パロディー作家マッド・アマノ氏「風刺は権力への批評行為」(1)

幹事長時代の安倍首相から「通告書」で受けた恫喝

安倍政権を批判しにくい空気が、ネット社会だけでなく大メディアにも広がっている。特にイスラム国による日本人殺害事件以降は、政権批判をすると「テロリストの味方か」と叩かれる異常さだ。そんな中、今月9日、有名言論人1200人が「翼賛体制の構築に抗(あらが)う」と声明を出した。賛同者のひとり、長年パロディー作品で権力批判をしてきたマッド・アマノ氏(76)は、言論弾圧とも言える風潮に何を感じているのか。
――9日の声明発表には1200人以上の言論人が名を連ねました。記者会見にも出席されましたが、やはり強い危機感がありますか。
「私自身が表現の自由を侵されたというか、時の権力である自民党から『通告書』が届くという恫喝を受けた経験があるものですからね。ここへきて、権力が風刺作品はもちろん、普通の論評さえも弾圧する流れが強くなっていると感じていたところに、古賀(茂明)さんの問題が出てきた(注・報道ステーションで『I am not Abe』運動を呼びかけたら、官邸筋が抗議し、ネットなどで『テロを利する』などと反発が起こったこと)。看過できない問題だなと思って、会見に馳せ参じました」

2015年2月23日日刊ゲンダイ

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日教組ヤジは氷山の一角…安倍首相こそ「息吐く様に嘘をつく」

<民主党は息を吐く様に嘘をつく>――。

かつて自身のフェイスブックにそう書き込んだ安倍首相。この過激な言葉がそっくり我が身にハネ返っている。先週の衆院予算委員会で飛ばした「ヤジ」の説明について、「正確性に欠く発言だった」と事実誤認を認め、訂正に追い込まれた。
安倍首相は19日の予算委で民主党議員が西川前農相の脱法献金を追及中、突然「日教組はどうするの」とヤジった。翌20日も「日教組は補助金をもらっていて、教育会館から献金をもらっている議員が民主党にいる」と答弁したが、日教組は国から補助金を受け取っていなければ、教育会館から献金をもらっていた民主党議員もゼロ。安倍首相は国会でデマをまき散らしたようなものである。
安倍首相にとって今回の騒動は氷山の一角。論理の飛躍や根拠の乏しい情報に基づく誹謗中傷で「政敵」を陥れるのが常套手段だから、タチが悪い。

デマに基づく悪口雑言の数々

昨年秋の国会質疑中には民主党の枝野幹事長を面罵した。何の脈絡もなく「JR総連」や「JR東労組」から枝野氏が献金をもらっていると指摘。両労組に革マル派の活動家が浸透していることを背景に、両労組と過激派を一緒くたにして論理を飛躍させ、枝野氏が「殺人を行っている団体」から「献金を受け取った」と一方的に断罪した。
 朝日新聞についても、常に根拠を示さず「安倍政権打倒が社是」と繰り返し答弁。拉致交渉にあたった元外務省審議官の田中均氏が13年に毎日新聞紙上で「外国での国際会議などで、日本が極端な右傾化をしているという声が聞こえる」と指摘すると、安倍首相は<田中均局長を通し伝えられた北朝鮮の主張の多くがデタラメ><彼に外交を語る資格はない>とフェイスブックで切り捨てた。
野党時代の11年5月には自身のメルマガで、福島原発事故の対応をめぐり<海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです>と断言。後にデマだと判明しても、今なお問題のメルマガを削除せず、菅元首相から名誉毀損で訴えられている

安倍首相は『総理の言葉の重み』を理解していないのでしょう。政敵にはどんな誹謗中傷も許されるという姿勢なら、ネット右翼の書き込みと変わらない。ヘイトスピーチすら想起させ、不愉快になります」(政治評論家の山口朝雄氏)

安倍首相は昨年2月に国会で「ある夕刊紙は私を毎日“人間のくず”と報道している」と答弁。恐らく日刊ゲンダイ本紙を指したのだろうが、これもデマだ。本紙は安倍首相を「ボンクラ」「嘘つき」と評したことはあっても、創刊以来「人間のくず」と報じたことは一度もない。

2015年2月24日日刊ゲンダイより

 

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2015憲法を守る会定期総会

2月23日(月)夜、会員である労組員や団体の役職員、個人会員が詰めかけるなか、労済会館で同総会が糸矢敏夫代表委員の挨拶で開会された。糸矢代表委員は、安倍政権により「教育現場に道徳」が持ち込まれ、「自衛隊の海外派兵」が保障されようとしている。まさに「いつでも、どこでも戦争のできる国」づくりが進められている。しかし、国民は個別課題では安倍政権を支持してはいない、と語り、総決起を訴えた。「戦争をさせない」ための2015年度方針を全員で確認した。その後、岩淵正明弁護士から、「安倍内閣の危険性」と題した講演を受け、最後に、盛本芳久代表委員より「必死に闘おう」の訴えがあり、「私達はかの戦争を反省し、「二度と戦争をしない、戦力を持たない、交戦権は否定する」約束をアジアに、そして世界に約束した。それを安倍政権は否定し、戦争する国へ突進している。なんとしても阻止するため、組織の総力を上げて闘おう」の総会アピールを採択して総会を終えた。

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沖縄平和センター議長山城博治さんたちの逮捕に抗議!

2015年2月23日

沖縄平和運動センター議長山城博治さんたちの不当逮捕に抗議する

フォーラム平和・人権・環境 共同代表  福 山 真 劫

2月22日午前9時すぎ、海兵隊キャンプシュワブ基地第1ゲート前で、米軍は、沖縄平和運動センター議長である山城博治さんほか1名を、安保条約に基づく「刑特法」違反容疑で、不当にも身柄を拘束しました。同日午後2時すぎには名護警察署にふたりの身柄を移送し、23日現在もなお不当にも勾留中です。沖縄平和運動センターおよび「止めよう辺野古基地建設実行委員会」の仲間たちは、キャンプシュワブゲート前、そして名護警察署前で「不当逮捕徹底糾弾!」「ふたりを直ちに釈放せよ!」と抗議行動を続けています。

22日は、午後1時からゲート前での県民大集会を開催する予定となっており、その当日に、集会責任者を不当逮捕・勾留することは、集会つぶし、辺野古基地建設阻止の闘いつぶしであることは明白です。民主主義破壊の暴挙であり、絶対に許せません。

拘束時の状況をみると、米軍はゲート前に黄色のラインを引き、その内側が米軍基地であり、ライン内に侵入したと主張しているようですが、そもそもこれは逮捕に該当するような事案ではありません。これまで231日にわたって行われてきた連日の抗議行動においては、ラインを少しでも踏み出た場合、その都度、抗議行動責任者がラインの外側に出るように指導してきていました。22日も抗議行動の中で、参加者がラインを踏み越えたので、責任者であった山城さんがラインの外に戻るように指示し、ライン外へと戻ったところに米軍が介入し、不当にも山城博治さんほか1名を拘束、基地内にひきずりこんだのです。平和運動センター・「止めよう辺野古基地建設実行委員会」の側もビデオ等の証拠を確保しており、不当弾圧であることは明白です。

沖縄県民は、69年にわたり基地撤去をめざして、闘い続けてきました。そして今回の辺野古への新基地建設は、名護の市長選挙、県知事選挙、衆議院選挙と、辺野古への基地建設は許さないという意思を明確にしてきました。それにも関わらず安倍自公政権は反対運動に弾圧を加え、新基地建設を強行しています。沖縄の意思を踏みにじり、民主主義を破壊する安倍の暴走を、私たちは絶対に許すわけにはいきません。こうした安倍政権の暴走に反対する動きは、東京へ、全国へと広がっています。

22日午後開催された県民大集会は、2800人の参加者でキャンプシュワブ第1ゲート前は埋め尽くされ、「不当逮捕糾弾」「即時釈放」「辺野古への基地建設阻止」「基地はいらない」「米軍は沖縄から出ていけ」との決意が確認されました。私たちも沖縄の“オール沖縄”の闘いと連動して、東京で、全国でともに闘いましょう。

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辺野古集会で沖縄平和センター山城博治議長「逮捕」を糾弾する!

20150223122703辺野古 反対集会 沖縄平和運動センターの山城博治議長「逮捕」 不当弾圧 

山城博治さんを引き倒し、基地内に引きずり込んだ米軍警備員MPと、それに「盲目」的に追随し「逮捕」した名護警察署、糾弾!

沖縄県民の意志を踏みにじり、埋立工事を強行しようとしたのは誰か!!  安倍首相こそ「逮捕」される人だ。民主政治の基礎である「選挙結果」を一顧だにせず、弾圧のみ強行することは「許されない」。安倍首相の責任こそ追求されるべきだ。

不当逮捕、その証拠写真 辺野古集会狙い撃ち(山城逮捕の一部始終 連続写真 Word.doc形式)

辺野古集会狙い撃ち(山城議長逮捕の一部始終 連続写真 Word.docX形式)

※ 23日には検察に移されましたが、起訴せず釈放となりました。不当逮捕の証です。

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安保・防衛問題専門紙「朝雲新聞社」が“苦言” 安倍首相の「身内」から

安保・防衛問題の専門紙「朝雲新聞社」(東京)は、同紙は12日付のコラムで、米軍が昨年、イスラム国に拘束されたジャーナリストを救出するために特殊部隊を送り込んだものの失敗した――と指摘した上で、今の国会審議について<陸上自衛隊の能力を強化し、現行法を改正すれば、人質救出作戦は可能であるかのような内容だ。国民に誤解を与える>と苦言を呈した。

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2.17閣議決定 高江の「ヘリパット」二カ所、米に先行提供

<社説>着陸帯先行提供 恥ずべき対米従属だ   琉球新報 2015年2月19日

     日本政府の対米従属もここに極まれりと強い憤りを禁じ得ない。

 政府は17日、米軍北部訓練場の一部返還に伴うヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設計画で、東村高江集落に最も近いN4地区の着陸帯2カ所について、米側に先行提供することを閣議決定した。
 施設区域返還前の先行提供により、米軍は既存の着陸帯に加え、新設着陸帯でのオスプレイ運用が可能になる。今後、訓練が一層激化し、騒音や低周波、高温排気熱など、住民生活や自然環境への影響が悪化するのは避けられない。これは誰の目から見ても米軍基地機能の強化そのものだ。沖縄の基地負担軽減に逆行しており、到底許されない。
 北部訓練場の一部返還は、1996年の日米特別行動委員会最終報告に盛り込まれたが、22カ所の着陸帯のうち7カ所を返還し、高江集落を取り囲むように6カ所を新設する内容だ。そもそもこの計画は、着陸帯集約による基地機能強化にほかならない。加えて、多くの希少生物が生息する、やんばるの森を新たに切り開く自然破壊も強く懸念されている。
 しかも、新設着陸帯6カ所のオスプレイ使用回数見込みは年間2520回で、オスプレイと交代するCH46Eヘリの1288回から、ほぼ倍増する計画だ。住民らが反発するのは至極当然であり、実際、連日座り込みによる抗議行動が展開されているのは周知の通りだ。
 しかしながら政府は着陸帯建設を強行し、あまつさえ、反対運動による建設遅れなどを理由に、着陸帯の引き渡しを前倒しした。住民の声を圧殺し、米軍への配慮をあからさまなまでに優先しているのが実態だ。高江の反対運動などをめぐっては、北部訓練場司令官の海兵隊少佐が「お金をもらっている」「返還された森の上空をオスプレイは飛ばない」などと事実から懸け離れた暴言を述べたことが分かっている。
 現在でも訓練場外の森林上空を飛行するオスプレイが確認されており、発言は捏造(ねつぞう)そのものだ。高江の県道70号では、銃を所持した米兵部隊が歩行する姿もたびたび目撃されている。米軍に自由な活動を許す植民地さながらの沖縄の実態が、米側のゆがんだ認識を助長していることは疑いがない。安倍政権は着陸帯の運用と建設を即刻中止することで沖縄の負担軽減を図り、米側の誤った認識も払拭(ふっしょく)すべきだ。

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原子力規制委員会の高浜原発3,4号機審査「合格」に抗議

2015年2月13日

原子力規制委員会の高浜原発3,4号機に対する審査「合格」に対する抗議声明

フォーラム平和・人権・環境

原水爆禁止日本国民会議

議長 川野 浩一

2月12日、原子力規制委員会は、関西電力高浜原発3.4号機(福井県)に対する「審査書」を決定し、九州電力川内1.2号機(鹿児島県)に引き続き、新規制基準に適合するとしました。

しかし、福島原発事故を契機に設定された新規制基準は、福島原発事故の検証も不十分なままに決定されたものであり、当初からその限界が指摘されるものです。原子力規制委員会・田中俊一委員長の「これで安全を担保したわけではない」との発言にみられるように、原発事故が決して繰り返されないことを担保するものでは無く、福島原発事故の収束もままならない中で、審査書の決定と再稼働を許すことはできません。

新規制基準は、過酷事故の可能性を認めそれに対する対処を謳っていますが、肝心の原子炉本体の地震対策や多重事故への対応といった基本的な安全性が強化されたわけではありません。強化された規制基準によって施される対策は、代替電源、代替注水設備、ベントフィルターなどの周辺設備を増強する対処療法でしかなく、原子炉本体あるいは原子力プラントそのものに手を加えるわけではありません。そのような意味で、本質的な安全性が高めているわけではない安全審査は、原発再稼働のためのものであり、あらたな「安全神話」を生み出すものと言えます。

原子力規制委員会は、原発30キロ圏内に課せられた過酷事故などに対応する地域防災計画や住民避難計画については審査の対象外としています。高浜原発は、避難計画を策定を義務づけられる原発30キロ圏内に、福井県のみならず京都府や滋賀県の10の自治体が含まれ、京都府舞鶴市に至っては、事故時に即時避難が必要な5キロ圏内の地域も存在します。また、福井県からの風の通り道には、関西の水瓶琵琶湖の存在もあります。しかし、再稼働への「地元合意」は立地県・立地自治体に限定され、京都府や滋賀県などの自治体は、原発事故のリスクは負うが意見反映からは除外されるという状況に押し込められています。国は、地元合意の範囲を拡大すること無く、防災計画・避難計画の策定を自治体に丸投げして責任を回避しています。さらに策定された避難計画や防災計画の実効性を国として検証することもありません。住民の安全をないがしろにしながら、原発の再稼働だけを求める姿勢は絶対に許すことはできません。

高浜原発3,4号機については、プルトニウムを混合したMOX燃料を使うことも想定されています。MOX燃料は制御が難しく安全性の余裕度を減らすもので、事故の可能性と被害の拡大が懸念されます。

原子力規制委員会の対応は、国民の安全を守る立場になく、「審査書」は再稼働を前提として作成され、国民を欺くものでしかありません。原水禁は、再び規制と推進が結びあい、原発再稼働が推し進められていることに、強く抗議します。再び福島のような環境破壊・生活破壊が起こりうる可能性を否定できない中で、脱原発方針を確定し再生可能エネルギーを基本にした市民が熱望している社会の実現に政府が全力を挙げることを強く要求します。

 

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2.9「2.8ジェット機墜落抗議46周年“反戦・平和”を考える集会

20414.2.8集会(経緯など) (1959年沖縄宮森小学校へ墜落、1969金沢市泉へ墜落)

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「非常時の政権批判封じ!」に1200人言論陣が緊急声明

著名言論人が緊急声明 「今の日本は翼賛体制の第2段階だ」

幅広い賛同人/(C)日刊ゲンダイ  https://hanyokusan.wordpress.com/ 翼賛体制の構築に抗する 「言論・報道・表現者」の会

後藤健二さんがイスラム国の人質となって以降、安倍政権を批判すると、ネット社会では「テロリストの味方か」みたいに叩かれる風潮が高まっている。
その背景には自民党支援のネット組織の存在が見え隠れするが、官邸の圧力も露骨だ。元官僚の著述家、古賀茂明さんが「報道ステーション」で「I am not Abe」運動を呼び掛けたところ、さっそく、官邸筋が動いた。こうしたことが有形無形の圧力となって、現場の刃がそがれていく。安倍政権はというと、人質事件に乗じて、戦争法整備を推し進めようとシャカリキなのだから、怖くなる。
そんな中、もう見ちゃいられないとばかりに言論人が立ち上がり、「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」を9日に出し、記者会見した。声明には<「非常時」であることを理由に政権批判を自粛すべきだという理屈を認めてしまうなら原発事故や大震災などを含めあらゆる「非常時」に政権批判をすることができなくなってしまう。日本が交戦状態に入ったときなどにも(その)理屈を認めざるを得なくなり、結果的に「翼賛体制」の構築に寄与することになるだろう>と書かれている。

賛同人には古賀氏の他、音楽家の坂本龍一氏、憲法学者の小林節氏、思想家の内田樹氏、映画監督の是枝裕和氏、パロディー作家のマッド・アマノ氏、作家の平野啓一郎氏、パーソナリティーの吉田照美氏、劇作家の平田オリザ氏、吉本芸人のおしどりマコ氏ら多数の有名人が集まった。
古賀氏は改めてこう言った。
「これまでもマスコミの自粛、萎縮というものを感じていましたが、いまは相当な危機を感じています。翼賛体制にはホップ、ステップ、ジャンプがあって、ホップで権力側は報道にやんわり文句を言う。そうなると現場は面倒になって、ステップでメディアは自ら権力側に迎合していく。そうした報道により、ジャンプで、選挙による独裁体制が確立する。今はステップの段階に来ています」
その古賀氏の自宅周辺を最近、神奈川県警が警備を強化しているというから、本当に笑えない世の中になってきた。

朝日新聞より 2015年2月10日(火)

「反翼賛」のホームページ https://hanyokusan.wordpress.com/%E5%A3%B0%E6%98%8E/

https://hanyokusan.wordpress.com/ 翼賛体制の構築に抗する 「言論・報道・表現者」の会

「政権批判の自粛、社会に広がっている」 1200人声明 斉藤佑介2015年2月9日23時43分

報道などの自粛や萎縮に抗する声明の会見では、賛同者の元経済産業官僚の古賀茂明さん(中央)らが参加した=東京都千代田区

「イスラム国」人質事件後、政権批判の自粛が社会に広がっている――。フリージャーナリストや学者らが9日、会見を開き、「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」を発表した。インターネットなどを通じ、映画監督森達也さん、社会学者の宮台真司さん、作家平野啓一郎さんや中島岳志さんら表現に携わる1200人が賛同し、NHKのディレクターや新聞記者も名を連ねた。

「政府が主権者やメディアに監視、検証され、批判されることは当然のこと。批判を控えることは戦前の翼賛体制につながりかねない」。そう指摘するのはジャーナリストの今井一さん。今月2~4日、衆・参院予算委の人質事件に関する野党議員の質疑とNHK・民放のニュース番組の放送時間を検証。2日は4分以上報じる民放がある一方、多くが1分以内。約20秒の番組もあった。「メディアは『自粛』しているという自覚がない。非常に危険だ」

元経済産業官僚の古賀茂明さんは「いまは相当危機的な状況に至っている」。1月下旬、コメンテーターとして出演するテレビ朝日の番組で人質事件に絡み「アイ・アム・ノット・アベ」と話したところ、ネット上で「政権批判をするな」などの非難が殺到。神奈川県警から自宅周辺の警備強化を打診されたという。声明では、「物言えぬ空気」が70年前の戦争による破滅へ向かった、と指摘している。

昨年暮れの衆院選前に政権与党が報道各社に「公正な報道」を要請したことにからみ、古賀さんは当時、「報道の自由が失われるまでに3ステップある」とし、「ホップ」で報道抑圧、「ステップ」で報道機関の体制への迎合(自粛)、「ジャンプ」で選挙による独裁政権の誕生、と指摘した。古賀さんは「報道の自粛が蔓延(まんえん)し、国民に正しい情報が行き渡らなくなりつつあるのではないか」と警鐘を鳴らした。(斉藤佑介)

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