自衛隊の砲艦外交を定着させてはならない ―定期化するインド太平洋派遣訓練- 湯浅一郎

自衛隊の砲艦外交を定着させてはならない ―定期化するインド太平洋派遣訓練-

2020年1月31日  ピースデポ 湯浅一郎

安保法制が施行されてから、自衛艦の長期にわたる海外展開が日常的になってきている。その典型は、2018年から始まったインド太平洋派遣訓練である。空母化が予定されている「いずも」型護衛艦を中心として、2か月半にもわたりインド洋から西太平洋に至る広大な海域において、海自艦船が日米共同演習はもちろんのこと、沿岸各国海軍との共同演習を繰り返している。これは、砲艦外交の定着を狙った危険な動きである。

海自艦船のインド太平洋派遣訓練
海上自衛隊の平時の演習における海外展開には、日米印共同訓練「マラバール」やリムパック環太平洋合同演習などもあるが、期間、広域性、関連する国数などから「インド太平洋派遣訓練」(IPD)は最大級のものである。2019年4月30日から7月10日、72日間の長期に及び平成31年度「インド太平洋方面派遣訓練(IPD19)」が実施された●1。参加したのは、護衛艦「いずも」(横須賀)、「むらさめ」(横須賀)、「あけぼの」(佐世保)の3隻である。このIPD訓練は、2018年から始まった。その時は、8月26日から10月30日まで、「いずも」型護衛艦の2番艦である護衛艦「かが」(呉)が中心となり、やはり護衛艦「すずつき」(佐世保)、「いなづま」(呉)の3隻で実施された2。●2。
防衛省によれば、訓練の目的は、「インド太平洋地域の各国海軍等との共同訓練を実施し、部隊の戦術技量の向上を図るとともに、各国海軍との連携強化を図る」もので、また、「本訓練を通じ、地域の平和と安定への寄与を図るとともに、各国との相互理解の増進及び信頼関係の強化を図っていく」としている。主な訓練は以下である。

  • 5月3日、5日、8日とも日米印比共同巡航訓練。米海軍ミサイル駆逐艦「ウィリアムP. ローレンス」とインド海軍ミサイル駆逐艦「コルカタ」、同補給艦「シャクティ」及びフィリピン海軍フリゲート艦「アンドレス・ボニファシオ」との巡航訓練。
  • 5月9日~12日、拡大ASEAN国防相会議プラス海洋安全保障実動訓練。
  • 5月19日~22日、スマトラ島の西方海空域(インド洋)において日仏豪米共同訓練(ラ・ペルーズ)を実施。5月20日、自衛隊員たちは、仏海軍空母「シャルル・ド・ゴール」の艦艇見学。
  • 5月23日 – 24日、インド海軍と対潜訓練や戦術運動など共同訓練を実施。
  • 5月26日~29日、ポートクラン港沖海空域において、マレーシア海軍フリゲート艦「レキウ」と戦術運動や通信訓練など親善訓練。
  • 6月10日~12日、南シナ海において、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」ほかと日米共同訓練。
  • 6月13日-15日、カナダ・フリゲート艦「レジャイナ」及び補給艦「アステリクス」とベトナム沖において日加共同訓練(KAEDEX)。
  • 6月17日、ベトナム人民海軍のコルベット「381号」と親善訓練。
  • 6月19日、20日、南シナ海において米原子力空母「ロナルド・レーガン」ほかと日米共同訓練。
  • 6月26日, ムアラ港(ブルネイ・ダルサラーム)沖でブルネイ海軍哨戒艦「ダルタクワ」と親善訓練。
  • 6月26日~30日、「第3回日・ASEAN乗艦協力プログラムを実施。
  • 6月28日、パラワン島周辺海空域(スールー海)においてフィリピン海軍揚陸艦「ダバオ・デル・スール」と捜索・救難訓練などの日比共同訓練。

この訓練の主な特徴は以下のように整理できる。

  1. 垂直離着陸ステレス戦闘機F35Bを搭載可能に改造し、装備としては空母としての能力を保有する予定である「いずも」型護衛艦が、米原子力空母「ロナルド・レーガン」との南シナ海での共同演習を2回行っている。インド太平洋海域において、日米の空母打撃団が定常的に合同演習を繰り返し、「米海軍との相互運用の更なる向上を図るとともに、強固な日米同盟を礎に、地域の平和と安定への寄与を図る」としている。
  2. 日米印比共同巡行訓練(5月3,5,8日))、日仏豪米共同訓練(5月19~22日)、日印共同訓練(5月23-24日)、日マレーシア親善訓練(5月26~29日)、日加共同訓練(6月13~15日)、日ベトナム親善訓練(6月17日)、日ブルネイ親善訓練(6月26日)と様々なレベルでの多国間の共同訓練を断続的に実施している。特にスマトラ西方海域での日仏豪米の4か国は「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて協力する友好国である。
  3. ASEAN国防相会議プラス海洋安全保障実動訓練(5月9~12日)、第3回ASEAN乗艦協力プログラムといったASEAN諸国との交流が組み込まれている。ASEAN全加盟国の海軍士官が「いずも」に乗艦して、法の支配の貫徹のための国際法の認識共有や海洋安全保障に係る能力向上支援及び相互理解・人的ネットワーク構築の促進を図ることで、地域の安定に寄与することを目的としている。

平時プレゼンスという砲艦外交が始まっている
上記の2,3に関して指摘すべき重要なことは、インド太平洋派遣訓練は、総体として、「平成31年度以降に係る防衛計画の大綱」が防衛力強化方針として初めて打ち出した「海外プレゼンスと外交を一体」として推進する考えを具現していることである。大綱は「防衛力が果たすべき役割」の第1項に「積極的な共同訓練・演習や海外における寄港等を通じて平素からプレゼンスを高め、我が国の意思と能力を示すとともに、こうした自衛隊の部隊による活動を含む戦略的なコミュニケーションを外交と一体となって推進する」と述べている。
古くから武力を背景に展開する外交戦略として砲艦外交がある。古くは、欧米列強が中国に対して砲艦を派遣して交渉を行なったり、ペリー提督が黒船を東京湾に浮かべて日本の開国を迫った。今日では、軍事能力のプレゼンスが「武力による威嚇」だけではなく、軍事力をもつ国への依存の誘因を形成する砲艦外交の役割がある。米空母の常時の世界的パトロールはその典型である。海自のインド太平洋派遣訓練は、平時に遠隔地に艦船を派遣して軍事力のプレゼンスにより影響力を行使しようとしている。これは、まさに梅林が指摘してきたように4、砲艦外交の始まりと言える。砲艦外交は専守防衛と無縁であるどころか、それに反する軍事任務である。
これらは、防衛大綱の「(3)防衛力が果たすべき役割、ア 平時からグレーゾーンの事態への対応」での「積極的な共同訓練・演習や海外における寄港等を通じて平素からプレゼンスを高め、我が国の意思と能力を示すとともに、こうした自衛隊の部隊による活動を含む戦略的なコミュニケーションを外交と一体となって推進する。」に完全に符合している。これは、平時における自衛艦のプレゼンスによる砲艦外交の始まりであり、軍事力を外交の道具とする概念が動き出している。

背景に米軍事戦略の要請
この背景には、米国からの軍事的分担を求める強い要請がある。「日米防衛協力のための指針」では、「日米両政府は、航行の自由を含む国際法に基づく海洋秩序を維持するための措置に関し、相互に緊密に協力する」とした上で、「適切な場合に、情報収集・警戒監視・偵察(ISR」及び訓練・演習を通じた海洋における日米両国のプレゼンスの維持及び強化等の様々な取組において協力する」としている。
さらに米国防総省「インド太平洋戦略報告」●3は、上記の日米防衛協力指針に触れながら、「米軍と自衛隊の作戦協力の強化が優先事項であるとした上で、「インド太平洋地域全体の二国間プレゼンス作戦、相互資産保護ミッション、および二国間演習は、米軍とJSDFが共同目標を推進するために協働する作戦協力のまさに数少ない領域である」と位置づけている。
米国防戦略は、「中国とロシアに対する米国の軍事的優位性が低下している」なかで、中国、ロシアとの戦略的競争に勝つことが最大の課題であるとしている。それへの対処に向け、米軍は同盟国や友好国との軍事的連携をめざしている。先のインド太平洋戦略は、「インド太平洋地域で我々が直面する課題は、どの国でも単独で対処できる範囲を超えている。国防総省は、共通の課題に対処するために、志を同じくする同盟国およびパートナーと協力することを目指している」とした上で、「米国は、競合他者やライバルが対抗できない永続的で、非対称で、比類のない優位性を表わす、同盟国と友好国が平和と相互運用性を広げる力であることに感謝する」とし、日本への軍事的共同関係の強化を求めている。
こう見ると、インド太平洋派遣訓練は、米国が求める米軍を補完する自衛隊戦力の海外展開を具象化した演習と言える。同演習は、日米の軍事一体化をはかるとともに、東シナ海からインド洋に至る広域にわたる中国包囲網の多国間連携において自衛隊が重要な位置を占める形になっている。安倍政権はあくまでも米軍戦略に寄り添いながら、自衛隊に砲艦外交という「国軍」の役割を担わせようとしていると捉えることができる。この姿は、「専守防衛」という自衛隊への縛りをますます形骸化するものである。

専守防衛の形骸化を許さない
余り議論されていないが、専守防衛の担保は、以下の3つの分野において必要である。
(1)防衛政策・教義(ドクトリン)
(2)態勢(ポスチャー)と訓練
(3)装備の能力。
18年の防衛大綱は、(1)の政府の政策として、言葉の上では専守防衛を継続することは明確に示した。これ自体は重要である。しかし、同大綱は、「いずも」型護衛艦の空母化、スタンド・オフ・ミサイルの導入を初めて明記し、装備能力の面で専守防衛を明確に超えようとしている。第一に、「いずも」型護衛艦をSTOVL機を搭載できるよう改修し、事実上、空母化することである。改修後の「いずも」型護衛艦は、世界中のどこの海からも戦闘機を離発着させることのできる空母となる。第二は、大綱はスタンド・オフ・ミサイルの整備を盛り込んだことである。これは「島嶼部を含む我が国への侵攻を試みる艦艇や上陸部隊等に対して、脅威圏の外からの対処を行うため」のスタンド・オフ防衛能力の強化として、敵の射程外からの長距離攻撃ができる巡航ミサイルである。つまり、(3)の面では、すでに専守防衛を超えている。
さらに(2)の「態勢と訓練」においても、F-35という高度の攻撃能力を持つ装備を常時搭載しないことは重要な態勢ではあるが、必要時に搭載できるという態勢だけで専守防衛は揺らぐ。しかも、大綱は自衛艦の平時からの海外プレゼンスを重視する方針を初めて打ち出したのである。インド太平洋派遣訓練にみられる砲艦外交の日常化は、まさにそれを促進しようとするものである。その先に、(1)の防衛政策や協議においても、専守防衛という枠を切り崩していくことが懸念される。
このようなことが常態化した時、国の政策としても、専守防衛の枠を外していくことになりかねない。自衛艦の運用態勢や訓練の情報公開による透明性を高める(例えば航泊日誌、訓練シナリオなどの情報公開など)ことで、専守防衛を担保することが極めて重要である。今こそ、安倍政権の防衛政策の危険な本質に私たちは警戒をさらに強め、憲法の平和主義や専守防衛の観点から見て、なし崩し的な海外展開を容認しない世論形成が緊急に求められている。


●1 「2019年度インド太平洋方面派遣訓練」
https://www.mod.go.jp/msdf/operation/cooperate/IPD19/
●2 「2018年度インド太平洋方面派遣訓練」
https://www.mod.go.jp/msdf/operation/cooperate/kaga-inazuma-suzutsuki/
●3 米国防総省「インド太平洋戦略報告」。URLは以下。
https://media.defense.gov/2019/Jul/01/2002152311/-1/-1/1/DEPARTMENT-OF-DEFENSE-INDO-PACIFIC-STRATEGY-REPORT-2019.PDF

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 2020年(令和2年)1月31日

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「自衛隊の中東派遣反対!戦争参加反対!」緊急集会 アピール

「自衛隊の中東派遣反対!戦争参加反対!」緊急集会

ア ピ ー ル (案)

 集会に参加されたみなさん。

本日、多くの反対の声をおしきって安倍政権は、海上自衛艦「たかなみ」を緊迫の中東・アラビア海へ派遣させようとしています。昨年末の閣議決定にもとづいて1月11日にはP3C哨戒機を、それに続く本体派遣の強行となります。私たちは、国会議論もなく閣議決定のみで、戦場と化した中東・アラビア海に自衛隊を派遣することに強く反対します。

そもそも今回の中東危機は、米・トランプ政権による「イラン核合意」離脱(2018.5)に端を発したものであり、米国の「経済制裁」と「軍事威嚇」、そして「有志連合」の結成により危機は高められました。1月3日、トランプ政権はついに「海外の米国人を守るため」と称してイラン革命防衛隊司令官をイラクにおいて殺害しました。これに対しイラン・ハメネイ師は、「同等の報いを受けてもらう」と宣言し、世界は緊張しました。1月8日、イランはイラク駐留米軍基地へ「弾道ミサイル」を発射し緊張は頂点に達しました。しかし、意図的に建物をねらうなど現時点では双方が自制的な対応をしています。最悪の事態は去ったとはいえ、依然、一触即発の軍事的緊張は続いていると見なければなりません。

一方、安倍政権は、「有志連合」とは一線を画すとしながらも、「日本船舶の安全を確保するため情報収集する」と「調査・研究」派遣を決めました。しかしその内実は、情報はバーレーンの米軍司令部と共有し、緊急時には「海上警備行動をとる」として米軍(有志連合)との一体的行動を前提としており、まさに「イラン戦争」への参加を企図していると言わざるを得ません。しかも安倍政権が「外交努力」として中東三カ国でやっていたことは、「日本の生命線を守る」として将来の資源や軍事基地をも見据えた「補給拠点」の確保なのです。

集会に参加された皆さん。

通常国会の施政方針で安倍首相は、「憲法改正を私自身の手で成し遂げていく」と豪語し、追及されている「桜を見る会」や「IR疑惑」など相次ぐ不正に向けられた厳しい目をそらそうとしています。今回の自衛隊の中東派遣は、その憲法改悪の先取りであり、「イラン戦争」に加担するための、まさに「戦争参加」のための海外派遣と言わなければなりません。

米軍(有志連合)とともに中東・アラビア海で「戦争参加」する自衛隊派遣に反対し、日本の戦争参加を止めようではありませんか。その力を安倍退陣に結びつけようではありませんか。以上、アピールします。

2020年2月2日

集会参加者一同

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2.2自衛隊の中東アラビア海派遣反対!戦争参加反対!緊急集会 

   主催者発表200名が「アラビア海派兵に反対した。

 

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防衛費の推移 5年間で5兆/年→12兆/年へ(後年度負担含む30兆円/年)

防衛予算の推移(当初+補正+後年度負担:軍事ローン)

※参考 民主党政権時  2012(H24)年度防衛費4兆7138億円  単位億円

2016(H28)防衛費5兆0541+補正1706 = 5.22兆+後年負担4.65兆=9.87兆

2017(H29)防衛費5兆1251+補正2345 = 5.36兆+後年負担4.87兆=10.23兆

2018(H30)防衛費5兆1911+1次547+2次3998 =5.65兆+後年負担5.08兆=10.7兆

2019(R元)防衛費5兆2574+補正4287 = 5.69兆+後年負担5.36兆=11.1兆

2020(R2) 防衛費5兆3133+二次508+三次3867 =5.75兆+後年負担5.43兆=11.2兆

2021(R3) 防衛費5兆3422+二次7738 = 6.12兆+後年負担5.5兆=11.6兆

2022(R4) 防衛費5兆4005+二次7738 = 6.17兆+後年負担5.9兆=12.7兆

2023(R5) 防衛費6兆8219+二次8472 = 7.67兆+後年負担10.7兆=18.3兆

2024(R5) 防衛費7兆7249+二次8268 = 8.54兆+後年負担14.2兆=22.8兆

2025(R6) 防衛費8兆7005+二次1.1兆 = 9.8兆+後年負担15.7兆=25.5兆

2026年度  当初9.0兆+補正0.8兆?=9.8兆円?+ローン16.8兆? 4月より所得税1%↑

2027年度  当初10.0兆?+補正0.6兆?=計10.6兆円?+ローン18.0兆?

自・維政権は、軍隊を持たず戦争をしないという平和国家から、「国家防衛」のため先制攻撃・侵略をも是とする戦争国家に変貌させようとしている。    

防衛費大幅増・倍額化反対!

※参考 民主党政権時2012(H24)年度防衛費4兆7138億円

2016(H28)防衛費5兆2246億円=当初5兆0541+補正1706               5.22兆円+後年度負担4.65兆円=9.87兆円

2017(H29)防衛費5兆3596億円=当初5兆1251+補正2345                                                       5.36兆円+後年度負担4.87兆円=10.23兆円

2018(H30)防衛費5兆6456億円=当初5兆1911+1次補正547+2次補正3998                5.65兆円+後年度負担5.08兆円=10.73兆円

2019(H31・R元)防衛費5兆6861億円=当初5兆2574+補正4287           5.69兆円+後年度負担5.36兆円=11.05兆円

2020(R2) 防衛費5兆7508億円(イージス・アショア頓挫減!) =当初5兆3133+二次補正508+三次補正3867

5.75兆円+後年度負担5.43兆円=11.18兆円

2021(R⒊)防衛費6兆1160億円=当初5兆3422億円+二次補正7738億円                 単年度初の6兆円突破!6.12兆円+後年度負担5.5兆円?=11兆○円?

2022(R4)防衛費当初5兆4005億円+二次補正4464億円+三次補正??=5兆8469億円

6兆円超+後年度負担5.9兆円=12兆円突破か

2023年(R5)防衛費  当初6兆8千億円+二次補正?=7兆円?

2023年から5年間で防衛費の総計は43兆円(12/12日経ネット)
長射程ミサイルの導入   5兆円(先制攻撃用の対地、対空、対艦ミサイル)
防衛装備品の維持・装備  9兆円(兵器の改修、更新など)
弾薬・誘導弾の導入    2兆円(いわゆる継戦能力のため)
新たな装備品の確保    6兆円(AI兵器や電磁関係、学術研究費などか)
無人機の早期取得     1兆円(偵察、攻撃用)
宇宙           1兆円(スパイ衛星、攻撃用衛星など)
サイバー         1兆円(サイバー、コンピュータ攻撃、要員確保など)
自衛隊の隊舎・宿舎の改築 4兆円(戦争に耐えうる地下化、堅牢な建物に改修)
合計 29兆円 ※このほか14兆円が必要とある。

内訳の説明:安全保障に関する詳細説明は、敵に手の内を見せることになるから今後はマル秘扱いとします、とな! 説明なしだから「裏金でも不正でも何でもできる」

しかも、43兆円がそもそも少なすぎます。最低50兆円にもなります。これらは、命を捨て、暮らしを捨て、そして命さえ捨てることを強要され、増税も求められます。そんな政府・財閥のために我慢できません、NOを!

なお、経済成長(GDP)は、2012年度518兆円から増加(労働者の過酷な搾取と労働強化・合理化がセット)しており、2019年度までの3~4年は毎年540~550兆円で推移した。しかし、政府の失政・コロナ禍があり、2020年度は529兆円に減じ、2021年度は525兆円と予測している。

従来から自民党政府は、防衛費を「GDPの1%程度」であり自衛隊は「必要最小限の実力」と説明してきた。それは「憲法違反の自衛隊」を認めさせるための「詭弁」であり、どこが「戦力と実力の違いか」に答えられなかった。

ところが、米・中対立のなか日本政府は、「厳しさと不確実性を増す安全保障環境」に即応するためと称して「抑止力の強化」を主張し始めた。しかも「(防衛費は)数字にとらわれない」「必要な実力を保持」するとして「敵基地攻撃能力を持つ」防衛予算を計上し、今後5年間で「GDPの2%程度」つまり倍額の12兆円台にすることを狙っている。

一方、アメリカの国防費は、2020年度で前年比4%増の83兆5千億円、中国の国防費は、2010年度9.2兆円、2020年度21.9兆円と2.4倍増となっている。いずれの国の軍拡競争、核兵器開発競争にも反対しなければなりません。

【参考】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は2021年4月26日、2020年の世界の軍事支出が1兆9810億ドル(約214兆円)に達したと報じた。

さらに政府は、「憲法違反の自衛隊」を「神学論争」として片づけ、憲法9条に自衛隊を明記し、「戦争を合憲化」して「戦争する国」を目指している。実際は、「台湾有事」を想定し、アメリカの先兵として「盾」となり「槍」となって「現にいま、戦闘状態でない」ところまで、つまり最前線にまで自衛隊を「後方支援」という名目で進めようとしている。

もし、米・中が戦闘状態になれば、日本全体が「戦場」になることは言うまでもありません。事実、自民党首脳は『台湾有事は日本の存立危機事態だ』と声高に叫んでいます。まさに「戦争前夜」と言わなければなりません。

そのようなことにしないために、私たちは「憲法改悪阻止」「戦争反対」「隣人を殺すな!」の旗を高く掲げて、同時に、「反戦・平和」の闘いを訴える世界の労働者と連帯して、まさに命懸けで闘わなければなりません。自由と平和を求めてともにがんばろう!

F35(A,B)ステルス戦闘機147機              6.2兆円!

辺野古新基地建設費                       1兆円超!

イージス・アショア代替 ミサイル艦二隻9000億円以上          1兆円程度!

宇宙(小型衛星1200個含む)・サイバー・AI ロボットなど      数10兆円!

新型国産ステルス戦闘機F3×100機                 4兆円! 

国の借金 過去最大の1342兆1720億円、2025年末時点 毎日36億8千万円増加!(2021.5.15発表)2026年2月10日

財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券を合計した、いわゆる「国の借金」が2025年12月末時点で1342兆1720億円だったと発表した。24年12月末から24兆5355億円増え、過去最大となった。予算の財源不足を埋める新規国債の発行で残高が膨らんだ。

高齢化や物価高対応など歳出圧力が高まるなか、財源を多額の国債に依存する構図が続く。税収で返済する必要がある普通国債の発行残高は1094兆4874億円と、24年12月末から23兆4827億円増えた。普通国債のほか財投債などを含めた国債は1197兆6396億円だった。一時的な資金繰りのための政府短期証券は100兆3996億円、金融機関などからの借入金は44兆1328億円だった。

2026年度の新規国債発行額は29兆5840億円と、25年度当初の28兆6471億円を上回る計画だ。食料品の消費税率2年間ゼロを掲げる高市早苗首相の政策への警戒感から長期金利は上昇している。巨額の国債を抱えるなか金利が上がれば政府が負担する利払い費は一段と膨張し、将来世代への負担が重くなる。

 

宇宙・電子戦対応で組織改編 防衛省、21年度予算概算要求 日経電子版より 2020/9/30 

防衛省は2021年度予算の概算要求で過去最大の5兆4898億円を計上した。宇宙やサイバー攻撃、電子戦など新領域に対応するため「宇宙作戦群」や「自衛隊サイバー防衛隊」「電子作戦隊」といった組織を新設する。新領域での攻撃能力を向上させる中国やロシアへの抑止力とする。

地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替案は金額を示さずに予算を求める「事項要求」とした。概算要求額は20年度当初予算比で3.3%増やした。要求通り20年度を上回れば、第2次安倍政権の発足直後に編成した13年度予算以降、9年連続の増加となる。

国内総生産(GDP)に占める防衛費の割合は19年度は0.9%で、21年度に増額しても1%前後にとどまるとみられる。エスパー米国防長官は同盟国に国防費をGDP比で2%まで高めるよう要求している。

防衛省が宇宙や電子戦といった新領域での技術開発や訓練、組織改編に重点的に予算配分する背景には、中ロが新領域での能力向上を進めていることがある。日本はネット技術を駆使して情報システムを誤作動させたり、強力な電波でレーダーを妨害したりする攻撃を受ける恐れがある。新領域と陸海空で対応してきた従来領域を組み合わせた「ハイブリッド戦」への対処が急務になる。

宇宙関連は20年度予算から約200億円を積み増した。宇宙状況監視(SSA)に使う衛星やシステムの整備費を確保する。不審な衛星や宇宙ごみの動きを監視し、日本が情報収集などに使う衛星を守る。26年度予定の打ち上げに向けて衛星の設計に着手する。電磁波を利用して電子機器や人工衛星の機能を妨害する「電子戦」への対処能力も高める。電波情報の収集装置を71億円で取得し、信号検出能力を向上させる新たな情報収集システムの研究も進める。

サイバー分野は前年度比で約100億円の増額を要求する。防衛省・自衛隊が所有する装備品がサイバー攻撃を受けても情報処理システムが動き続けるよう技術研究を新たに始める。自衛隊へのサイバー攻撃の手法を分析する装置も整備する。効果的に対応するため組織も改編する。宇宙分野で作戦を指揮する「宇宙作戦群」や、朝霞駐屯地(東京・埼玉)に「電子作戦隊」をそれぞれ新設し、陸海空自衛隊による共同訓練を実施する。

サイバー攻撃への対処では既存のサイバー関連部隊の上部組織となる「自衛隊サイバー防衛隊」を新たに設ける。陸海空自衛隊がそれぞれに活動していたサイバー関連の要員を集約する。戦闘機の整備では35年の配備をめざす次期戦闘機のエンジン設計に着手し、開発費を20年度当初予算比で約5倍にした。

合計147機の導入を計画する最新鋭ステルス戦闘機は21年度に「F35A」を4機、「F35B」を2機追加取得する。F35Bを安全に運用するため、同機を搭載する「いずも」型護衛艦の艦首の形を変更するための費用も要求した。イージス・アショアの代替案を巡っては年内に具体的な方針を定める。イージス艦二隻を新造するため最低90005000億円以上が必要代替案洋上に置いた護衛艦や専用船舶などからミサイルを迎撃する案を検討する。地上に配備する予定だった装備品のシステム改修などで費用がかかる。

国債、借入金、政府短期証券などの合計は1,216兆4,634億円となり、5年連続で増加した。内訳は、国債が86兆5709億円増の1074兆1596億円。このうち、国が政府系金融機関などを通じて低利で融資・出資する財政投融資の財源となる財投債は27兆5549億円増の118兆6450億円だった。昨年比では102兆円 もの大幅増加(コロナ禍のコロナ対策費、軍事費等)、一日当たりで計算すると2,790億円(元金+利息)となり、毎日2,800 億円あまりが借金増となっている。驚くべき事態だ。このペースで進むと3年後には1,300兆円、消費税は12%、15%、18%、、

 

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マイナンバーカードなどいらない 公務員への取得強要は違法!

2019年10月04日 1594号(MDSより無断転載)

【マイナンバーカードなどいらない 公務員への取得強要は違法!】
自治体職員にマイナンバーカードを強制的に所持させ、ショップ店員よろしく市民にカードを勧める?! 安倍政権による公務員へのマイナンバーカード取得勧奨方針は、事実上の強制であり違法だ。カードを取得せず、戦争国家を支える監視社会をつくりだすマイナンバー制度を破綻に追い込もう。

そっぽ向かれた末に

安倍政権は、遅々と進まぬマイナンバーカード(以下「カード」)の普及を一気に拡大させるため、デジタル・ガバメント閣僚会議(6/4)で「普及と利活用促進方針」を決定し「骨太の方針2019」に盛り込んだ。

16年1月から交付開始されたカードの取得率は、1751万枚(8/4時点)で人口の約13・7%にとどまる。それを今後3年余り(22年度中)でほとんどの国民所持へ、1億枚以上交付しようとする無茶な方針だ。政府の当初目標(今年3月末まで8700万枚)を大きく下回り、このままでは住基カードと同様に破綻しかねないからだ。

その突破口が公務員への取得強要方針だ。地方公務員の一斉取得については、21年3月から本格実施されるカードの健康保険証利用にあわせカード取得強要が方針化された。

政府は、都道府県と市町村に対して2つの総務省通知(6/28)を発し、主に5点を指示。(1)公務員の健康保険機関である共済組合員(正職員)及びその扶養者に対して、事前に氏名等印字した申請書を配布し20年3月までに取得勧奨(2)20年4月新規採用予定者に対する入庁前取得勧奨(3)共済組合員でない非常勤職員への取得勧奨(4)総務省から各自治体に対するカード取得状況の照会(6月、12月、3月)及び所属部署でも状況を把握し未申請者に適宜勧奨(5)職員がすべての来庁者に対してカードの申請勧奨及び申請窓口への誘導を実施する―というものだ。

また、市民に対しては総務省の「工程表」に沿って、他の行政機関や企業、病院、店舗、自治会などに職員が出向いて申請を受けるなど「カード交付円滑化計画」を各市町村に作成させ、進捗状況の報告を求めることになっている。

この点、政府が「トップランナー方式」として自治体への地方交付税の差別的な傾斜配分を行ない業務の民営化推進を自治体当局に強要しているように、今後カード取得率が芳しくない自治体には同様の財政誘導措置の可能性もあり得る。まさに、役所を起点にした一網打尽とも言うべき取得強要策だ。

違法だらけの政府方針

今回の政府方針は、問題だらけで違法だ。

第一に、本来、カード取得は個人の自由であり義務付けはないにもかかわらず、職場を通じて勧奨し、立場の弱い入庁前の新規採用予定者や翌年度の継続雇用に不安を抱く非常勤職員にまで勧奨する。これは、自治体職員に対し極めて強い心理的圧迫を感じさせる事実上の強制だ。

第二に、共済組合の保有する個人情報を、カード申請書作成のために本人の同意を得ることもなく目的外使用していること。

第三に被扶養者も含めたカード申請・取得の有無の調査は内心の自由の侵害であること。

第四に、すべての来庁者に対して自治体職員がカード取得を勧誘することは個人の自由の侵害であり、憲法遵守を宣誓した公務員に行なわせることは違法そのものだ。現実には市民の反発を招き、事務的にも混乱を招く事態が想定される。

強制などできない

この政府方針を受けて、すでに全国の自治体では職場で所属長による「カード取得」の勧奨が始まっている。

しかし、今回の普及方針はあくまで自治体に「協力」を求めるだけで、どう取り組むかは自治体の判断なのだ。事実、総務省は「強制しているつもりはなく『取得の勧奨』である。あくまでお願いする立場」と回答(7/23)している。さらに、省庁からの通知は地方自治法上「技術的助言」であり、従うかどうかは自治体の判断だ。9月の各自治体議会でも議員の質問に対し、自治体当局は「強制ではなく取得しないことで不利益はない」と答弁している。

今回の政府方針を許すか否かの鍵は自治体当局と職員が握っている。自治体当局は政府の意のままに従う必要はないし、自治体職員は明確に拒否できるのだ。

そもそもマイナンバー制度は、全国民と定住外国人の情報を一元管理することにより戦争国家を支える国民への監視社会をつくりだすもの。プライバシー権(憲法13条人格権)を侵害する違憲の国民総背番号制度なのだ。

自治体当局を追及し、市民や職員が勧奨を拒否しカードを持たないことで、憲法違反のマイナンバー制度を破綻に追い込もう。

文書1(マイナンバーカード発行数)

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マイナンバーカード 公務員・家族に再三調査 「取得強制」

マイナンバーカード 公務員・家族に再三調査 「取得強制」と反発も

 普及が進まないマイナンバーカードの取得を促すため、政府が国や地方の公務員と家族の保有状況を繰り返し調べていることが分かった。本紙が入手した国家公務員向け調査用紙には、交付申請をしない理由を問う欄もある。政府は「あくまで取得の勧奨だ」としているが「家族が取得しない理由まで複数回報告させるのは強制と感じる」(国家公務員)との声も出ている。 (坂田奈央)

政府は昨年十月と十二月、国家公務員と家族に内閣官房と財務省が作成した調査用紙を配布。地方公務員と家族には、総務省が各自治体に依頼し昨年六月、十月、十二月に調査した。国・地方の公務員とも今年三月にも調査を行う予定。

国家公務員向けの調査用紙は、二〇二一年三月からカードが健康保険証として使えることを説明し「全ての国家公務員等とその被扶養者にマイナンバーカードの一斉取得をお願いします」と要請。カード保有や交付申請、申請計画の有無を質問し、申請しない場合は理由の記入を求めた。

取材によると、調査用紙の配布先は各職場の管理職や総務担当者などで、カード非保有者にだけ繰り返し配る例もあった。

財務省給与共済課の担当者は本紙の取材に、不申請の理由を尋ねた目的を「取得率が低い理由を各省庁が把握するためだ。不要と判断して設問を削った省庁もある」と説明した。

調査に対しては、抵抗感を漏らす職員もいる。ある中央省庁の職員は、カード申請しない理由を「必要性が乏しいから作成しておらず、そう回答している。繰り返し報告を求めるのは強要と感じる」と語る。ある市職員は「カードを作るべきだとの認識に誘導しているように感じた」と話す。

マイナンバー制度に詳しい猪野亨弁護士は「作成しない理由を聞くこと自体に強制的要素がある。カードを作らないと処遇に影響が出るのではとの不安を、職員に感じさせる。家族まで調査するのは行き過ぎだ」と批判する。

マイナンバーは日本に住民票を持つ人に割り振られ外国人も含まれる。カード普及率は一月二十日現在で15・0%。政府が今回の調査対象とした職員のうち、昨年十月の国家公務員約八十万人のカード取得率は28%、被扶養者は13・1%。地方公務員約百六十一万人は25・3%、被扶養者は13・6%だった。

政府は昨年六月の骨太の方針で公務員のカード取得推進を決定。国民全体への交付拡大も目指している。

(東京新聞)

マイナンバーカードの交付申請を行わない理由の記入を求める国家公務員向けの調査用紙

マイナンバーカードの交付申請を行わない理由の記入を求める国家公務員向けの調査用紙
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1月13日「日米共同訓練とオスプレイ参加に反対する抗議集会」(北海道)

1月13日「日米共同訓練とオスプレイ参加に反対する抗議集会」

掲載日:2019.12.13(北海道平和運動センターHPより無断転載)

【WE DON’T NEED THIS OSPREY!日米共同訓練の中止を求める全国基地問題ネットワーク抗議集会 in HOKKAIDO】
日 時 2020年1月13日(月・祝)14:00~16:15
会 場 千歳市民文化センター 中ホール(千歳市北栄2丁目2-11)
主 催 全国基地問題ネットワーク
内 容 講演・1 半田 滋さん(東京新聞論説委員兼編集委員)
講演・2 飯島 滋明さん(名古屋学院大学教授)
参加費 無料 ※事前申込不要

【抗議行動】
日 時 2020年1月14日(火)10:30~11:00
場 所 航空自衛隊千歳基地正門前(交差点付近)
※悪天候の際は急遽中止となる場合もありますので、本ホームページでご確認をお願いします。

 

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