おしどり「マコ・ケン」の東電記者会見場でのやりとり(2011.4)

【参考資料】2011年、大気中にどれだけ放射性物質を放出しているか引き出したとき

(1回目)

Q:私がいないところで既出でしたら申し訳ないで すけども、夜間放出されている水蒸気に含まれる概算の Bq 数を教えてくだ さい。

A:まず東京電力からお答させていただきますが、ご質問が夜間、水蒸 気、白い煙で出ているが、その放射能がいくらかというご質問だと思いま すが、そういった内訳では評価しておりませんで、先般ご報告させていた だいているのは現在原子炉建屋からどれぐらい放射性物質が放出されてい るかという形で評価させていただいております。概要は現在西門のところでダストを分析しておりますが、ダストとして観測されている放射能が原 子炉建屋から全て飛んできたものという形で評価させていただきますと現 在 1,2,3 号機、原子炉建屋から 3 基合わせて約 10 億 Bq/h ということで セシウム 134、137 が放出されていると評価しています。

Q:分かりました。ありがとうございます。夜間出てくる白い煙のおおよその 普通に通常出る放射性物質、核種と余り変わりはないという認識でよろし いでしょうか。

A:(東電)はい、水蒸気の形で出ておりますので、例えば使用済燃料プールの いわゆるセシウムの濃度がそのままの形で出ているというよりも何分の 1 かで移行する割合で出ていると思います。が、現在での夜間ということで あれば昼夜憚らず出ているというふうに見ていただいた方がいいと思いま す。

(2回目)

Q:私が 4 月 19 日 から各原子炉から出ている放射線物質、水蒸気のものとかを質問してたん ですけれども、その時に建屋の上にモニタリングを置いてその値を評価す るのに時間がかかるとお答えをいただいてたんですけれども、今回この 10 億 Bq/h というのは、西門のダストサンプリングということで以前からおっ しゃってた建屋の上のモニタリングというのは活用されなかったんでしょ うか。

で、あと 4 号炉の使用済燃料プールから煙が上がっているのではな いかとも質問していたんですけれども、この 10 億 Bq/h というのは、1 号炉 から 3 号炉ということで、4 号炉からは何も放出されていないということで しょうか、お願いします。

A:まず今回の方法は西門でのダストから算定したものでござい ますが、ご質問にあったとおりコンクリートポンプ車等使って原子炉建屋 の上のサンプリングも行っております。ただ、こちらの値を直接使うにあ たりましては、結局、原子炉建屋から直接出てきているものと既に風等に 飛んできて原子炉建屋の上にあるものを分離しないと正確な評価ができま せんので、これが全量原子炉建屋から出ていると仮定して計算もできます けれども、そういう意味では今回使用しなかったということになります。 それから、1 号機 2 号機 3 号機と 4 号機でございますが、4 号機は使用済燃 料プールの中に、全ての燃料が入っておりまして、原子炉側は空でござい ます。したがいまして四号機から放出されるとすると、使用済燃料プール の溶け込んでいますセシウムが水の蒸発等にしたがって一緒に出てくると いうことでございますけれども、こちらは 1、2、3 号機から直接出てくる ものと比べますと相当割合としては小さいというふうに見ておりますので、 評価上は 1、2、3 号機で十分ではないかと思っています。

Q:4 月に聞いていた時には、4 月、5 月と聞いていた 時にはその建屋のモニタリングを考慮するということでまだ評価できない というお答えだったんですけれども、西門のダストサンプリングで大体の 概算が出るのなら、その時点でお答えいただけたと思うんですけれどもい かがでしょうか。

A:おっしゃるとおりでございまして、当時それぞれの段階で西門のダ ストから算定できるというところは可能であったというふうに思っていま す。ただ、西門のダストもですね、万一空気中の放射性物質の濃度を記載 させていただいておりますけれども、かなり値としては横ばいの状態がず っと続いておりますので、どの時点で評価するかによりまして、余り変わ らないという状況になっています。したがいまして、当時 4 月、5 月の段階 では、もっと別の方法があるのではないかというふうに見ておりましたけ れども、今回やはり何らかの方法で原子炉建屋から放出された放射能の量 の評価が必要であろうということで、今回は西門のダストから評価すると いう方法を選択したものになります。

Q:分かりました。では、4 月、5 月の段階で放出される概算の Bq 数は 10 億 Bq/h より大きいのでしょうか、小さいのでしょうか。

A:そうですね、はっきりしたことはちょっと評価してみないと分かり ませんけれども、現在手元にあるデータですが、5 月 25 日までしかござい ませんので、その前を遡って、今回使用した数字は 1×10 のマイナス 5 乗 をベースに評価しておりますので、それの値が 10 倍になれば 10 倍の値と いうことで評価は可能だと思っています。

Q:分かりました。では、西門のダストサンプリングから出る概算の Bq 数を 4 月の分も遡った分も公表していただきたいと思うんですけれども如何でし ょうか。

A:ちょっと準備はさせていただきたいと思いますけれども、4 月分等 に関しましては、既に原子力安全委員会さんの方で評価が行われておりま して、4 月の 4 日から 6 日、4 月の 4 日の午前 9 時から 4 月 6 日の午前 0 時 ですと、2.9×10 の 11 乗 Bq/h というような評価結果が出ておりますので、 その間を埋めていくということになろうかと思います。

Q:分かりました。よろしくお願いいたします。

 

【資料まとめ】大気中に放出される放射性物質の推移

(毎月、東京電力から出される「原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果」より、《評価》を抜粋)(赤字は増加に関する評価、青字は減少に関する評価)

【2015年4月の評価】

3号機について,従前の評価手法では月一回(4/7)の流量と濃度の測定結果より放出量を評価していた。

今回は従前の評価手法と比べて,4/1~4/30 までの流量と濃度を評価した結果,機器ハッチの濃度が約3 倍,漏洩量が約7倍となったことにより放出量が増加した。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2015/images/additional_amount_150525-j.pdf

【2015年5月の評価】

4月と比較すると1号機は,連続ダストモニタ値の月間平均が高めであったことから,連続性を考慮した評 価により放出量が増加した。

3号機は,機器ハッチにおける連続ダストモニタ値の月間平均は変わらないが, 連続ダストモニタ値のばらつきにより,月一回の空気中放射性物質濃度測定値と連続ダストモニタ値の比 が減少したため,放出量が減少した。

なお,2号機及び4号機は,先月の放出量評価結果と同等であった。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2015/images/additional_amount_150610-j.pdf

【2015年6月の評価】

5月と比較すると1号機は,連続ダストモニタ値の月間平均は変わらないが,連続ダストモニタ値のばらつき により,月一回の空気中放射性物質濃度測定値と連続ダストモニタ値の比が増加したため,放出量が増加 した。

2号機は,ブローアウトパネルの隙間における月一回の空気中放射性物質濃度測定値が増加したた め,放出量が増加した。

3号機は,原子炉直上部における月一回の空気中放射性物質濃度測定値が減少 したため,放出量が減少した。

4号機は,先月の放出量評価結果と同等であった。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2015/images/additional_amount_150710-j.pdf

【2015年7月の評価】

1号機について,建屋カバー解放に伴う放出量評価を追加した。

建屋カバー解放後の放出量は,前回カバ ー解放時(2014 年 11 月)とほぼ同等であった。

6月と比較して,建屋カバー解放前の 1 号機は,連続ダスト モニタ値の期間平均が低下したこと及び連続ダストモニタ値のばらつきにより,月一回の空気中放射性物 質濃度測定値と連続ダストモニタ値の比が減少したため,放出量が減少した。

2号機は,ブローアウトパネ ルの隙間における月一回の空気中放射性物質濃度測定値が減少したこと及び当該箇所の月間漏洩率が 減少したため,放出量が減少した。

3号機及び4号機は,先月の放出量評価結果と同等であった。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2015/images/additional_amount_150812-j.pdf

【2015年8月の評価】

7月と比較して1号機は,連続ダストモニタ値のばらつきにより月一回の空気中放射性物質濃度測定値と連 続ダストモニタ値の比が減少したため,放出量が減少した。

2号機は,先月の放出量評価結果と同等であっ た。

3号機は,機器ハッチにおける連続ダストモニタ値の月間平均と月間漏洩率が増加したため,放出量が 増加した。

4号機は,月一回の空気中放射性物質濃度測定について試料採取時間を延ばすことにより,検 出限界値を下げる取り組みを行い,放出量(評価値)はわずかに減少した。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2015/images/additional_amount_150915-j.pdf

【2015年9月の評価】

8月と比較して1号機原子炉直上部,1号機建屋隙間,3号機機器ハッチは,連続ダストモニタ値のばらつき により月一回の空気中放射性物質濃度測定値と連続ダストモニタ値の比が増加したため,放出量が増加し た。

また2号機は,ブローアウトパネルの隙間における月一回の空気中放射性物質濃度測定値が増加した ため,放出量が増加した。

4号機は,先月の放出量評価結果と同等であった。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_151009_05-j.pdf

【2015年10月の評価】

9月と比較して1号機,3号機及び4号機は,先月の放出量評価結果とほぼ同等であった。

2号機は,ブロー アウトパネルの隙間における月一回の空気中放射性物質濃度測定値が減少したため放出量が減少した。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2015/images/additional_amount_151124-j.pdf

【2015年11月の評価】

10月と比較して1号機及び4号機は,先月の放出量評価結果とほぼ同等であった。

2号機は,ブローアウト パネルの隙間における月一回の空気中放射性物質濃度測定値が増加したため放出量が増加した。

3号機 は,原子炉直上部における月一回の空気中放射性物質濃度測定値が減少したため放出量が減少した。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2015/images/additional_amount_151217-j.pdf

【2015年12月の評価】

11月と比較して1号機及び4号機は,先月の放出量評価結果とほぼ同等であった。

2号機は,建屋内の除 染作業に伴い排気設備入口の空気中放射性物質濃度が増加したため,放出量が増加した。

3号機は,機 器ハッチにおいてサンプリング時間を延伸したことにより,検出限界値が下がり放出量評価値が減少した。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2016/images/additional_amount_160119-j.pdf

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 元海兵隊員による、うるま市の女性殺害への緊急抗議声明

 2016年5月19日、先月から行方不明になっていた、うるま市の20歳の島袋里奈さんの遺体が見つかり、元海兵隊員で米軍属の男性が死体遺棄の容疑で逮捕されたと報道があった。容疑者は殺害を示唆する供述をしているとも報道されている。
まだ20歳の未来ある彼女が、突然に人生を終わらされたことが口惜しくてならない。どれほどの恐怖の中、無念の死を遂げただろうか。彼女の無事を祈っていた家族、恋人、友人など周りの人たちの悲しみは計り知れない。
私たちは、この事件に強いショックと憤り、深い悲しみを覚え、このような痛ましい事件を引き起こし続ける米軍基地を撤退させないアメリカ合衆国政府、日本政府に満腔の怒りをもって抗議する。

軍隊は、そもそも人を傷つけ、殺すために存在している。
1955年に幼い少女を米兵が強姦し殺害した事件がおきたのも石川市、現在のうるま市だった。
1995年に小学生の少女を米兵が集団強姦した事件の際にも、日米地位協定によって加害者の米兵に対して実効的な捜査ができなかった。この事件を機に、日米地位協定の運用の改善が合意されたものの、その後も凶悪事件が後をたたない。
子どもや女性に対する暴力、人権侵害はもちろん、ひき逃げ、タクシー強盗など、米兵による事件事故の被害は、老若男女とわず降りかかり得る。軍隊は結局、何を守っているのだろうか?少なくとも、住民の安全は守られていない。先日、観光客の女性が被害にあったことを思えば、同じ場所にいるだけで危険きわまりない。
米軍は何度となく、「遺憾の意」を示し、「綱紀粛正」を図るが、いつもいつも、それを忘れたかのように悲惨な事件事故が引き起こされるのだ。
基地と隣り合わせの生活であるからこそ引き起こされてきた、このような残酷な事件を根本的になくしていくためには、基地の撤去しかありえない。たしかに事件事故は米兵、米軍属でなくても起こすことがあるだろうが、基地さえ無ければ起きなかった事件事故は、そもそも起きなくてもよかった事件事故なのだ。
しかし、日米両政府は、基地を撤去するどころか、「危険な普天間基地の代替」と称して、新たに最新鋭の設備を備えた基地を、同じ沖縄県の名護市辺野古に建設しようとしている。辺野古周辺の住民は危険にさらされてもいいというのだろうか。どこに住んでいようが、誰の命も、軽く扱われてはならない。

私たちの住む京都にも米軍のXバンドレーダー施設が建設され、米兵や米軍属が闊歩するようになってきており、彼らのからむ事件・事故も発生してきている。
沖縄に押し付けられてきた基地の痛みは、私たちにも通じるものである。
すべての基地の撤去を!

NoBase!沖縄とつながる京都の会

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戦争準備を絶対に許さない!(メインテーマ:仮称)

憲法理念の実現をめざす第53回大会

11月12日(土)13時~11月14日(月)11時 富山市内
11月12日(土)13:30~14:30  ◎開会総会
①総合司会      中央団体・富山県実行委員会各1名(男女)
②主催者あいさつ   実行委員会委員長(平和フォーラム代表)
③地元あいさつ    富山県実行委員会代表
④連帯あいさつ    日本労働組合総連合会、民主党、社会民主党
⑤来賓あいさつ    地元自治体首長
⑤基調提案      実行委員会事務局長(平和フォーラム事務局長)

◎メイン企画      11月12日(土)14:30~17:00
テーマ     (大会テーマ=            )
・憲法をめぐる情勢のもとに理念実現に向けた課題を討議
・パネリスト3~4名のシンポジウムを予定
◎分科会                       11月13日(日)09:30~13:00 富山市内

14日(月)はまとめ、報告のみ 県平和センターや関連団体の役員

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元海兵隊員による女性暴行殺人事件糾弾!もう基地はいらない!

嘉手納基地訴訟団の抗議文を掲載します。

抗議文より

元海兵隊員により、うら若き女性が強姦・殺害され、遺体は山野に遺棄された。・・・。

二度と犠牲者を出さないためには、沖縄から全基地を撤去するしかない。

20160603162551何度、残虐行為を繰り返せばいいのか! 嘉手納訴訟団

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5.31規制委に要請 活断層上の原発は審査不要!直ちに却下せよ!

5月31日(火)13:30から参議院議員会館で規制委員会(規制庁)への要請を行いました。

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以下、要請書を公表します。

2016年 5月31日

原子力規制委員会委員長  田中 俊一 様

                  原水禁石川県民会議

                          代表委員  川本 蔵石

盛本 芳久

田村 光彰

佐野 明弘

                          志賀原発を廃炉に!訴訟原告団

                      団 長 北野  進

                              さよなら!志賀原発ネットワーク

共同代表  岩淵 正明

南  高広

中垣 たか子

 志賀原子力発電所・敷地内破砕帯の評価に関する要請書

4月27日に開催された原子力規制委員会(以下、規制委員会)において、有識者会合による「北陸電力株式会社志賀原子力発電所の敷地内破砕帯の評価について」(以下、「評価書」)が受理されました。

この評価書の結論は、委員の全員一致で『敷地内破砕帯の S-1、S-2・S-6は、いずれも将来活動する可能性が否定できない』というものです。その一方で「評価書」は、今回の評価は限られた資料やデータに基づくものだとして、さらなるデータ等の拡充を事業者に求めています。委員長も記者会見において「十分なデータが揃うよう事業者には努力していただく」という趣旨の発言をされています。

しかし、『新規制基準における活断層等の扱い』では「可能性が否定できないものは活断層とみなす」、即ち“グレーの場合はクロ”と評価すべきとなっています。原子力発電所の抱える潜在的な危険性の大きさを考慮すれば、あくまでも安全側に立って判断を下すのは当然のことで、地震動や断層活動を予測する科学には限界がある以上、“疑わしきは活断層とみなす”という新規制基準の基本的な考え方は、活断層の見落しを防ぐためにも、安全最優先という観点からも堅持すべきものです。

4月に起きた熊本地震は、その後震源域が熊本から大分にも広がり、地震活動は未だに収束していません。この一連の地震により、活断層が引き起こす直下型地震のリスクの大きさ、そして日本列島は地震列島であり、さらに活断層や地震に関する研究はいまだその途上であるという現実を、あらためて突きつけられているところです。しかも原発の耐震設計の際には、今回のように地震が連続して発生することは想定されていません。そもそも原発は基準地震動で想定した揺れに耐えるように耐震設計されているとはいえ、地盤がズレるようなことは想定されていないのです。

新規制基準における活断層等の判断基準に基づけば、志賀原発敷地内の破砕帯S-1、S-2・S-6は、いずれも活断層とみなすべきであることは明らかです。志賀原発の断層問題の結論を、これ以上先延ばししたり、ましてや結論を覆すようなことは断じて許されません。

断層調査や調査結果の検証がすでに十分に行われていることは、調査および審査の経緯からも明らかです。2012年7月、当時の原子力安全・保安院の検証により原子炉直下の活断層が見逃されていた可能性が指摘された後、北陸電力は直ちに敷地内断層調査の準備を開始し、4年近い歳月と経費50億円をかけ敷地内および周辺の断層調査を実施しました。北陸電力にさらなるデータの拡充を求めたところで、この間に示すことができなかったデータや資料が速やかに提出されることは期待できず、いたずらに結論を先延ばしすることになります。

一方、有識者会合は2014年2月から2年以上にわたり、2回の現地調査と8回の会合を重ね、さらにピア・レビューを経て、「評価書」をまとめました。有識者会合の委員は、規制委員会委員および活断層研究を担っている日本活断層学会、日本第四紀学会、日本地質学会、日本地震学会の4学会から推薦を受け、なおかつ「志賀原発の安全審査の活断層評価には関わってこなかったこと」を条件として透明性・中立性の条件をクリアした4名の専門家からなり、予断を持たずに客観的な審査を行ってきたのです。この有識者会合のまとめた「評価書」に対して、“科学的な根拠に基づいていない”などと指摘するのは見当はずれと言うべきです。

私たちは、規制委員会が適合性審査において、規制委員会設置法第一条(目的)および第三条(任務)に明記されているとおり「事故の発生を常に想定し、その防止に最善かつ最大の努力」をし、「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全、原子力利用における安全の確保を図る」ことを求め、下記の要請を行ないます。

 1)規制委員会は、“疑わしきは活断層とみなす”という新規制基準の基本的な考え方を堅持し、

データの拡充を待って結論を先延ばしすることなく、「敷地内の S-1,S-2・S-6断層は、いずれ

も将来活動する可能性のある断層等である」という「評価書」の結論に従って判断をしてください。

2)志賀原発2号機タービン建屋直下にある S-2・S-6断層は、ともに「将来活動する可能性の

ある断層等」と認定されています。タービン建屋内には原子炉補機冷却水系配管およびそれを支え

る構造物があり、これらの配管は原子炉の冷却に不可欠であり、新規制基準でも耐震重要施設

に該当しています。志賀原発2号機については、速やかに「不適合」との結論を出してください。

3)北陸電力はいまだに評価書の結論を認めず、志賀原発1号機についても適合性審査を申請する

と主張しています。しかし、原子炉直下に将来活動する可能性のある断層 S-1がある1号機は、

新規制基準に「不適合」であることは明確なので、北陸電力が1号機の適合性審査を申請しても、

ただちに却下してください。

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5.26原水禁県民会議2016総会 記念講演:「福島から“修羅場”をくぐり抜け避難したお話」

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総会アピール(案)

  1945年、世界で初めて広島、長崎に原爆を投下された日本にとって、「核廃絶」は悲願であり、世界に向けて核廃絶を発信する原動力ともなっています。しかし、被爆国でありながら、アメリカの「核抑止力」に依存するという矛盾を抱える日本政府は、昨年5月、国連で開催された核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、100カ国以上が賛同した核兵器禁止の最終文書に反対し、同会議は共同宣言も出せずに終わりました。今年1月には朝鮮民主主義人民共和国が4回目の核実験を行ない、核軍縮が停滞したまま終末時計は「あと3分」まで縮まっています。

わが国では、安倍政権が立憲主義・民主主義を破壊する暴走を続けています。安保関連法=戦争法の制定、辺野古新基地建設の強行、原発再稼働・核燃料サイクルの推進など、民意や歴史を無視した強権政治を進めています。内閣法制局長官は「自衛のためなら核兵器さえ持てる」と発言しています(後に訂正)。さらに安倍政権は、憲法=9条改悪の動きを加速させています。

「あらゆる国のあらゆる核実験に反対」し「反核・平和」「脱原発」など訴え続けてきた原水禁運動は、いま、その真価が問われ、奮闘が求められています。

一方、原発事故は、「1万年に1回」と政府・経産省、学者たちは語りました。しかし、日本で「原子の灯」が灯ってからわずか40年余の2011年、悲惨な結果をもたらしました。それから5年、いまだに10万人が故郷に帰れないでいます。このことを絶対に繰り返してはなりません。

石川県には志賀原発があります。建設当時の断面図(詳細スケッチ)から「典型的な活断層だ」と言われ、各学会から推薦を得た学者(有識者会合)が現地調査などを行ない、2年半かけた結論は、やはり「活動性を否定できない」でした。訴訟闘争を含め、なんとしても「再稼働」を阻止し、廃炉に追い込むためがんばらなければなりません。

知事をはじめ、各自治体から賛同をいただいている原水爆禁止運動は、広島、長崎、そしてフクシマを繰り返さないための取り組みです。これ以上、ヒバクシャを出さないため、国を超えて「核と人類は共存できない」という考え方を広め、核廃絶と脱原発社会をめざすことを訴え、アピールといたします。

 

2016年5月26日

原水禁県民会議総会参加者一同

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広場訴訟控訴審、第一回弁論「中断!」

第一回控訴審は、私たちが想定したとおり、最悪の流れとなりました。
高等裁判所の裁判官は、法廷に入るとき「一礼」もせず入廷したことに本日
の厳しさが端的に表れています。
 
裁判官は、「規則や要綱などから、市役所前広場使用を認めなかったことに
問題はない」、「行政法からも、問題のある不許可ではない」などとして、
私たちの控訴を却下するような発言を繰り返し、我々の証人申請や意見書を
無意味とするような扱いに終始しました。このままいくと「敗訴確定」となりそう
です。
 
そのため、岩淵正明弁護士は突然「休廷」を申し入れ、我々の意志一致をする
ための時間を確保しました。そこで再度意志統一を行ない、「最悪」を脱するため、
裁判官に対し、「このままでは正常な裁判を維持することができない」との理由で、
裁判官の「忌避」申立行いました。
すると裁判官は、「そうですか」と述べ、ぷいっと「中断します」と宣言し、法廷
去りました。
 
このような対応後、報告集会を弁護士会館で持ちました。
裁判官は結審と述べずに「中断」としたため、次回の法廷があるこを確認し
しました。訴訟担当記者も言っていましたが、「論議や論争をしない裁判」は
異常ですね、と。
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何度悲劇を起こせばいいのか!米軍基地の全てを撤去せずに解決しない!

2016年5月20日

沖縄での相次ぐ米軍関係者の凶悪事件に対する抗議声明

フォーラム平和・人権・環境

(平和フォーラム)

代表 藤本 泰成

 またも、沖縄県内で米軍関係者による凶悪事件が発生し、女性の尊い命が奪われた。4月28日から沖縄県うるま市の女性が行方不明になっていた事件で、5月19日恩納村の雑木林で遺体が発見され、沖縄県警は、元海兵隊員で嘉手納基地軍属の男性を死体遺棄容疑で逮捕した。どうか無事でいてほしいという家族、友人の切ない思いは、かなうことはなかった。成人式を迎えたばかりの若い命の無念を思うと、言葉が見つからない。

 2か月前にも那覇市内のホテルで、米兵による女性暴行事件が発生したばかりだ。沖縄県内での米兵や米軍関係者による凶悪犯罪は、1972年の日本復帰以降2015年末までに、574件も発生している。米軍関係者による凶悪犯罪が、平均して毎年13件以上も一つの県で発生していることは異常と言わざるを得ない。日本国内における在日米軍専用施設面積のうち、沖縄県が占める割合は現在74.46%となっている。米軍基地の集中が凶悪犯罪を引き起こしていることは明らかだ。幾度となく繰り返される米兵や米軍関係者の凶悪犯罪に、平和フォーラムは満身に怒りをもって抗議する。

事件の全貌が明らかになり、衝撃と悲しみ、そしてこみ上げる怒りに、沖縄県民のほとんどが打ち震えるなか、日本政府の抗議に対して、在日米軍司令官ドーラン中将は「(容疑者は)現役の軍人ではなく、米軍に雇用されている人物でもない」などと述べ、責任を回避する発言をしている。ことさら、軍人ではなく一般の事件であるかのごとく「火消し」に走る米軍当局の姿勢は許されない。

日本政府は、事件が起こるたびに「綱紀の粛正と再発防止の徹底」を米軍当局に求めてきた。しかし、米軍は一時的な夜間外出禁止などのその場限りの対応に終始し、結局犯罪は繰り返えされ、その度に犠牲者を生むこととなっている。米軍基地がなくならない限り、犠牲者が再びでないと言い切ることは決してできない。

1995年の少女暴行事件で、米軍基地に対する沖縄県民の怒りは頂点に達し、宜野湾海浜公園に8万5千人を集め「沖縄10.21県民総決起大会」(1995.10.21)が開催された。「基地が沖縄に来てから、ずっと加害はくり変えされてきました。基地がある故の苦悩から、私たちを解放してほしい」「今の沖縄はだれのものでもなく、沖縄の人々のものだから」当時普天間高校3年生だったの仲村清子は、高校生代表としてそう訴えた。それから20年、何も変わらない沖縄がある。

米軍を不当に優遇する日米地位協定の改定も切り出せず、「沖縄の負担軽減」と言いながら、普天間飛行場の代替施設を沖縄県名護市辺野古に新設するとし、それが唯一の解決策とする日本政府の姿勢が、繰り返される犯罪を生み出してきた。日本政府こそが、加害者であると私たちは断言する。これまでの沖縄県民の苦悩に思いをはせるならば、日本政府は基地の縮小撤去へと舵を切らなくてはならない。

「私たちに静かな沖縄を返してください。軍隊のない、悲劇のない、平和な島を返してください」20年前の仲村清子の声に、真摯に日本政府は耳を傾けよ。米軍基地の存在によって苦しめられてきた沖縄県民の思いを受け止めよ。これ以上、危険と隣り合わせに暮らし、悲しみと無念にくれる時を過ごさざるえない沖縄の現状を許すことはできない。平和フォーラムは、沖縄県民の思いに深く連帯し、更なる闘いに邁進する。

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