原子力防災訓練に係る申し入れ

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2015年11月11日

 石川県知事

谷 本 正 憲 様

さよなら!志賀原発ネットワーク

共同代表 岩淵 正明

南  高広

中垣たか子

 申 入 書

来る11月23日、県は志賀原発の事故を想定した原子力防災訓練を実施する予定と報道されています。県や県内19市町のほか、内閣府や原子力規制委員会、自衛隊など約270機関の1950人が参加するとのこと。参加者は約1割減となりますが、1昨年とほぼ同規模の実施体制かと思われます。 私たちは1992年に実施された第一回訓練以降、住民参加でおこなわれる訓練では毎回調査行動を実施し、訓練内容をチェックし、問題点を指摘してきました。あわせて住民の原発に対する意識を知るため、住民アンケートも実施してきました。この間の調査行動や昨今の原子力政策、志賀原発を取り巻く新たな情勢も踏まえ、原子力防災のあり方について、私たちも一県民として知恵を絞りあいたいと考えています。

福島第一原発事故前、国や自治体の原子力防災計画の根底には「過酷事故は起きない。周辺住民の被ばくは避けられる」という信仰とも言うべき安全神話があり、原発推進政策と表裏一体をなしてきました。この神話は福島第一原発事故によって完全に瓦解し、甚大、深刻、広範かつ悲惨な被害を目の当たりにした多くの国民はこの「安全神話」が嘘っぱちであったことを知ったのです。脱原発を求める国民世論は一気に拡大し、その傾向は私たちの住民アンケートからも確認することができます。「過酷事故は起こりうる。二度とフクシマの悲劇を繰り返してはならない」、これは多くの国民がフクシマから得た教訓です。

ところが安倍政権は原発再稼働へ、さらには原発輸出を成長戦略の柱へと大きく舵を切り、原子力産業の復権・強化を図っています。原子力防災については、あろうことか過酷事故は起こるという前提で、住民と防災業務従事者に被ばくを強いる原子力災害対策指針を新たに策定しました。防災対策の強化ではなく、何がなんでも原発を再稼働させるための開き直りとしか言いようがありません。

福島第一原発事故以降の志賀原発の原子力防災訓練もこうした国の政策に呼応して実施されてきました。フクシマ後初めてとなる2012年の訓練は、国の原子力災害対策指針の策定前であり、また県原子力防災計画の改定前でしたが、北陸電力が再稼働への動きを強める中、初めて30キロ圏内の住民を30キロ圏外へ広域避難させる訓練を実施しました。

翌2013年の訓練は、国の原子力災害対策指針策定を受けて県原子力防災計画が改訂され初めての訓練でした。5キロ圏の緊急時活動レベル(EAL)や5~30キロ圏の運用上の介入レベル(OIL)という新たな避難の判断基準の導入をはじめ、自家用車による避難、スクリーニングポイントの設置、ヨウ素剤の配布方法の見直し、段階的避難の導入など、避難計画の根幹に関わる重要な改定がなされたにもかかわらず、想定される住民の被ばくを隠した欺瞞的な訓練でした。

昨年11月には志賀原発としては初めての国主催訓練が2日間にわたって実施されました。私たちがかねてから要求してきた実時間訓練やブラインド訓練が部分的には盛り込まれましたが、残念ながらそこには住民の姿はなく、実態とはかけ離れた非現実的訓練の繰り返しで終わりました。

これら3回の訓練に共通するのは、再稼働を前提として志賀原発稼働中の過酷事故を想定していること。しかしながら、住民が参加する訓練場面ではフクシマの教訓をほとんど踏まえていないことです。フクシマでは放射線防護やヨウ素剤の服用、放射線モニタリング、スクリーニング体制、除染など、あらゆる場面で防災計画は機能せず、住民は避けることができたはずの被ばくを余儀なくされ、何か所もの避難所を転々としたケースも少なくありません。改訂された原子力防災計画も、結局、過酷事故が起きれば直面することになる原子力災害の特殊性を十分には認識していないということです。これでは、「過酷事故が起きても大丈夫」という新たな安全神話づくり、安全性のPRのための訓練と言わざるをえません。

福島第一原発事故は、ひとたび過酷事故が起これば、生命や健康、財産、さらには地域コミュニティを破壞し、生業を奪い、地球環境にも取り返しのつかない深刻な影響を及ぼすことを実証しました。一方、この間約2年間、原発ゼロでも日本経済は電力不足も経済破綻も起こさず、むしろ再生可能エネルギーや省エネルギー、蓄電などの技術開発を加速させています。志賀原発に至っては実に4年8か月、停止状態が続いていますが、北陸電力管内に電力不足は起こっていません。むしろ他の電力会社に電力を融通し、コストの低い水力発電の比率の高さを生かして利益を出し続けています。全国的に見ても電力需給に何ら問題は生じていません。原発の必要性神話も崩壊したのです。このような原発のために、なぜ住民が生存権、人格権を根こそぎ奪われるリスクを負わなければならないのでしょうか。

特に志賀原発敷地内には、原子力規制委員会の有識者会合で4人の専門家が「活断層の可能性は否定できない」との見解で一致した活断層が存在します。活断層の上にある原子炉には今も核燃料が据えられ、使用済み燃料プールにも核燃料が保管されています。万が一、外部電源の喪失や冷却水の漏出等により冷却機能が停止したときのリスクの大きさは、首都圏壊滅すら想定された福島第一原発4号炉によって多くの国民が知るところです。この状態を放置し、原発事故が起こればまさに人災です。今、北陸電力に求められているのは、原子力災害を未然に防止するための発生源対策であり、県は文字通りの原子力「防災」対策に最大限の指導力を発揮すべきです。再稼働前提の訓練など論外と言わなければなりません。

そこで以下3点、要望いたします。

 1.志賀原発の再稼働を前提とした訓練は実施しないこと。

2.停止中の志賀原発で想定されるリスク評価を実施し、リスクをゼロにする、あるいは低減させる

対策を早急にたてるよう北陸電力に求めること。

3.2の対策を実施するための経過期間のリスク、対策後に残るリスクに備える原子力防災計画を策定し、実効性を確認する防災訓練を実施すること。

 

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たかまつまちかど交流館(3階 鶴彬資料館)

たかまつまちかど交流館3階(かほく市高松ツ-56-1)

展示中のものを撮影させてもらいました。相川欽也さん、小沢征爾さんのメッセージです。

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鶴彬公式サイトより

「暁を抱いて闇にゐる蕾」「手と足をもいだ丸太にしてかへし」など数多くの鋭い反戦川柳を詠んだ鶴彬(つるあきら)は、石川県高松に生まれ、本名は喜多一二(きたかつじ)といいます。

「暴風と海の恋を見ましたか」というロマンチックな句をつくっていた少年が、社会運動の高まりのなかで成長し、19歳でナップ(全日本無産者芸術連盟)高松支部を結成。反戦句をつくって戦争反対を貫くとともに、21歳で金沢歩兵第七連隊に入営すると、日本共産青年同盟の機関紙『無産青年』をもちこむなど反戦活動をし、治安維持法違反で懲役2年の刑に。

日本が中国に全面的な侵略戦争を始めた37年には「万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た」「高梁の実りへ戦車と靴の鋲」「屍のゐないニュース映画で勇ましい」などの作品を発表します。その直後にふたたび治安維持法違反で、東京の野方署に留置され、翌年、赤痢に感染、勾留を解かれないまま病院で亡くなります。特高に虐殺された小林多喜二と同じ年の享年29歳でした。出身地の高松町には「枯れ芝よ!団結をして春を待つ」の句碑が建っており、『鶴彬を顕彰する会』もつくられています。

『鶴彬全集』を復刻した澤地久枝さんはインタビューにこう語っています。「一番最後の句が胎内の動き知るころ骨がつきというものすごいことです。身ごもった赤ちゃんの胎動がわかって生まれてくる日を予告していたというのに、父親は戦死してその遺骨が届く。子は父を失い母は夫を失う。戦争をみごとに突いた句です。日中戦争が激しくなった1938年9月14日に息を引き取った青年は、最後まで反戦の筋を通して死んでいきました。ずいぶん痛ましい、しかしみごとな人生だと思います。」

警察病院で燃え尽きた鶴彬の遺骨は、ふる里高松へ帰ることなく、兄孝雄さんの手により、岩手県盛岡市の光照寺で手厚く葬られました。

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全会一致で地位協定見直し要求 町村議長全国大会で初決議

全会一致で地位協定見直し要求 町村議長全国大会で初決議

決議は九州8県の町村議長会でつくる九州ブロック会議から提案された。決議は「全国の米軍専用施設の約74%を占める沖縄県においては米軍基地から派生する事件・事故や航空機騒音、環境問題、米軍人・軍属等による犯罪が戦後70年を経た今日においても後を絶たず、地域住民の生活に多大な影響を及ぼしている」と指摘した。
その上で、1960年の締結以来一度も改正されていないことに触れつつ「運用改善や環境補足協定の締結がなされてはいるものの、米軍基地から派生するさまざまな事件・事故等から国民の生命・財産と人権を守るためにはまだ不十分」として抜本的な見直しを求めた。【琉球新報電子版】

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BPOが異例の政権批判を展開

BPOが異例の政権批判を展開

                                                                                                                                       2015年11月7日

さすがにもう安倍首相と籾井会長もベッタリとはいかない。放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会が6日、NHK「クローズアップ現代」の“やらせ報道”などに関する意見書の中で、政治圧力問題について異例の政権批判を展開。BPOが国や与党に異議を唱えるのは初めてだ。

弁護士でもある川端和治委員長は「政府側からメディアへの活動規制が目立つ中、(番組内容への介入は)問題があると指摘せざるを得ない」と強い危機感をあらわにしたが、もっともだろう。

意見書は、やらせ疑惑浮上後のNHKへの総務省による行政指導や、自民党調査会の事情聴取の他、自民党国会議員による「マスコミを懲らしめる」発言にも触れ、懸念を表明した。

特に高市総務相が厳重注意の根拠とした放送法の条項については「本来放送事業者が守るべき倫理規定である」と指摘。こうした動きは表現の自由を保障する憲法21条に違反する恐れがあると批判した。

 

当の高市総務相は「行政指導は放送法を所管する立場から必要な対応」「放送法の番組準則は法規範性を有するもの」などと反論したが、いかにも苦しい。

「BPOから『重大な放送違反があった』と指摘された“クロ現”は打ち切りもちらつきますが、ただ、自民党内ではBPOに政府が関与する構想も持ち上がっています。今後、強硬に手を突っ込んでくる恐れがある」(NHK関係者)

BPOvs自民党のバトルが激化しそうだ。

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戦前・戦中に反戦平和を川柳で訴えた高松の人 鶴 彬(つる あきら) 公式サイト

http://tsuruakira.jp/鶴彬公式サイト

2014年10月より、たかまつまちかど交流館3階に「高松ふるさと偉人館」がオープンしました。
「高松ふるさと偉人館」では「鶴彬資料室」を設け、鶴彬に関連する資料を蒐集し、常時展示を行っています。
■ 場所:たかまつまちかど交流館3階(かほく市高松ツ-56-1
■ 開室日時:毎週水・金および、第3日曜日、午後1時~5時
※毎週火曜は全館休館日
開室日時以外に見学を希望される方は、事前にご連絡ください。連絡先:鶴彬を顕彰する会事務局 TEL/FAX・076-281-1201

公式サイトより

「暁を抱いて闇にゐる蕾」「手と足をもいだ丸太にしてかへし」など数多くの鋭い反戦川柳を詠んだ鶴彬(つるあきら)は、石川県高松に生まれ、本名は喜多一二(きたかつじ)といいます。

「暴風と海の恋を見ましたか」というロマンチックな句をつくっていた少年が、社会運動の高まりのなかで成長し、19歳でナップ(全日本無産者芸術連盟)高松支部を結成。反戦句をつくって戦争反対を貫くとともに、21歳で金沢歩兵第七連隊に入営すると、日本共産青年同盟の機関紙『無産青年』をもちこむなど反戦活動をし、治安維持法違反で懲役2年の刑に。

日本が中国に全面的な侵略戦争を始めた37年には「万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た」「高梁の実りへ戦車と靴の鋲」「屍のゐないニュース映画で勇ましい」などの作品を発表します。その直後にふたたび治安維持法違反で、東京の野方署に留置され、翌年、赤痢に感染、勾留を解かれないまま病院で亡くなります。特高に虐殺された小林多喜二と同じ年の享年29歳でした。出身地の高松町には「枯れ芝よ!団結をして春を待つ」の句碑が建っており、『鶴彬を顕彰する会』もつくられています。

『鶴彬全集』を復刻した澤地久枝さんはインタビューにこう語っています。「一番最後の句が『胎内の動き知るころ骨がつき』というのもすごいことです。身ごもった赤ちゃんの胎動がわかって生まれてくる日を予告していたというのに、父親は戦死してその遺骨が届く。子は父を失い母は夫を失う。戦争をみごとに突いた句です。日中戦争が激しくなった1938年9月14日に息を引き取った青年は、最後まで反戦の筋を通して死んでいきました。ずいぶん痛ましい、しかしみごとな人生だと思います。」

警察病院で燃え尽きた鶴彬の遺骨は、ふる里高松へ帰ることなく、兄孝雄さんの手により、岩手県盛岡市の光照寺で手厚く葬られました。

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国の借金1057兆円 三カ月で3兆円増加!

2015.8.11 国の借金1057兆円に。三カ月で3兆円増加!

3年あまりで100兆円も借金が増加!「借金の利子が利子を生む、まさに、借金地獄」。

この借金地獄は誰が作ったのか。

公共投資で「景気回復」の幻影を追った自民党と議員たち。その幻影に幻惑された御用学者と「金」に目が眩んだ企業・御用組合のなせる技ではなかったのか。

20150811114541国の借金1057兆円 3カ月で3兆円増加 

20140212103327国の借金、1017兆円

20120302114021国の借金 958兆円

20130810155307国の借金1008兆円3~6月17兆270億増加 1日1892億毎時79億増

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辺野古新基地建設工事再開に対する抗議声明

2015年10月29日

 

辺野古新基地建設工事再開に対する抗議声明

 

フォーラム平和・人権・環境

(平和フォーラム)

代表 福山真劫

 

仲井眞弘多前沖縄知事が承認した辺野古の埋め立てを翁長雄志県知事が取り消したために中断されていた沖縄米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事の作業を、沖縄防衛局は29日早朝から再開した。沖縄県民の思いを踏みにじる行為に、平和フォーラムは強く抗議する。

辺野古新基地建設反対を主張して立候補し大差で勝利した翁長知事は、前知事の埋め立て申請の承認に瑕疵があるのではないかとして第三者委員会に調査・報告を求めた。第三者委員会は、今年7月16日に、①埋め立ての必要性に合理的な疑いがある、②埋め立てで生じる利益と不利益を比べると合理的ではない、③環境保全措置が適正と言い難い、④法律に基づく既存の環境保全計画に違反している可能性が高い、などとして承認手続きの瑕疵を認定した報告書を翁長知事に提出した。翁長知事は、時間をかけて慎重に検討した結果として、10月13日に承認取り消しを決定した。政府は、前知事の埋立承認の段階で表明された「環境の保全についての懸念が払拭できない」とする生活環境部長意見や辺野古環境アセスの評価書補正段階で沖縄防衛局が設けた、「環境影響評価に関する有識者研究会」において「研究会は事業によって環境に影響が出るのは避けられないという見解を出したが国は『影響がない』というスタンスに変わった」との横浜国立大学松田裕之教授の証言など、多くの疑問に何ら答えていない。

それどころか翌日14日午後には、沖縄防衛局は、「私人の立場」として、石井啓一国土交通相に対し、行政不服審査法に基づく審査請求および承認取り消し処分の執行停止を申し立てた。国土交通省は10月27日、処分効力の停止を決定した。今回の移設工事の作業再開は、この決定に基づいている。このような、法の目的を逸脱した運用は許されない。岡田正則早稲田大学教授、紙野健二名古屋大学教授など94人の行政法研究者が声明を発表し、「政府がとっている手法は、国民の権利救済制度である行政不服審査制度を濫用するものであって、じつに不公正極まりないものであり、法治国家に悖るものといわざるを得ない」とした。翁長知事も、「同じ内閣の一員である国土交通相に対して審査請求したことは不当と考えている」と述べている。

一方で、政府は、辺野古新基地建設予定地周辺の辺野古・豊原・久志の3地区に対して、地域振興費用を直接交付すると区長に表明した。そもそも行政区は地方自治体の権限の下で委任された事務などに従事する組織であり、法的権限は限定的である。辺野古新基地建設に反対し、基地交付金を受け取らない名護市に対するきわめて政治的な圧力であり、市民社会への挑戦である。今後、支出の枠組みや法的根拠を検討するとしたことは、法治国家の姿とは言えない。稲嶺進名護市長は、「地方自治への介入であり、市と地域の間への分断工作」と強く批判している。

翁長知事は、辺野古新基地に対して明確に反対し、米軍基地の存在が沖縄経済にとってマイナスであるとの主張を変えることはない。沖縄経済の基地依存率は5%にも満たない。沖縄県民は、美ら海と山原(やんばる)に象徴される豊かな自然と独自の文化、そして東アジアの中心としての歴史を大切に、生きていこうとしている。そして沖縄戦という悲惨な歴史の記憶から平和を維持しようとしている。日本政府には、そのような沖縄県民の選択に寄り添いそのことに支援していく義務を持つ。県民の命を軽視しその思いを踏みにじる日本政府の姿勢に、沖縄県民の怒りは収まることはないだろう。

平和フォーラムは、政府の暴挙を許さず、沖縄県民と堅く手を握り、辺野古新基地建設阻止に向けて全力でとりくんでいく。

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累積100ミリSv以下でもガン発症率6.45% 国際チーム31万人の疫学調査発表

20151022133830(北中) ガンリスク100ミリSv以下でも増 1~100ミリSvで5%増 ガン発症率6.45% 欧米原子力施設31万人疫学調査 国際チームがBMJに発表

日本の放射線影響調査研究所や原子力ムラの人々は、「100ミリSv以下」では「ガン発症」に影響はないと「研究成果」を発表しているが、その根拠は示さない。

岡山大学院の津田教授は「フクシマでの甲状腺ガン発生率50倍」と、警鐘を鳴らしている。

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「戦争法」の成立は「準戦時体制」へ移行すること

(9/18)の北陸中日新聞(東京新聞)より

歴史家であり作家の保阪正康さんが発言。その一部を抜粋します。

  安保保障関連法制が意味するのは、憲法の非軍事主義を軸にした日本の戦後民主主義が崩れつつあり、「準戦時体制」へと移行するということだ。
 戦争が起きるまでには過程がある。十段階のまん中くらいに国交断絶があって、最後が武力衝突だ。それは国交で回避できるというのが、戦後の日本が選らんできた道だった。
 それなのに、この法制を進めようとする人は、脅威を強調して、明日にも戦争が起こるようなことを言う。論理が逆立ちしている。多くの国民が反対するのは、そのおかしさを感じているからだ。

 僕は国会審議を見ていたら、たった一つの結論に落ち着いた。司法、立法、行政の三権が独立して、民主主義の体制が維持されるのだが、行政つまり内閣が、他の二つを従属させようとしているんだね。それはファシズム(独裁)だ

 僕は延べ四千人の軍人などに取材してきた。特攻隊の七割は学徒兵や少年飛行兵。エリートではない庶民だった。かつての軍事主義主導体制は人間を序列化し、死の順番を決めた。
 戦争の怖さは、今までと違う価値観の社会空間が生まれることだ。国家総動員法のよ うな法律が必要とされ、メディアも統制される。文科系学部で学ぶヒューマニズムやシェークスピアなんて役に立たない。軍に都合が良い人間が優先され、日常が壊されていく

 今回、安倍さんは国民に改憲の危険性を教え、改憲を遅めたと思う。民主主義がどれだけ根付いたかが試されている。いうなれば、準戦時体制に移行しようとする動きと、それを骨抜きにしようという新しいデモクラシーをつくるせめぎあいだ。
 僕は後者に勝ってほしいと痛切に願っている。

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辺野古沖埋め立て承認の取り消しに対する沖縄防衛局の行政不服審査申立に抗議する

抗議声明

翁長沖縄県知事による辺野古沖埋め立て承認の取り消しに対する沖縄防衛局の行政不服審査申立に抗議する

2015年10月14日

フォーラム平和・人権・環境

事務局長 藤本泰成

 

沖縄県の翁長雄志県知事は10月13日、沖縄防衛局の反論を聴く手続きを終えたうえで、辺野古新基地建設にかかわる公有水面埋め立て承認を取り消すことを指示しました。

平和フォーラムは、翁長県知事の決断を歓迎し、支持することを表明します。沖縄の民意は、既に選挙で、世論調査で幾度となく示されており、辺野古新基地建設に反対する多くの沖縄県民の意思を慮ることこそが民主主義の根幹であると考えます。

日本政府は、「普天間飛行場の危険性を一刻も早く除去するために、辺野古移設が唯一の解決策」として、「わが国は法治国家であり、行政の継続性という観点から、前知事からの承認に基づいて埋め立て工事を進めている」から、「承認取り消しは違法」であると主張してきました。そして翁長県知事の承認取り消しを受け、政府の出先機関である沖縄防衛局は、承認取り消しに対抗するために、行政不服審査法を援用して審査請求および承認取り消し処分の執行停止の申立てを行いました。

政府によるこの措置は、沖縄県民の民意に寄り添うという民主主義の信義に伴う道義的な立場に反しているだけではなく、政府が主張する「わが国は法治国家」という観点からも逸脱していると考えざるを得ません。

行政不服審査法の立法趣旨は、行政機関の処分に対して不利益を被った市民(一般私人)の救済が目的となっています。国の出先機関である沖縄防衛局が、一般私人として審査請求することは果たして法の趣旨に適合しているのでしょうか。今年3月、翁長県知事による岩礁破砕にかかわる工事の停止指示の際も、沖縄防衛局は行政不服審査法に基づき、審査請求をしました。その際、申立の資格に関し「固有の資格ではなく、一般私人と同様の立場」として申し立てたとしています。

公有水面埋立法では、埋め立て事業主体が国の場合と一般私人とでは、まったく異なる取り扱いを受けており、その一つの例として、一般私人であれば都道府県知事の埋立ての「免許」が必要なところ、国の場合は「承認」を受けるだけでよい点などがあります。公有水面埋立法からも、沖縄防衛局は一般私人ではないことは明らかであり、申立資格はないといえるでしょう。そもそも米軍基地の建設事業が、果たして一般私人がなしえる事業なのでしょうか。

日本政府は、翁長知事の承認取り消しを尊重し、作業を停止するべきです。そして沖縄県民の「国外・県外移設」との要求に沿った政策の転換を図るべく、米政府との協議を行っていくべきです。

平和フォーラムは、法治主義を逸脱したともいえる政府の傲慢な姿勢を許さず、翁長知事の判断を支持し、沖縄県民の思いに連帯して、普天間基地即時返還・辺野古新基地建設反対のとりくみに今後も全力を尽くしていきます。

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