原子力防災計画・安全協定に関する質問書

2022年8月25日

羽 咋 市 長

岸   博 一 様

さよなら!志賀原発ネットワーク

志賀原発を廃炉に!訴訟原告団

石川県平和運動センター

原水爆禁止石川県民会議

社民党石川県連合

 

原子力防災計画・安全協定に関する質問書

 

東京電力福島第一原発事故から11年5カ月が経過しました。いまだ原子力緊急事態宣言は発令中であり、事故収束の目途は立っていません。今なお羽咋市の人口の約1.5倍となる30、226人(2022.5月時点)もの人たちが故郷を追われ、避難生活を強いられています。過酷な避難行動や長引く避難生活の中で亡くなられた震災関連連死とされる人は2,333人を数えます。

福島原発事故で安全神話が崩壊した中、新たに発足した原子力規制委員会(以下「規制委」)は「重大事故は起こりうる」との前提に立った原子力災害対策指針(以下「指針」)を作成し、原子力防災体制は大転換が図られました。

これにより羽咋市は市内全域が志賀原発の原子力災害対策重点区域となり、地域防災計画原子力災害対策編(以下「防災計画」)と羽咋市広域避難計画(以下「避難計画」)が策定されました。羽咋市は、福島原発事故前から市独自で学校や保育所にヨウ素剤を配備するなど、原子力防災に積極的に取り組む自治体であったことは承知しています。しかし、万が一志賀原発に重大事故が起これば、羽咋市内には志賀町や七尾市、中能登町から避難住民が押し寄せ、金沢方向へと避難していきます。中能登の交通の要衝・羽咋市は大渋滞、大混乱の中、果たして市民の安全を確保することはできるのでしょうか。

一方、自治体が志賀原発の安全規制に関与する根拠となる原子力安全協定(以下「安全協定」)も、いまだ締結には至っていません。山辺前市長は七尾市、中能登町とともに立地町と同等の権利を盛り込んだ安全協定を求めてきましたが、一昨年11月に就任された岸新市長は、この間の取り組みをどのように継承し、前進させていくのか、羽咋市民のみならず多くの県民が注目しています。

原子力防災にゴールはないと言われます。安全協定による自治体の関与も、再稼働の是非に関係なく廃炉作業が完了するまで求められます。常に課題を確認し、計画や協定の策定・改定を重ねる努力が不可欠です。同時に現時点での到達点、そして未達成の課題について市民の前に明らかにし、広く共通認識を形成し、原発についての議論を深めていくことが重要だと私たちは考えます。そのような思いから、以下質問をさせていただきます。

1 防災計画および安全協定の前提となる問題について

  • 志賀原発は安全神話の下で設置が許可され、運転が開始された。この間、羽咋市に立地の諾否を問われることはなかった。安全神話が崩壊したいま、羽咋市全域が放射能で汚染されるリスク、全市民が避難を強いられるリスクに晒されている。国の一元的管理の下にある原子力行政=「国策」によって地方自治体と住民が翻弄されている現状について、市長はどのように受け止めているか。
  • 福島原発事故後に国が採用した国際原子力機関(IAEA)の安全基準(深層防護)では、防災計画・避難計画の実効性確保も安全基準の一つとされている。羽咋市が策定した防災計画に住民を守れる実効性はあるのか、残された課題はないか、避難の現場を預かる自治体の判断が問われている。自治体が原子力規制に関与する根拠となる安全協定を締結し、活用することも重要である。防災計画・避難計画と安全協定は、自治体が原子力災害から住民を守るための二本柱であり、羽咋市の自治力が問われている。両課題に取り組む市長の認識と決意を聞く。

2 安全協定の締結に向けて

  • 山辺芳宣前市長は、志賀町と同等の権利を盛り込んだ安全協定を北陸電力に求めてきた。この方針は岸市政でも継続されると受け止めてよいか。
  • 安全協定の締結にあたっては、北電との粘り強い交渉に加え、県や他の関係市町との連携、さらには市民の支援が不可欠だと思うが、今後の市長の取り組み方針について聞く

3 防災計画・避難計画の総論的課題について

  • 避難計画の目的は、国の指針や県の防災計画に従い、「住民等の被ばくをできるだけ低減する」とある。被ばくの回避ではなく、ある程度の被ばくを前提とした避難計画である。これでは住民を守る計画とは言えないのではないか。住民は了解しているか。
  • 「できるだけ低減」では上限とする被ばく線量が不明である。上限値を国や県に確認し住民の了解を得ること、上限値を超えない計画であることを防災訓練やシミュレーションなどで確認していくことが不可欠だと思うがどうか。
  • 内閣府は地域防災計画・避難計画等の具体化・充実化を支援するため志賀地域原子力防災協議会を設置し、県は構成員として参加している。これまで作業部会が7回開催されているが、協議内容について県から報告を受けているか。
  • 志賀地域原子力防災協議会へのオブザーバー参加を求め、羽咋市の課題を積極的に提起していく考えはないか。

4 基本的な避難行動について

  • 全面緊急事態(EAL3)の判断があった場合、志賀町の住民だけでなく、プルームの拡散状況によっては七尾市や中能登町の住民も含め羽咋市内を通過し、金沢方面へ向かって避難する。市内全域がUPZである羽咋市では、こうした状況にあっても空間線量が一定レベルに上がるまで市民には屋内退避が求められることを、市は市民に周知しているか。市民は理解し、納得しているか。羽咋市内へ避難指示が出ても、渋滞ですぐに避難行動を開始できないこともありうると思うがどうか。
  • 余喜地区や邑知地区、神子原地区は氷見市方向への避難を想定することも重要だと思われる。富山県との協議は県に一任か、それとも羽咋市も積極的に関与しているのか。
  • 安定ヨウ素剤の配布について、県は避難行動時にドライブスルー方式で配布する方法を想定している。具体的な実施場所、人員配置、説明者など検討しているか。プルーム到着後の配布となるが、配布遅れや配布漏れなど課題はないか。事前配布を行う考えはないか。

5 長期避難への対応について

  • 原子力災害対策指針は福島第一原発事故と同程度(セシウム137で1万テラベクレル相当)の事故は起こりうるとの想定で策定されている。広域かつ大量の放射性物質の放出による避難の長期化を想定した避難計画が求められる。防災計画では「長期避難への対応」の項目があるが、長期避難はどの程度の期間を想定しているか。
  • 避難が長期に及ぶかもしれない、帰れない可能性もあるということについて、住民への周知は徹底されているか。
  • 避難生活が長期化した場合の住民への支援(住居、仕事、子どもの保育・教育環境、健康管理、損害賠償請求など)について、市の基本的な考え方を聞く。
  • 原子力災害応急対策として実施された立ち入り制限、交通規制、飲料水・飲食物の摂取制限及び農水産物の採取・出荷制限等の各種制限措置の解除の基準は把握しているか。

6 児童、生徒の避難について

  • 市内の小中学校、保育園、幼稚園での児童・生徒の保護者引き渡し開始は警戒事態発生時か、敷地施設緊急事態に至った段階か。
  • 全面緊急事態に至るまで引き渡し出来なかった児童生徒がいる場合、あるいは避難に緊急を要する場合(福島原発事故では地震から1時間50分後、非常用炉心冷却装置不作動=EAL3に該当)は小中学校の単位で避難場所への避難もありうる。最大で児童・生徒1,266人(2021年度)の移動に必要なバスは確保できるか。学校と保護者の避難先が異なることも多いと思われるが、避難先での児童・生徒の引き渡し方法は検討しているか。
  • 保護者がいずれも市職員や消防署員、学校教職員、医療・福祉関係など防災業務に携わる立場にある児童・生徒への対応は検討しているか。
  • 市内3つの高校の避難計画の概要と市外から市内の高校へ通う高校生への対応、市外の高校へ通学する高校生への対応について聞く。
  • とくに乳幼児・児童・生徒の場合、初期甲状腺被ばくのスクリーニング検査は重要だが、その体制を聞く。

7 在宅の避難行動要支援者の避難について

  • 在宅の避難行動要支援者のうち福祉避難所への避難が必要な住民は何人か。避難に必要な車椅子専用車両、ストレッチャー専用車両、車椅子・ストレッチャー専用車両の台数はそれぞれ何台か。現在手配できる車両はそれぞれ何台か。
  • 放射線防護施設を備えた施設は、邑知中学校と公立羽咋病院だけである。邑知中学校の受け入れ可能人数は、付添人を含め250人程度とされているが、市内で把握できている「避難の実施に通常以上の時間がかかり、避難行動により健康リスクが高まる避難行動要支援者」は何人か。食糧、医療、介護など屋内退避生活を支える体制は整えられているか。

8 複合災害への対応について

  • 地震や津波、暴風雪などの自然災害との複合災害時、住民は直面する命を脅かす自然災害に対する避難行動を優先せざるを得ない。原子力防災計画は機能しないことを認め、防災計画にも明記すべきではないか。
  • 感染症の流行はいつ起きても不思議ではなく、恒常的な対策が求められる。避難所に求められる1人当たりの面積についても従来の2倍以上を基本し、早急に避難元地域と避難先施設のマッチィングの見直しを行うべきではないか。

9 計画の実施体制について

  • 代替庁舎を具体的に特定した業務継続計画は策定されているか。
  • 防災計画の実施には市職員だけでなく警察や消防、学校関係者、医療・福祉関係者、民間事業者など多く「防災業務関係者」の活動が求められ、防災ボランティアの活用方針も示されている。一方、避難計画では「防災業務関係者の被ばく管理」として、実効線量限度が50mSv/年である放射線業務従事者を参考とするとし、「できるだけ少なくする努力が必要」としている。極めてあいまいで、防災業務関係者の安全が守られるとは思えない。国に対して明確な基準と健康障害が出た場合の補償体制を明示するよう求めるべきではないか。
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8.9金沢地区平和C『被曝77周年原水爆禁止反核平和行進』

   
8月9日18:15、金沢地区平和センターは、『被曝77周年 原水禁反核・平和行進』及び集会を約100名の参加で実現しました。コロナ対策にご協力いただきながら、原水禁世界大会(広島・長崎・福島)にあわせ、平和行進を金沢で開催できたことは意義があったと考えます。
    とりわけ、出発集会で発言をお願いした皆様(原水爆禁止広島大会に参加した北鉄労組大脇さん、社民党盛本芳久県連代表、原水爆禁止石川県民会議の宮岸健一代表委員)に感謝申し上げます。
    今後とも、反核・平和の運動を継続し、岸田政権による、ロシアのウクライナ侵略や中国の「台湾(武力)統一」を活用して「戦争する国」にむけた軍備増強と憲法改悪を阻止するため、力をあわせていきたいと考えます。あらためて、皆様のご協力に心から感謝いたします。
                                                                    金沢地区平和運動センター谷口議長・尾崎事務局長
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七尾市長に質問書を提出

七尾市長に質問書を提出

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7月25日、原告団は「さよなら!志賀原発ネットワーク」や石川県平和運動センター、社民党石川県連など4団体とともに、七尾市役所を訪問し「原子力防災計画・安全協定に関する質問書」を提出しました。
当日は山添七尾市議(副議長)が紹介議員となり、茶谷義隆市長をはじめ担当部長が1時間にわたって私たちの質問や要望に耳を傾けました。
質問書には「後日文書で回答する」としながらも、茶谷市長は北陸電力に「立地自治体と同等の権限を持つ安全協定の締結を求めていく」と明言しました。

これに対して原告団の北野団長は「安全協定は自治体が主体的に取り組まなければいけない課題」だと指摘し、30km圏の自治体に同等の権利を求めるためのリーダーシップを発揮してほしい、と求めました。
また志賀原発から8kmのところに住む田鶴浜町のSさん(原告)は「私の地域は原発事故の際屋内退避することになっているが、すぐに避難したい」、「避難時に中学や高校に通学している家族がバラバラになるという不安もある」などと訴えました。
「さよなら!志賀原発ネットワーク」の中垣代表は「福島原発事故で自治体職員が実際にどう対応したか、その情報が発信されているので役立ててほしい」、「県安管協には、担当部長でなくぜひ市長自ら参加してほしい」と要望しました。

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7.21被爆77周年「原水爆禁止平和」集会 白山地区平和C

毎年、6月に行なう「全県  原水爆禁止平和行進」について、白山地区平和運動センターは本年、「脱原発」に的を絞り、最高裁判決が出された「原発裁判」の結果を聞く集会を持ちました。講師には、原告となり、福島から金沢に避難されている浅田正文さんを講師に、裁判の経過を判決の結果を学びました。「あの原発事故は(自然現象であり)防げえなかった、だから、国も東電も責任はない」と無責任な判決をしました。許せません。脱原発、核兵器の廃絶に向けて今後もがんばりましょう。

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「安倍元首相の国葬閣議決定に抗議する」 緊 急 声 明

2022年7月22日

石川県憲法を守る会

                            代表委員 岩淵 正明(弁護士)

   同 宮岸 健一(石川県平和運動センター共同代表)

                                              同 盛本 芳久(社民党石川県連合代表)

                                               同 澤  信俊(金沢星稜大学特任教授)

 

「安倍元首相の国葬閣議決定に抗議する」

緊 急 声 明

 

本日、岸田内閣は、安倍元首相の国葬を閣議決定した。私たち石川県憲法を守る会は、一人の政治家の不慮の死を悼みつつ、この閣議決定に抗議するとともに、国葬により、国家の名のもとで弔意を強制することは許されないことを意思表明する。その理由は以下である。

1.国葬は、日本においては戦前の国葬令を起源とするが、1947年12月31日に失効して以来、憲法上も法律上も根拠となる規定はない。戦後まもなく、閣議決定で行った吉田茂首相の国葬は、社会的なコンセンサスがないまま強行されたが、以後、国葬ははばかられ、実施されていない。なぜならば、特定政治家の国葬は、その業績への議論を封じ、賛美を強要し、国民を無批判に国家統合しようとするものとなり、国民主権の日本国憲法の精神に反し、思想信条の自由など基本的人権をも侵すことは明らかであるからだ。

2.安倍政権は、集団的自衛権行使容認、特定秘密保護法、共謀罪法など、憲法が規定する平和主義や基本的人権に反する法制度を、多くの反対を押し切って成立させた。これらは、立憲主義の破壊として、広範な国民の批判を招いた。また、教科書採択や放送番組への介入をはじめ、教育、メディアの独立性を侵してきた。そればかりではなく、森友学園や加計学園、桜を見る会などの政治の私物化は、公務員の尊い命を失わせながら、納得のいく説明責任は果たされないままである。

岸田首相は、国葬により、「民主主義の重要性を改めて国民とともに確認する」とするが、数の力に頼み、立憲主義と社会的公正を破壊した安倍氏を民主主義の擁護者として称揚するのは著しい論理破綻である。

さらには、岸田首相は参院選後に「早期に改憲発議を」と表明しており、これが「安倍氏の遺志」であるとする「国葬」の政治利用につながる危険性にも警鐘を鳴らすものである。

3.安倍元首相の銃撃事件は、旧統一教会との癒着という戦後の自民党政治の暗部にある数々の疑惑を浮かび上がらせている。今行うべきは安倍氏の国葬ではなく、この疑惑の解明であり、国民への徹底した説明責任の履行である。

以上

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【声明】民主主義の根幹を揺るがす暴力を許さない

第26回参議院議員通常選挙の投票日を2日後に控えた7月8日、奈良県奈良市、近鉄西大寺駅前の路上において参議院選候補者への応援演説中であった安倍晋三元首相が、銃弾に倒れました。民主主義の根幹を揺るがす行為を、平和フォーラムは絶対に許すことはできません。私たちの運動は、安倍晋三元首相の政治姿勢とは立場を異にしてきましたが、民主主義は思想信条と言論の自由を基本にして成立するものであって、暴力を以て自らの主張を遂げようとすることを許すものではありません。蛮行によって命を絶たれた安倍晋三元首相のご冥福を心から祈ります。

暴力に屈することなく民主主義を守るとして、各政党の選挙活動は継続されます。私たちは、蛮行に怯むことなく冷静に権利を行使し、将来の日本のあるべき姿を考えなくてはなりません。

明治維新以降、多くの政治家が襲撃され命を失いました。原敬、浜口雄幸、井上準之助、犬養毅、高橋是清。1932年の血盟団事件に始まって、同年の5.15事件、1936年の2.26事件、昭和の初めには暴力によって自らの主張を実現しようとした事件が多発しました。戦後も、1960年の浅沼稲次郎社会党委員長や2007年の伊藤一長長崎市長などの事件がありました。「暴力を許さない」「言論の自由を守る」という事件での教訓が、民主主義の強化に繋がったかというとそうではありませんでした。「暴力を許さない」と「言論の自由を守る、民主主義を守る」という二つの思いの実現がいかに困難であるのかを、私たちは、もう一度しっかりと歴史に学ぶ必要があります。

平和フォーラムは、「ひとり一人の命に寄り添う」ことを基本に、平和な世界を求めてとりくんできました。その基本は「命の尊厳」にあります。戦争もテロも、そして犯罪も、「命の尊厳」を脅かす許すことのできない蛮行であるとの本質は変わりません。暴力に怯むことなく、憲法の規定する自由と民主主義の達成に向けて、今後もとりくんでいきます。

  2022年7月9日

フォーラム平和・人権・環境

(平和フォーラム)

共同代表 勝島一博

藤本泰成

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オスプレイの相次ぐ重大事故に係る声明

―日本政府は、オスプレイの飛行訓練をただちに中止させ、2012年9月

の日米合同委員会合意「日本国における新たな航空機(MV-22)」

の履行状況を検証する協議を米国政府と行うべきである―

 

2022年6月8日、米海兵隊のMV22オスプレイが米国カルフォルニア州南部の砂漠で訓練中に墜落し、5人が死亡する事故があった。同機は3月18日にも北大西洋条約機構(NATO)の飛行訓練中、ノルウエー北部で墜落事故を起こし米兵4人が死亡している。

オスプレイは開発途上から事故が多く、揚力不足という構造的な欠陥があると同機の開発者の意見すらある。2018年から3年ほどクラスA事故は起きてなかったが、2022年に2回起きたことで、飛行時間が長くなっている割に事故率は下がっているとはいいがたい状況であり、その安全性は極めて疑問である。

そのオスプレイが日本では、米海兵隊仕様のMV22が沖縄県・普天間基地に24機常駐し、米空軍仕様のCV22が東京都・横田基地に6機常駐し、2024年ころまでに10機配備されることになっている。千葉県・木更津駐屯地ではMV22オスプレイの定期機体整備が行われている。機体整備のために空路で飛来し、整備後は木更津市の市街地上空を通過しての点検飛行すら行っている。さらに陸上自衛隊が17機のオスプレイを佐賀空港に配備することを計画しており、現在9機を暫定的に木更津駐屯地に配備している。危険なオスプレイをこれだけ多く配備、運用している国は日本をおいて他にはない。

2012年に初めて普天間基地に配備されて以降、米軍機オスプレイは、沖縄県名護市沖での墜落事故をはじめ、民間空港等への緊急着陸や部品落下事故をたびたび起こしている。また市街地上空で危険なモード変換の飛行が目撃されているうえ、夜10時以降のホバリング訓練など基地周辺住民の生活に多大な影響を与えている。ここ最近では、民間空港に緊急着陸する事件や那覇軍港や横浜ノースドッグなどへの離発着など、施設の目的外使用の運用も目立っている。

事故があった場合の日本政府の対応は全く万全ではない。事故があった同型機の飛行中止や事故調査報告等の情報提供を米国に強く求めるべきではないか。そして日本政府として検証、確認するまでは飛行を認めない姿勢が必要ではないか。これは主権国家としてはもちろん、この国に住むすべての市民に対する安全上の義務であろう。また、自衛隊のオスプレイについても同様であり、これは自衛隊員の安全確保の点から必要なことである。

そもそも米軍機の飛行について、航空法ではオートローテーションの保有を初め重要な部分が適用除外となっており、飛行についての規制はほとんどないに等しい。日本政府は「日米安保条約及び日米地位協定により、飛行訓練を一般的に行うことを当然の前提」として、爆撃や射撃等を伴う飛行訓練以外は、日本の上空をどこでも自由に飛びまわることを容認している。

日米軍事一体化が進み、基地の日米共同使用が拡大していくなか、オスプレイの運用もこれまで以上に全国各地に拡大していくことも考えられる。人災を伴う事故がいつ起きてもおかしくはない状況である。

人びとのいのちを守るために、政府はまず、事故を起こしたオスプレイと同型機のすべての飛行をただちに中止させるべきである。さらに2012年9月19日、MV22オスプレイの普天間配備に際して日米両政府が日米合同委員会で合意した覚書の履行状況を検証する協議を米政府と始めるべきである。例えば、以下の合意が実際に履行されているか否かの検証はほとんど行われていないことが想定される。

(訓練区域及びその他の空域におけるMV-22の飛行運用)

3.米国政府は,公共の安全性に妥当な配慮を払って飛行運用を実施する。

4. 週末及び祭日の低空飛行訓練は,運用即応態勢上不可欠と認められるものに限定する。

5.低空飛行訓練を実施する際は,地上から500フィート以上の高度で飛行する(ただし,運用の安全性を確保するため,その高度を下回る飛行をせざるを得ないこともある。)。低空飛行訓練の間,原子力エネルギー施設,史跡,民間空港,人口密集地域,公共の安全に係る他の建造物(学校,病院等)といった場所の上空を避けて飛行することは標準的な慣行である。

そしてまた、米軍機の飛行を規制する枠組みと日米地位協定の抜本的な改定に向けた協議を米国に呼びかけるべきである。

2022年6月20日

フォーラム平和・人権・環境

オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会

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参院選勝利!ロシアのウクライナ侵略反対!即時撤退!改憲発議反対!軍拡やめろ!辺野古新基地建設中止!くらしといのちを守れ!

『参院選勝利!ロシアのウクライナ侵略反対!即時撤退!改憲発議反対!軍拡やめろ!辺野古新基地建設中止!くらしといのちを守れ!6・19国会議員会館前行動』( #0619議員会館前行動 )

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「PEACE DVD講座」 ~改憲・参戦を止めるために~

「PEACE DVD講座」~改憲・参戦を止めるために~申込書

ea265ca54470e52674cb01ed5932d513-1-1 クリックするとダウンロードします。

様式は以下のとおりです。

石川県平和センター行 FAX 076-233-2244
(※単組本部は、開催日の2週間前までに県平和センターへ送信して下さい。)
メールアドレス Email   i.peace.ishikawa@gmail.com
「PEACE DVD講座」~改憲・参戦を止めるために~申込書

組織名:

担当者名:

連絡先(℡・メール)

申 込 日           月    日
開催 日時    月   日 (  )   時  ~
場  所      準備できる 住所・℡
準備できないので平和センターで確保してほしい
参加人数          名

希望テーマ(希望番号に〇印をして下さい。)

①ミサイル基地化する南国の島         18分
②台湾海峡で何が~米中新冷戦と日本~              28分版        21分版
③未来への分岐点 ~AI戦争 果てなき恐怖~         30分
④ 「太田 光の英会話」特別編 市民が捉えたウクライナ侵略
~ SNS映像から ~                     23分
⑤核兵器の配備を止めた    ~イギリス・グリーナムコモンの闘い19年~  30分

その他希望、要望などがあれば、記入下さい。 (例)○○会議の前段に30分程度、上映し感想を出し合い論議したい。
※単組の支部・分会(地区平和センター含む)で「PAECE DVD講座」を開催する場合、単組を通じて(地区平和センターは直接)平和運動センターまで連絡をお願いします。

※会場費がかかる場合は、後日振り込みますので、金額と労金振込先をお知らせ下さい。
(但し、上限を5,000円とします。)
※お茶・お茶菓子などの費用を参加人数分(組合員、PEACEネット会員)を送金します。労金振込先をお知らせ下さい。(但し、1人/500円とします。)

/_/_/ 石川県平和運動センター _/_/_/
H  P  https://i-peace-ishikawa.com/
FAX    076-233-2244
〒920-0024  金沢市西念3-3-5
_/_/_/ フレンドパーク石川 _/_/_/

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PEACE-DVD講座(映像から学び運動づくりに活かす)

PEACE-DVD講座

①   ミサイル基地化する南西諸島          18分

米・中対立はあらゆる場面で生じ、特に軍事的対立が高まるなか岸田政権は、住民の不安や生活を無視して、次々と自衛隊のミサイル基地を南西諸島に配備しています。新型「中距離ミサイル」の配備も狙っています。戦場となる島々の理不尽さとそこに住む住民の「怒り」と「あきらめ」がリアルが映し出されています。

②  未来への分岐点 ~AI戦争 果てなき恐怖~          30分

世界の紛争地では、各国権力者によるAI兵器を使った戦争が行われています。爆撃を避けるために入った「壕」の奥まで逃げた「母の息子である兵士」はドローンミサイルで命を落とします。戦争の悲惨さと同時に、ロボットが人間の判断を介せずに攻撃してくる「AI万能論」に警鐘を鳴らしています。

③  台湾海峡で何が  ~米中新冷戦と日本~

                                              28分版        21分版

米国(軍)の「6年以内に習近平政権は武力統一も辞さず」という「台湾有事」の分析を拠り所に、つくられた「意味深」な番組です。重要影響事態か存立危機事態か武力攻撃事態かの認定を元自衛隊幹部が現職国会議員に迫るシミュレーションには驚かされます。「現代の2.26事件では」と評することもできる番組です。戦時にならないと「国民避難は対象外」には驚かされます。

④  「太田 光の英会話」特別編 

      市民が捉えたウクライナ侵略~ SNS映像から ~                                                                                      23分

プーチン・ロシアのウクライナ侵略に対し、ウクライナの各地で市民が「領土防衛隊」に入り、ドローンを飛ばしたり火炎瓶を造ったり小銃で闘うなどの姿がリアルに写し出されています。同時に、ロシア軍の悪逆非道なジェノサイドも映し出されています。特に、ロシア軍戦車がウクライナ市民が運転する自動車を踏みつぶす場面はショックです。

⑤  核ミサイルを拒んだ女たち 

             ~グリーナムコモンの19年~    30分

1980年代に「核巡航ミサイル・トマホーク」の配備が隠然と行なわれていることに危機感を持ち、素人の女たちが巨大な権力と闘う姿を捉えています。同時に、闘いのラジカルな展開が必然となる「現場」のリアルさも捉えています。最後にはトマホークを追い出したすばらしい闘いです。徒歩行進から始まった闘いは大行進に発展し、やがては座込みからテントでの籠城まで。弾圧が苛烈になる中で女たちの核兵器を追い出すまでを映し出しています。辺野古の闘いの数十年前に、そしてイギリスでも女性の権利がないなかで、めげない女たちの強さがひしひしと伝わる素晴らしい番組です。

⑥  31分   「プーチン  戦争への道」  ~なぜ侵攻に踏み切ったのか~      

悪逆非道を繰りかえすロシア軍は、元KGB・プーチンによる戦争です。それは「大ロシア主義」「汎スラブ主義」をかかげたピョートル大帝や雷帝を彷彿とさせます。ロシア版NSC(国家安全保障会議)でプーチンが「侵攻」を決める場面には背筋が凍りそうです。嘘と陰謀、監視・弾圧を旨としてきたプーチンの本性を垣間見ることができます。

⑦  27分   「ウクライナとロシア」  ~ 決別の深層 ~      

ウクライナとベラルーシは「キエフ公国」から発祥したものであり、旧ソビエト、ロシアとは一体不可分のものだという雷帝以来の論説。それを信奉するプーチン。旧ソ連邦のスターリン時代の「弾圧」を教訓に「ロシアの奴隷にならない」と起ちあがったウクライナの人々が映し出されている。

⑧  32分   「ウクライナから日本に引っ越した)ソフィア  ~百年の記憶~」

縁あって日本人と結婚したウクライナ人ソフィア。ロシア・プーチンのウクラ   イナ侵略を契機に、ソ連・スターリン体制のもとでウクライナ人・自分の家族がたどってきた過去を知り、驚愕する。

⑨  36分   「ウクライナ大統領府  ~軍事侵攻・緊迫の72時間~」

プーチンによるウクライナ侵略が始まった2022年2月24日から72時間。ウクライナでは命がけの闘いと支え合いあいがあり、この72時間が世界を変えたのです。それに比べ、ロシア・プーチンの残虐さ、傲慢さと、欧米権力者の「自己に飛び火しない」ことしか考えない利己主義、ロシアに降参するか「亡命」を呼びかけることしかしない「ひ弱さ」に唖然としました。これらを突破したウクライナ労働者・市民のたくましさ、雄々しさ、素手でタンクに抵抗する姿に涙が止まらなかった。

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