により回答するよう求めます。

1.国民の知る権利があるにも関わらず、なぜ公表が半年ごとなのかその理由を明らかにされたい。

2.半年ごと発表になったのが2011年10月7日に発生した燃料タンク落下事故からのようだが、そのようになった真意は何か明らかにされたい。

3.半年間未公開にする事故の基準があるのであれば、その基準を明らかにされたい。

 

 

2021年4月28日

小松市長 宮橋 勝栄 様

小松基地爆音訴訟連絡会

                         小松能美平和運動センター

                            加賀地区平和運動センター

                           石川県平和運動センター

石川県憲法を守る会

                           社民党石川県連合

                              (各団体の公印省略)

申 入 書

    新聞報道によれば、2021年2月19日に、小松基地所属のF15戦闘機から右翼部品が落下していたとの報道がなされました。

石川県総務課の情報公開によると、ジェット戦闘機の異常を知らせるアラーム警報器による感知や目視による異常等の発生は、大小にかかわらず、2001年4月から2020年3月までの19年間で121回発生しており、年6,4回に上ります。また、フックランディング(フックを滑走路上のワイヤに引っ掛ける)が少なくとも16回行われていたことなど、周辺住民が知らない間に幾多の事故が発生していたことを知らされていないことに強い憤りを感じます。基地周辺住民は、日夜を問わず墜落や部品落下の不安を感じ、騒音による身体的被害を被っています。

今回の部品落下事故の公表が基地側の都合によって6ケ月間も隠蔽されていたことは、決して許されることではありません。事故の大小にかかわらず速やかに公表されるのは当然の義務と考えます。

よって、以下の点について文章により回答するよう求めます。

1.国民の知る権利があるにも関わらず、なぜ公表が半年ごとなのかその理由を明らかにするよう基地に求めること。

2.半年ごと発表になったのが2011年10月7日に発生した燃料タンク落下事故からのようだが、そのようになった真意は何かを基地に求めること。

3.半年間未公開にする事故の基準について基地に求めること。

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【声明】「改憲手続法」改正案の採決強行に反対する

【声明】「改憲手続法」改正案の採決強行に反対する!

2021年4月28日

戦争をさせない1000人委員会

 2021年4月段階において、菅自公政権や一部野党は「改憲手続法」(日本国憲法の改正手続に関する法律)の改正にむけての動きを進めている。しかし今、政治が全力で取りくむべきはコロナ感染症への対策である。多くの市民が求めているのは憲法改正や憲法改正の一里塚となる「改憲手続法」改正ではない。私たち戦争をさせない1000人委員会は「改憲手続法」の改正を目指す菅自公政権に対して強く抗議する。

そもそも、日本国憲法が社会の現実に適合せず、したがって憲法を改正せよとの声が多数の市民から上がっているわけではない。2020年8月28日、辞職の際の記者会見で「国民的な世論が十分に盛り上がらなかったことは事実であり、それなしには進めることはできないだろうと改めて痛感している」と発言したように、市民が憲法改正を求めていないことは安倍前首相自身も認めている。にもかかわらず、憲法改正にむけて公職選挙法並びの7項目の「改憲手続法」改正を進める動きは「不要不急」と言わざるを得ない。

さらに「改憲手続法」改正の議論をするのであれば、主権者の意思が公平かつ適切に反映される制度設計のための議論が必要となる。具体的には「最低投票率」あるいは「最低得票率」、テレビCM規制、インターネット規制、政党への外資規制の問題などを真摯に議論し、「カネで買われた憲法改正」とならないための、根本的な議論こそ求められる。ところが第2次安倍政権以降、そして菅政権で開催されてきた衆議院憲法審査会では、与党はこうした問題を後回しにして十分な議論を回避してきた。

百歩譲って「公選法並び7項目」の改正を内容とする「改憲手続法」の議論が必要だとしても、「期日前投票の弾力的運用」や「繰延投票の告示期間の短縮」は、「投票環境の向上」という法改正の目的に反する事態をもたらす可能性が国会でも指摘されている。これらの問題に対する自民党や公明党の答弁は支離滅裂としか言いようがない。さらには「洋上投票」「在外投票制度」「共通投票所」などの項目でも「投票環境の向上」という視点からはさらなる議論が必要である。しかし菅政権はこれらの問題にも真摯に向き合って議論するのではなく、数を恃んで採決を強行しようとする姿勢が窺われる。こうした菅自公政権の対応こそ、市民の意思を反映させるための公平な国民投票制度を構築しようという気がないことを示している。

4月22日の衆議院憲法審査会でも、自民党・公明党の議員は公選法並び7項目の「改憲手続法」の採決を直ちに行い、憲法改正原案の議論をも主張した。拙速な議論で公選法並び7項目の「改憲手続法」の改正を目指す理由は、上記主張からも明白なように、憲法改正にむけた政治を進めるためである。また、自民党は「自衛隊明記」「緊急事態条項の導入」「教育の充実」「合区解消」などを主張した。自民党が主張する「自衛隊明記」「緊急事態条項」は、日本国憲法の「平和主義」「民主主義」「基本的人権の尊重」という基本原理を蹂躙する内容となっている。「教育の充実」を実現するためには法改正や予算措置で可能であり、憲法改正は必要ない。「合区解消」は「投票価値の平等」を空洞化させ、自民党に有利な選挙区を憲法改正によって作り上げることになる。いずれの改正も「有害無益」と言わざるを得ない。そして、憲法改正を実現するために公選法並び7項目の「改憲手続法」の採決を十分な議論もせずに強行的に採決しようとする政治こそ、主権者の意思を聞こうとしない姿勢を証明するものであり、「国民主権」原理とは相容れないものである。

以上の理由から、現在進められている公選法並び7項目の「改憲手続法」改正案の採決の動きに対し、戦争をさせない1000人委員会として強く反対する。

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放射能汚染水の「海洋放出」に反対する! 

放射能汚染水の「海洋放出」に反対する! 

 4月13日朝、菅政権は、関係閣僚会議で東京電力福島第一原発内で増え続ける放射能汚染水を福島沖へ「海洋放出」する方針を決定した。

 この決定に先立つ4月7日、菅首相自らが全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長と会談し「海洋放出がより確実に実施できるとの専門家の提言に踏まえ、政府の方針を決定したい」と伝えたが、全漁連の岸会長は「絶対反対という考えはいささかも変わらない」と答えていることはマスコミでも広く報道されている。

 しかも、経済産業省が公募したパブリックコメントでは、放射能汚染水の安全性に対する懸念や、陸上保管などの処分方法の見直し、合意プロセスの懸念などが寄せられ「海洋放出」に対しては多くの問題を抱えたままであり、理解は得られていないし、2015年8月24日には福島県漁連に対し経済産業省は「関係者の理解なしには、いかなる処分も行いません」と文書回答をしていることにも反している。

 放射能汚染水を「海洋放出」することは地球規模での海洋汚染・環境破壊につながり、すでに海外諸国からも批判の声が上がっている。今、菅政権が関係閣僚会議で決定した放射能汚染水の「海洋放出」は、単に福島県漁業者の問題にとどまらず、放射性物質を海にまき散らす犯罪行為であり、自然や私たちの生命そのものにかかわることからも私たちは絶対に看過できない。

 そもそも、東電福島第一原発事故は、直接の当事者である東京電力をはじめ、原発政策を推進してきた誰も責任を取っていない。原発事故から10年を経たが、故郷に帰れない避難者が未だに数万人に上る。この状態が何ら改善されていない。にもかかわらず今回のような菅政権の暴挙は認められるものではない。

  政権発足以来菅政権は、自らの政権運営に対し異を唱える者を排除し無視し続け、“有無を言わさず押し通す”という強権的姿勢で一貫している。私たちはこのような強権的手法に対して抗議し、放射能汚染水の「海洋放出」に反対し撤回を強く求める。

2021年4月21日

  • 原水爆禁止石川県民会議
  •   代表委員  滝山田 庄治(石川県平和運動センター代表)
  • 代表委員 盛本 芳久 (社会民主党石川県連合代表)
  • 代表委員 野村 夏陽 (石川県社会法律センター理事)
  • 代表委員   田村 光彰 (元北陸大学教授)
  • 代表委員  佐野 明弘 (加賀市光闡坊住職)
  • 代表委員  糸矢 敏夫  (元県平和センター代表)
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