12.8「戦争を許さず平和を考え行動する会」 講師 清末愛砂さん「平和に生きる権利は国境を越えて」アフガン・イスラエル

本年は12月6日(水)に開催しました 。 この企画・取り組みは、以下の団体の協力で実現されました。

主催団体:石川県退職女性教職員の会、社民党石川女性局、立憲民主党石川県総支部連合会、石川県平和運動センター青年・女性部

協力団体:連合石川(動員要請を依頼)
とりわけ本年は、表面上は10月7日のハマスによる「総攻撃」から、本質的には1993年以降、より過酷になったのは2007年から。ガザ地区は、高さ6メートルの鉄製フェンスと有刺鉄線で囲われた。全長は65キロ、無数のカメラやレーダー、自動射撃装置などが設置されたハイテクフェンスとなっている。
この現実をつぶさに体験し、日頃よりパレスチナ支援と連帯活動をおこなっている室蘭工業大学の清末愛砂教授から講演を受けました。

講演要約(青年・女性部ニュースより無断掲載)

清末さんが思う平和とは…温かい食事を皆で囲み、談笑すること。子どもたちと一緒に絵を描くこと。客人を歓待するために演奏すること…「単純な日常の中に小さな平和や幸せがある。しかし、その平和や幸せは上から与えられるものではなく、探求し・闘いを通して勝ち取るものだとガザやアフガニスタンの人々が教えてくれた。2023年10月7日ハマスによる急襲があり、以後イスラエル軍による激しい報復攻撃が行われているが、この戦闘の始点は10月7日ではない。そもそも、ガザはイスラエルの占領下におかれ、長年封鎖されてきた事実があるということを何よりも理解しておかなければならない。停戦してもイスラエルによる支配体制は変わらない。ハマスが急襲した背景にはイスラエルからのパレスチ解放の闘いがある。1993年ガザ地区を包囲するフェンスの建設が開始され、2004年にはイスラエル軍から大攻撃を受け、その後も幾度となく大規模攻撃が繰り返されてきた。そして2021年イスラエル軍は、またもガザに大攻撃を行った。歴史を紐解くと、イスラエルが長年にわたってガザを封鎖し占領してきたことは、もの凄い暴力であり国際法違反である。現在行われている猛攻撃は、ガザのライフラインを狙った無差別攻撃。パレスチナ人を生死ギリギリ、それを超すレベルまで追い込むイスラエルの行為は、もはや集団の破壊を意図するジェノサイドの領域に入っている。イスラエル・ネタニヤフ政権の狙いは、ガザでの生活を不可能にし「避難」の名の下でガザから追放することにあって、あからさまな根絶やし作戦により侵略的建国を目論んでいるのではないか。では私たちは何をすべきか。日本国憲法の前文には「われらは、全世界の国民ナがひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」とある。非暴力に基づく9条の精神を発揮し、イスラエルへの抗議の声をあげることと併せて日本政府に対して、全世界の国民の平和的生存権に基づき、ガザの人々が強いられている「恐怖」と「欠乏」をなくすよう働きかける必要がある。」と結びました。

補足

愛砂さんは、イスラエルの「天井のない監獄」「鉄条網壁の牢屋」で16年間行なわれてきたことは、「緩慢な窒息死」をせまったことであり、いま、ミサイルと地上軍による掃討戦は、「急速な窒息死」を迫っていると言わなければなりませんと締めくくりました。まさにジェノサイドと言わなければならない。

ジェノサイド条約 第2条、国民的、民族的、人種的、宗教的な集団の全部または一部に対して、その集団自体を破壊する意図を持って行う次の行為を言う。
①集団の構成員を殺害すること。
②集団の構成員の身体、精神に重大な害を与えること。
③集団の全部または一部に対し、身体的破壊をもたらすことを意図した生活条件を故意に課すること。

カテゴリー: トピックス, 人権, 住民の暮らしに直結する課題, 全国・中央・北信越, 友誼団体, 反戦・平和, 教育・歴史, 文化・芸術, 護憲・憲法改悪反対・教育・歴史, 護憲・憲法改悪反対 | 12.8「戦争を許さず平和を考え行動する会」 講師 清末愛砂さん「平和に生きる権利は国境を越えて」アフガン・イスラエル はコメントを受け付けていません

オスプレイの日本国内での飛行禁止を求める

オスプレイの日本国内での飛行禁止を求める

11月29日午後2時45分、米空軍横田基地所属のCV-22オスプレイ一機が、鹿児島県屋久島沖の海上に墜落した。米軍人らしき遺体も収容されている。国内では、2016年12月に米海兵隊普天間基地所属の MV-22オスプレイが沖縄県名護市の浅瀬に墜落している。その後も、米軍所属のオスプレイは、日本各地の民間空港に緊急着陸を繰り返してきた。

平和フォーラムは、2012年の普天間基地へのオスプレイ配備から一貫して反対し、その危険性を指摘してきた。これまでも米軍機は日本上空で傍若無人に振る舞い、1959年の沖縄県石川市(現・うるま市)の宮森小学校や1964年の大和市上草柳の鉄工所、そして1977年の横浜市青葉区の住宅への墜落事故など多くの市民の命を奪ってきた。今回の事故がもしも市民の生活圏内であったならば重大な被害を及ぼしたに違いない。米国政府および日本政府は、安全確保を最優先し、オスプレイの飛行停止を決断すべきだ。

オスプレイは、その開発段階から安全性が懸念され、重大事故を繰り返してきた。一昨年はノルウェーと米国カルフォルニア州で墜落、合計9人が死亡している。今年も8月にオーストラリアで墜落し乗員3人が死亡した。今回事故を起こしたCV-22 は、昨年8月クラッチの不具合での事故が相次ぎ、一時全機を飛行停止とした。今回、事故当時の天候は晴れ時々曇り風速1.9メートルと飛行に問題はないとされている。事故を目撃した市民の情報を集めると、断定はできないが「機材トラブル」が要因と考えられる。

オスプレイ配備以来、私たちの反対の声をよそに、米軍は、普天間基地に24機、横田基地に6機を配備し、日本全国を飛び回っている。また、2014年には安倍政権の下で、オスプレイ17機の陸上自衛隊への導入が決定、現在陸自木更津駐屯地に14機が暫定配備され、今後駐屯地を建設中の佐賀県佐賀空港へ配備されることとなっている。

オスプレイは10万飛行時間を越えて「クラスA」(死亡または200万ドル以上の損害)の事故率は、17年度 4.05、18年度5.84、20年度は6.58と毎年上昇している。「クラスB」(重い後遺症または 50万ドル以上の損害)の事故率は、2位の B-1爆撃機の 18.30を大きく引き離し35.70となっている。普通、事故率が年々上昇することはあり得ない。このことは、防衛省への交渉時に度々指摘し、根本的に欠陥があるのではないかと指摘してきたが。私たちの声に耳を貸さなかった。

平和フォーラムは、オスプレイの危険性と地域住民の命、そして運用する自衛官の命の重さを、日本政府は十分に認識し、日本国内でのオスプレイ(当然、CV22もMV22も)の(永久に)飛行を禁止することを強く要請する。

2023年11月30日
フォーラム平和・人権・環境
代表 藤本泰成

カテゴリー: PEACE石川(機関紙), トピックス, 住民の暮らしに直結する課題, 全国・中央・北信越, 友誼団体, 反基地, 反戦・平和, 護憲・憲法改悪反対・教育・歴史 | オスプレイの日本国内での飛行禁止を求める はコメントを受け付けていません

12.2小松基地第7次爆音訴訟、原告団設立総会開催される

運動体を代表して庭田茂男ピースセンター小松理事長が挨拶(小松市公会堂4階ホール)

原告:534世帯1510名の総意に基づき、「静かで平和な空を求めて!!」第7次訴訟原告団を結成し、規約、原告団役員、目的などを確認した。

総勢28名の弁護団を代表して挨拶に立った岩淵正明弁護団長は、決意の中で、

①違憲である小松基地戦闘機の飛行差し止めをなんとしても勝ち取りたい。民事訴訟では門前払いだったが行政訴訟で闘う。②高額の賠償金を勝ち取りたい。なぜなら、爆音を振りまいて不当に市民の暮らしを破壊している。さらに10年で環境基準を達成すると判決文にあるのに履行しない。騒音は違法であると判決されているのに一向に改善しないしその姿勢がない。これほど悪質な例はみたことも聞いたこともない。③小松基地は武力でありそもそも憲法違反である。その上、安保法制(=戦争法)で集団的自衛権まで認め、さらに敵基地攻撃まで可能にした。ここまで進んでいるのだから当然、違憲であり、これらの違憲性を追及する。一緒にがんばりましょう。

川本樹事務局長は、端的に第7次訴訟の特徴をまとめた。

その一つは、小松基地の違憲性を問う行政訴訟を提起したこと。その二つは、戦闘機騒音・轟音があまりに小さく扱われていることを問うこと。生活が破壊され、家族が蝕まれ、健康が脅かされ、日常が異常になっていることを問いたい。アグレッサー部隊の配備され、騒音がさらにひどくなったが裁判官は認めなかった。いまあらたにF35Aステルス戦闘機の配備が目前に迫っている。120デシベルという未経験の騒音・爆音・轟音を問いたい。最後に、原告団と弁護団の結束、ワンチームとなって闘おうと呼びかけた。会場は拍手で包まれた。

原告団長となった今村憲一さんの挨拶全文

「初めに、今ほど挨拶をいただきました運動体としてのピースセンター小松、そして弁護団、全国基地連の方々、さらには平素からお世話になっている平和センター関係者に深く感謝を伝えておきたいと思います。

私は、第7次訴訟の原告団長を務めます今村憲一です。私はいままでどちらかというと個人で考え、個人で行動してきた人間なので、組織活動や集団活動には不慣れで分からないことが山ほどあります。そんな私でも今日、「やっと」というか「ようやく」というか、第7次爆音訴訟の原告団が結成され、再び小松で(静かで平和な空を求めて)声を上げる核ができたことをとてもうれしく、頼もしく感じています。市民が声を上げてこその民主主義です。共にがんばりましょう。

私は、今回声を上げてくださった1510名の方々をとても誇らしく感じております。前回より減っているという評価もありますが、現在の社会情勢や不安定な国際情勢のなか、勇ましい人の声が徐々に大きくなり、同調圧力の強い日本社会にあっては、十分にしっかりとした数字であると考えています。

1年前、5次、6次の裁判が終わり原告団も解団しました。それからの一年はとても長いものでした。と、言うのもこの一年の空白期間を狙ったかのように基地環境、防衛環境が大幅に変化したからです。この間の日本政府の豹変ぶりには驚嘆すべきものがあります。

F35Aの配備計画18機→40機、騒音コンタ見直し(見直すなら配備後とするべき)、土地規制法、第二滑走路案、武器弾薬等の円滑化協定による多国間訓練の開始、トマホークの前倒し購入、弾薬庫建設などなど。

基地、軍備の増強、防衛予算の増大は、あきらかに騒音や爆音の増大と比例関係にあるものです。基地が増強されて爆音が縮小すると思いますか?軍備が増強されて爆音が減少すると思いますか?防衛予算が増大されて爆音がなくなると思いますか?すべてノンです。

この爆音訴訟は始まって以来48年が経過しておりますが、その間、戦闘機の騒音も戦闘能力も右肩上がりで、かつ一度も爆音が止まったり戦闘能力が停滞してことはありません。私たちは「静かで平和な空を」を闘いのスローガンにしてきておりますが、実は、「この静かな空こそが平和のバロメーター」なのです。そして「爆音の増大は危険な社会、危険な世界のバロメーター」なのです。

今、世界を見回してみても空がやかましいところでは大概、悲惨な紛争や戦争が起こっています。このことを心の熱い部分にしったりと留め、声を上げ続けていきたいと思っています。まずは12月26日の金沢地裁提訴からです。がんばりましょう。

新聞記事掲載

 

カテゴリー: PEACE石川(機関紙), トピックス, 人権, 住民の暮らしに直結する課題, 友誼団体, 反基地, 反基地, 反戦・平和, 小松基地, 護憲・憲法改悪反対・教育・歴史 | 12.2小松基地第7次爆音訴訟、原告団設立総会開催される はコメントを受け付けていません

志賀原発が重大事故を起こした想定で行なわれた県原子力防災訓練、手抜きばかりに「抗議声明

2023年11月23日、志賀原発の重大事故を想定した(1999.6.18原子炉臨界事故を起こし、あわやメルトダウンの危機、それを9年間隠ぺいした、2016.9.28原子炉建屋分電盤室に雨水6.6tが流入しあわや安全機能喪失か、2019.7.5過酷事故時に必要な高圧電源車で出火など重大事故を繰り返した実績)石川県の原子力防災訓練が行なわれました。志賀町で震度6強の地震が発生して2号機が外部電源を喪失、炉心冷却が不能となり放射性物質が南南東に拡散したという想定の下、住民ら約1700人が参加して実施されました。私たち原告団は社民党石川県連合や石川県平和運動センターなど4団体とともに監視活動を行ない、終了後抗議声明(下記)を発表しました。この活動と併行して、同団体のメンバーは志賀町や羽咋市、宝達志水町の避難訓練実施地区で住民アンケートを実施しました。(赤字は当センター補足)

《抗 議 声 明》

 本日午前7時から志賀原発の重大事故を想定した石川県原子力防災訓練が実施された。東京電力福島第一原発事故で原発の安全神話が崩壊し、大量の放射性物質が放出される重大事故もありうると国も認める中、「原子力災害の対応体制を検証する」ことが訓練の目的とされる。私たちは毎回監視行動に取り組み、抗議声明を通じて訓練の課題や問題点を指摘してきたが、今回も事故の影響を過小評価し、最悪の事態、不都合な事態を避けるシナリオでの訓練が繰り返された。重大事故が起こっても、あたかも住民が皆安全に避難できるかのような、まやかしの訓練に対して強く抗議し、以下、問題点を指摘する。

1.被ばく前提の避難計画
県の避難計画要綱や関係市町の避難計画の「目的」は「住民等の被ばくをできるだけ低減するため」と記しており、「被ばく回避」の文言はない。避難計画の根拠となっている原子力災害対策指針自体「被ばくをゼロにすることを意図しているものではない」と政府は国会審議の中で明言している。原子力規制委員会は「事前対策のめやす」として、福島原発事故の100分の1の規模となるセシウム放出100TBqに相当する事故に備え、「めやす線量」は、実効線量で100mSvの水準としている。本日の訓練で実施された屋内退避や避難、一時移転によって住民の被ばくは100mSvを下回ったとしても、決して被ばくを回避し、避難できたわけではない。
県や関係市町は避難計画が住民の被ばくを前提としていることを周知しているのか。住民はそれを納得しているのか。そもそも放射線審議会は公衆の被ばく線量限度を1mSv/年とし、原子炉等規制法も原発の設置許可の条件として公衆被ばく限度1mSv/年以下を求めていることを忘れてはならない。災害時を例外とするのは安全規制の骨抜きに他ならない。

2.「震度6強の地震想定」は言葉だけ
2007年の能登半島地震に続き、今年5月には珠洲市でも震度6強の地震が発生している。北陸電力は原子力規制委員会の審査会合で、志賀原発の周辺でいくつもの巨大な活断層が存在することを明らかにしており、「震度6強の地震発生」は決して過大な想定ではない。しかし訓練では志賀原発敷地外への影響は1か所の道路の寸断のみであり、明らかに地震被害を過小評価している。実際には多くの家屋が倒壊し、下敷きになった住民もいるかもしれない。死傷者も複数発生し、火災発生もありうる。道路の損壊も広範囲に、複数個所に及ぶ。津波被害も発生しているかもしれない。県や志賀町、あるいは周辺市町は地震の災害対策本部を設置しているはずである。消防や警察はこうした事態への対応で奔走している。こうした中での複合災害発生である。原子力災害への対応がどこまで可能か、真剣に検証すべきである。

3.服用のタイミングを逸するドライブスルー形式の安定ヨウ素剤配布
UPZ圏内の住民へ安定ヨウ素剤配布は容易ではなく、事前配布をするしかないのではないかと私たちは指摘してきた。こうした中、昨年度からドライブスルー形式での配布訓練が実施されているが、3つの問題点を指摘する。1つは服用のタイミングを逸する懸念である。安定ヨウ素剤の服用のタイミングは、放射性ヨウ素を吸入する24時間前から吸入後2時間とされる。ドライブスルー形式は、屋内退避していた住民がOILに基づいた避難指示を受け、避難行動の途上で安定ヨウ素剤を受け取ることとなる。住民は屋内退避の段階ですでに被ばくしており、吸入後2時間内の服用は困難ではないか。2点目は配布場所周辺での渋滞発生の懸念である。特にOIL1の場合は空間線量が500mSv/hを超えており、住民が殺到すると思われる。避難行動は遅れ、無用の被ばくに晒される。

    3点目は配布作業にあたる防災業務従事者の被ばく問題である。屋内からの手渡しでも被ばくは回避できないが、本日の訓練では、配布作業は屋外で実施されている。防護服を着用していても長時間被ばくのリスクに晒される。(修正澄み)

4.形だけの要支援者避難
今回の訓練では、在宅の避難行動要支援者や高齢者施設に加え、障害者就労支援施設や病院でも避難訓練が実施される。きめ細かい災害対応に向けての努力は評価するが、全入所者、全入院患者の避難に向けた課題は多く残されている。原子力災害の特殊性を踏まえた、一人ひとりの個別避難計画を作成し、介護度や障がいの種類、病状に応じた受け入れ先と輸送手段を確保しなければならない。受け入れ先の施設も、原発事故に備えあらかじめベッドを用意し、人員を確保しているわけではない。複数の受け入れ候補施設を確保しておかなければならない。民間団体に輸送の協力を求める場合は、防護基準も明記した協定の締結が必要となる。模擬避難者による避難手順の確認より、個別避難計画の策定状況や見通しこそ明らかにすべきである。

5.軽視される原子力災害の特殊性
私たちは県や周辺各市町と原子力防災について意見交換を重ねている。この中で明らかになった問題点として、行政の防災担当者は概して他の災害との共通点に着目し、原子力災害の特殊性は切り捨てる傾向があることを指摘したい。一例として今回初めて実施されるペット同行避難の受入訓練を取り上げる。避難所でのペットの受入は他の災害でも共通する課題である。しかし原子力災害ではペットの被ばく・汚染、長時間かつ遠距離の避難行動という特殊性がある。避難退域時検査場所での検査こそ実施すべきである。避難バスでの同行も問題が多く、自家用車避難を原則としなければならない。事故発生の通報があった段階で極力屋内に留め、被ばくを回避することも大切である。飼い主に事前に周知すべき事が数多くあるが置き去りにされている。

6.最後に―――原子力防災は住民も地域も守らない
一企業の、電気を生み出す一手段に過ぎない志賀原発のために多くの県民が命や暮らしを脅かされ、財産を奪われ、ふるさとを追われる危険に晒され続けている。このような異常な事態を覆い隠すかのように「重大事故でも無事避難」という防災訓練が繰り返されている。もっとも確実な原子力防災は原発廃炉である。北陸電力は1年前、2026年1月の再稼働想定を公表したが論外である。原子力防災は住民を被ばくから守れない。地域を汚染から守ることもできない。私たちは志賀原発の一日も早い廃炉実現に向けて、引き続き全力で取り組む決意をここに表明する。

 2023年11月23日
志賀原発を廃炉に!訴訟原告団
さよなら!志賀原発ネットワーク
石川県平和運動センター
原水爆禁止石川県民会議
社会民主党石川県連合

 

 

 

左は北陸中日新聞11/24

 

右は朝日新聞(同)

カテゴリー: PEACE石川(機関紙), トピックス, 人権, 住民の暮らしに直結する課題, 全国・中央・北信越, 友誼団体, 反核・脱原発, 志賀原発, 環境(原水禁、核燃、放射能・食品汚染) | 志賀原発が重大事故を起こした想定で行なわれた県原子力防災訓練、手抜きばかりに「抗議声明 はコメントを受け付けていません

ロシアのCTBT批准撤回とイスラエルの閣僚による原爆投下容認発言どちらも許さず、改めて核廃絶を強く訴える(原水禁声明)

ロシアのCTBT批准撤回とイスラエルの閣僚による原爆投下容認発言どちらも許さず、改めて核廃絶を強く訴える(原水禁声明)

① 11月2日、ロシアが包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を撤回した。ロシアは2000年にCTBTを批准し、これまで核実験禁止という規範を守る姿勢を示してきた。CTBT発効には発効要件国(44ヶ国)すべての批准が必要とされる。ロシアは発効要件国であり、署名・批准国の中で最大の核兵器保有国である。そのロシアがCTBTの批准を撤回したことは、国際社会の核軍縮・核不拡散を進める大きな流れに逆行し、CTBTの発効に向けたこれまでの努力に反することになる。
② 11月6日、イスラエルの閣僚であるアミハイ・エリヤフ エルサレム問題・遺産相が地元ラジオ局「コル・バラマ」のインタビューに答え、パレスチナ自治区ガザに原爆を投下して「皆殺し」にする手法を容認するかとの質問に対し、「それも一つの選択肢だ」と発言した。ベンヤミン・ネタニヤフ首相はこの発言について、「現実からかけ離れている」とし、「イスラエルは、非戦闘員に被害を出さないという、国際法の高い基準のもとに行動している」と説明したうえで、エリヤフ問題・遺産相の閣議への出席を凍結することを決めた。イスラエルは核を保有しているとされているが、否定も肯定もしない政策をこれまで貫いてきた。長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)によると、イスラエルは2023年3月時点で、90発の核弾頭を保有していると推定されている。アラブ連盟のアハメド・アブルゲイド事務局長は、原爆投下を一つの選択肢だとした発言を受け、「イスラエルが核兵器を保有している」証しだとし、そのことが「公然の秘密」になっていると指摘したうえで、原爆投下を容認する発言は「イスラエル人がパレスチナ人に抱いている人種差別的な見方を裏付けている」と非難した。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の長期化と、パレスチナ自治区ガザでの戦闘状況の悪化が招く、国際社会全体の不安定さと危うさは増大する一方である。その結果として核兵器開発が容認され、核兵器使用・原爆投下の結果を招くことなど、万が一にもあってはならない。核兵器使用・原爆投下の未来には、決して進んではならないのだ。
これまで広島・長崎の被爆の実相を国際社会で訴え続けてきた被爆者が、「核兵器の非人道性」の国際理解を促してきた。この積み重ねがこれまで、広島・長崎を最後に、戦争での核兵器使用を阻み、現在までの歴史を紡いできた。人の命よりも尊いものなどない、そして人の命の尊厳を守ることが最も重要である。それが原水禁運動の原点であり、重要な理念だ。
そのことからも、国際社会における核兵器使用や原爆投下容認に向かうすべての動きに対して、私たちは明確に「NO」をつきつける。もう二度と、被爆の惨状が繰り返されるようなことなど、あってはならない。ロシアやイスラエルのように、核兵器使用を敵対する国への威嚇に用いることを、許すことはできない。
原水禁は改めて、核廃絶を訴える市民社会の声が重要であり、その声の高まりによって、世界全体での核廃絶と平和への大きな流れを作り出していくことを決意する。「核と人類は共存できない」、この理念の国際理解を深めていく原水禁運動の、着実な前進こそが今、最も重要であると考える。

2023年11月14日
原水爆禁止日本国民会議
共同議長 川野 浩一
金子 哲夫
藤本 泰成

カテゴリー: 全国・中央・北信越, 原水禁, 友誼団体, 反戦・平和, 核兵器・放射能・核開発, 環境(原水禁、核燃、放射能・食品汚染) | ロシアのCTBT批准撤回とイスラエルの閣僚による原爆投下容認発言どちらも許さず、改めて核廃絶を強く訴える(原水禁声明) はコメントを受け付けていません

11.3小西洋之さん「憲法審査会の動向に見る改憲発議の行方」資料全編

小西洋之さん(立憲民主党参議院議員)の「憲法審査会の動向に見る改憲発議の行方」に

使われた資料を全編掲載します。ごまかしの「改憲根拠」資料です。

憲法改憲阻止、改憲発議反対の取組みにご活用ください。以下をクリックしてください。

 

231103 平和憲法公布77周年記念石川県民集会(金沢)配布資料

 

 

カテゴリー: トピックス, 人権, 住民の暮らしに直結する課題, 全国・中央・北信越, 友誼団体, 反戦・平和, 護憲・憲法改悪反対・教育・歴史, 護憲・憲法改悪反対 | 11.3小西洋之さん「憲法審査会の動向に見る改憲発議の行方」資料全編 はコメントを受け付けていません

イスラエル・パレスチナ問題(パレスチナ抹殺としか思えない諸攻撃)への抗議声明(11/19)

新しい事態であり戦争です。声明を出すべく団体間の協議を重ねてきました。ようやく「抗議声明」を出すことができました。県平和センター運営委員、単組の関係者に感謝いたします。

ガザ地区への総攻撃をやめ

双方に即時停戦を求める声明

10月7日、パレスチナのイスラム組織ハマスによるミサイル攻撃に端を発したイスラエル・ネタニヤフ政権による爆撃は、住民やけが人の避難先である学校や病院に、祈りの場である礼拝堂、挙句の果てには救急車にまで容赦のない無差別空爆が連日連夜強行されています。一日に450回を超えることもあり、水や食料、電気、燃料は完全に封鎖され、ガザ地区は「人道上の危機」に追い込まれています。市民は南部へ避難しろとイスラエル側は言っていますが、どこに避難する道や場所があるのでしょうか。ガザ地区は南北に完全に分断され、すでに10,000人を超える人命が奪われ(11/6現在)、半数が子供であるという。イスラエルでも1,400人余の尊い命を奪われている。

私たちはハマスの無差別攻撃や人質作戦を支持しません。しかし、ガザ地区は「天井のない監獄」と呼ばれ、種子島ほどの面積の中で220万人が押し込まれています。過去4回にわたる中東戦争を経て1993年、オスロ合意で「両国家併存」が合意されました。イスラエル国家の中でパレスチナ人と(ガザ地区とヨルダン川西岸)とイスラエル人の居住地が決められたのです。しかし、その後もイスラエル側は暴力的に住居や農地を奪う「入植」という方法で居住地域を広げていきました。それゆえ、合意から30年たってもパレスチナ国家は建国されず、これに反発するパレスチナ人は、イスラエルの圧倒的武力で押さえつけられ殺され続けてきたのです。

グテーレス事務総長は、すべての人質の解放を求めた一方、「ハマスによる攻撃は理由もなく起きたわけではない、パレスチナ人は56年間、占領下に置かれてきた」と発言しましたが、これが世界の常識なのです。イスラエル側はこれをテロ容認だ、辞任すべきだとまで批判しました。

国連安保理事会は、大国の利害衝突で何も決まらない状態に陥っています。それを打開するため国連総会では121か国の賛成で、イスラエルに対してガザ地区への支援物資の搬入を含め「人道的休戦」を決議しました。しかし、ネタニヤフ政権とアメリカ・バイデン政権はこれを無視し、「自衛権」を行使して無差別空爆と地上作戦を拡大し続けています。

私たちは、パレスチナ問題がどのように作られてきたのか、そして繰り返される武力衝突に国際社会はどのように対処してきたのか、今一度顧みなければなりません。

私たちは、イスラエルが直ちに「自衛権の行使」をやめて無差別殺戮をやめることを要求します。双方が直ちに停戦することを要求します。私たちはパレスチナで平和のために闘う労働者・市民と連帯します。イスラエルで「隣人を殺すな」と立ち上がった労働者・市民と連帯します。

全世界の労働者・市民と固く連帯してイスラエルによるガザへの総攻撃を止めるために奮闘することを声明します。

2023年11月14日

石川県平和運動センター

カテゴリー: PEACE石川(機関紙), トピックス, 人権, 全国・中央・北信越, 反戦・平和, 環境(原水禁、核燃、放射能・食品汚染), 護憲・憲法改悪反対・教育・歴史 | 1件のコメント

11.3「憲法改悪NO!改憲発議NO!」集会(県憲法を守る会、憲法改悪NO!市民アクション・いしかわ)

ここまでが前段の護憲集会(県憲法を守る会)

ここからが後段の県民集会(憲法改悪NO!市民アクション・いしかわ)

小西博之参議院議員(立憲民主党)の「憲法審査会の動向に見る改憲発議の行方」という講演は、実際に参議院憲法審査会の幹事として参加している人の奮闘ぶり、彼我の「ちから」関係、自民党による「ごまかし」の切迫感、緊張感などが感じられ、とても有意義でした。

しかも自民党の「ごまかし・すり替え」という方法は、「改憲」の根拠がないことの証明でもあります。鬨の権力者は「目的のためには手段を選ばず」とよくいいますが、いままさにこのとき、安倍政権、岸田政権により行なわれている改憲策動の根拠は「ごまかし」でしかなく、まさに「詐欺」だと言わなければなりません。

※ごまかしの根拠

S47(1972年)年の「閣議決定」の内容に「(外国への攻撃に対し)集団的自衛権の行使を容認するくだりがある」とうそを言って2014年の憲法解釈替えをしたのですが、当時の法制局長も案を作った職員も、審査会の参考人質問で「日本が攻撃を受けた場合しか想定していない」「外国への攻撃は想定していない」と明確に否定しています。

2014年「集団的自衛権の行使」(護ってもらうのみでなく護ってあげる)を安倍政権が「閣議決定」。これを契機に「自衛隊の米軍護衛」「外国軍との共同演習」が急増している。いかに「資料全編」を添付します。

小西博之参議院議員の「憲法審査会の動向に見る改憲発議の行方」資料(全て)

カテゴリー: 人権, 住民の暮らしに直結する課題, 全国・中央・北信越, 友誼団体, 反戦・平和, 護憲・憲法改悪反対・教育・歴史, 護憲・憲法改悪反対 | 11.3「憲法改悪NO!改憲発議NO!」集会(県憲法を守る会、憲法改悪NO!市民アクション・いしかわ) はコメントを受け付けていません

10.21国際反戦デー58周年集会(23.10.26開催)

ロシアによるウクライナ侵略が600日を超え、プーチンの軍隊による暴虐が尽きず、世界の労働者・市民の「ロシアは侵略やめろ!」「直ちに撤退しろ!」という声が響いているなか、10月7日、突然(我々からすれば)パレスチナ国家建設とアラブの解放をめざして「天井のない監獄」を打破するためのハマスによるロケット弾攻撃が行なわれ、それに対し、イスラエルが「新たなナチによるファシズムだ」と自衛権を盾に反撃を開始する新たな「戦争」がはじまった。米・ソの冷戦支配下、双方の影響にあった世界がその歪みを爆発させ、現代を揺るがす「戦争の危機」にあることを実感せずにいられません。そのようななか、この10.21国際反戦デー集会を開催する意義は大きいと思います。主催者を代表して本田良成事務局長は、「ウクライナ戦争の歴史的背景と、なぜ侵略なのかを批判的視点で見てほしい、そしてイスラエルとパレスチナの『戦争」も歴史的背景を押さえて、侵略し占領し暴虐をつくしているのはだれか、実態を直視してほしい」と訴えた。(歴史的背景、それぞれの主張などを学習し、声明を発するための準備をいましている最中です。)

「小松基地の現状」と題して講演していただいた池田喜久さんは、長年、高教組運動を担い、県下の反戦・平和に大きくかかわってこられた先輩です。大変貴重な、そして機知にとんだ話をしていただいたとおもいます。

特に、第二滑走路問題については、航空自衛隊小松基地の現地を隅々まで知っている人でなければ指摘できないものでした。単に「北朝鮮と最先端で対峙する先制攻撃の拠点」というだけではなく、岸田政権にとって「先制攻撃の拠点」にふさわしい基地へ、どのような策をねり、どのように市民を巻き込んで、物理的にも目的を貫徹して基地機能の強化を成し遂げるか、にかかわる論点、視点の提起だったと思います。

 参加者の感想文では、「基地のあるところが最初の攻撃の的になる」に衝撃を受けた女性組合員、「軍隊は民間人を助けてくれない、自らの命を守るために必死だ」にハッとした男性組合員、「知らず知らずのうちに、戦争できる国に加担させられている」と反省する女性組合員、「小松基地が戦争する方向へ進んでいることを知りませんでした」と今後の頑張りを決意する男性組合員、「(DVDで戦争の事実を知りとても悲惨で)心が痛みました」と男性組合員・・・。

これらを見ると、日ごろいかに「仕事」に追われ、忙殺されているのか分かります。人間性、感受性、そして感性そのものがマヒさせられていると感じます。でも最後の感想のように「心が痛む」という感性が大事なのだろうと思います。学習の重要性、組合運動の重要性を再認識した思いです。

一方、ロシアのウクライナ侵略については、「侵略を避けられなかったゼレンスキーとウクライナの権力者が悪くないはずがない」とか「ロシアだけが悪いわけではない、でもそういうとロシアを喜ばすことになる、だれとも争わないのが中立だけど難しい」とか「被侵略国もロシアと同様にクラスター爆弾などを使っている」と判断で悩んでいる様子が窺えます。悩んで大きくなるのでしょう。

私たちは労働組合を主体とする反戦・平和団体は、労働者の側に立って物事を見、分析し、政府・権力者の問題点、横暴を暴き指摘することが使命であると考えます。

従って、ウクライナのゼレンスキーを私たちは評価しません。もちろん、ウクライナに侵略したロシアのプーチンも全く評価しません。しかも、ロシアの平和なデモを弾圧し、指導者を牢獄に閉じ込めるやり方は、まさに「ナチ・ファシスト」そのものです。

ゼレンスキーについては、NHKスペシャル「大統領府 緊迫の72時間」で明らかなように、「ロシア軍に勝てるわけがない、逃げろ、亡命しろ、脱出用ヘリをまわす」などと退避を迫る欧米権力者の誘いに逡巡したであろうが、ウクライナ民衆の決起や抵抗(特にキーウ北西のブチャやボロジャンカで民衆の命がけの抵抗)を情報で知り、それに「勇気づけ」られて「私たちは(逃げないで)ここにいる」という名シーンにつながったのだと確信します。それゆえ、民衆とともにある大統領として圧倒的支持があるのでしょう。(「大統領府 緊迫の72時間」 HP後段「DVD講座」に50号として11/6発行予定。

ほかに、反戦・平和に関する多くの書籍、漫画、絵本、DVDなどを保有しています。県平和センター構成組織の組合員、PEACEネット会員はいつでも無料で借りることができます。)

いずれにしても、私たちはときの政府や権力者、ましてや国家に寄り添うとか、支持するとかというスタンスは全くありません。虐げられ、抑圧され、支配された労働者・市民に寄り添い、権力者の圧政と抑圧に対して闘うのです。これでしか未来は切り開けないと考えます。

 

カテゴリー: PEACE石川(機関紙), トピックス, 人権, 住民の暮らしに直結する課題, 全国・中央・北信越, 反戦・平和, 教育・歴史, 環境(原水禁、核燃、放射能・食品汚染), 護憲・憲法改悪反対・教育・歴史, 護憲・憲法改悪反対 | 2件のコメント

青年女性部第21回定期総会(23.10.3開催)

カテゴリー: 運営 | 青年女性部第21回定期総会(23.10.3開催) はコメントを受け付けていません