高浜原発1・2号機の運転延長に強く抗議する

2016年4月21日

高浜原発1・2号機の新規制基準適合決定に関する事務局長見解

原水爆禁止日本国民会議(原水禁)

事務局長 藤本泰成

4月20日、原子力規制委員会は、運転開始から40年を経た関西電力高浜原子力発電所1・2号機が新規制基準に適合するとの審査書を正式決定した。東京電力福島第1原発事故後に、原子炉等規制法が改正され原発の運転期間を40年に制限されたが、原子力規制委員会が認める場合は、最長20年の延長が認められるとされた。老朽原発の事故を防ぐという安全対策の空洞化が懸念されたが、正にその通りになった。

今回の審査では、原子炉や原子炉建屋などの耐震性チェックは改修工事後に後回しとされ、新基準への対応も方針や計画が認められたに過ぎない。今年7月7日には運転満了を迎えるため、運転延長には、さらに老朽化のチェックや耐震工事の計画の認可が必要になる。関西電力は、審査終了後に設備の大規模工事を行うとし、地元合意も含めて運転の開始は2019年以降としている。今回の規制委員会の対応は、運転延長ありきで審査を急いでいるとしか考えられない。老朽原発では、放射線による原子炉の脆弱化や建屋強度の低下など検証困難な課題も多い。可燃性ケーブルの安全対策も全長1300kmのうち交換は6割、残りは防火シートで覆うとされている。基準値振動も比較的新しい高浜3・4号機と同等の700ガルにとどまっている。今回の熊本地震が1580ガルを記録したことを考えると極めて低い基準だ。これまでの対応から、相当の費用を投入した改修工事後に、耐震性が問題にされ運転延長が反故になるとは考えられない。審査書の決定によって安全性の審査が終了したとは言えず、40年が迫る中での見切り発車的審査は許すことはできない。

2015年7月2日、福井県越前市の市議会は、運転開始から40年を超える原発の運転延長を行わないことを求める意見書を可決している。大津地裁は3月9日に、稼働中の高浜原発3・4号機の運転差し止めを命じた。新規制基準に照らしても過酷事故の起こる可能性があるとの指摘だ。熊本地震後、4日間で稼働中の九州電力川内原発の運転停止を求める意見が、原子力規制庁に約340件寄せられた。これまでの経験と想像を超える地震に、原発事故の恐怖を感じるのはあたりまえだ。しかし、現在の科学では「原発は安全」と言いきることはできない。

四国電力伊方原発1号機は、安全対策上のコストと電力供給の状況を勘案して廃炉を決定した。経済効率からの廃炉決定は、逆に経済効率を考えての運転延長につながる。関西電力美浜1・2号機、日本原電敦賀1号機、中国電力島根1号機の計5基の廃炉が決まっている。経済の側面からではなく、市民社会の総意である「原発に依存しない社会」の実現のために、市民社会の安全のために、原発の廃炉を進めていかなくてはならない。原発ゼロでも市民の生活に支障がないのは、これまでに確認済みではないか。

福島第1原発事故から5年、市民社会の声を無視して、政府は、原発再稼働そして原発運転延長、原子力発電推進の大きく傾倒している。そのことが、再生可能エネルギーの拡大を拒み、ひいては日本の将来の社会のあり方に大きな影響を与えるに違いない。

原水禁は、今回の高浜原発1・2号機の運転延長に強く反対する。

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ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり26万ベクレル

福島、タンク配管で汚染水漏れ

26万ベクレル検出

2016/4/21 11:20

 東京電力は21日、福島第1原発の地上タンクに汚染水を移送する配管で水漏れが見つかり、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり26万ベクレルと高い濃度で検出されたと発表した。

 漏えい箇所はタンクを取り囲むせきの外で、地面に漏れ出た量は約3リットルと推計される。東電は「吸水材などで回収を進めており、周辺環境に影響はない」と説明。原因を調べている。

東電によると、20日午後7時半ごろ、G6タンクエリアと呼ばれるタンク群に汚染水の移送を開始した直後、現場を確認した社員が、配管に巻かれた断熱材の周辺から水が漏れ、地面に水滴が落ちているのを発見した。

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4.16「戦争法廃止!アグレッサー(仮想敵機部隊)配備反対」北信越ブロック集会 新型ミサイル発射実験反対!

快晴のもと、小松基地がある小松市において、北信越(長野県、新潟県、富山県、福井県)の仲間とともに、集団的自衛権の行使にむけ「戦争準備」を進める安倍政権に対し、戦争法廃止!戦争する国づくり反対!アグレッサー(仮想敵機部隊)配備反対!そして武力で平和はつくれないを訴える集会を開催しました。(挨拶する爆音訴訟原告団長田代表や全国基地ネット小原事務局長、各県代表者)

特に、中国に対する「防衛力強化」を名目とした「南西諸島防衛」強化のため、宮崎県にある新田原基地には、新たに百里基地からF15戦闘機20機を配備する計画です。その一環として新田原から戦闘機パイロットのエリート中のエリートである「教導群」アグレッサー(仮想敵機)部隊10機を小松基地に移転配備し、戦闘機パイロットの戦技力強化を図るという。新潟県佐渡沖から福井県沖にまたがる広大な「G空域」で、全国の戦闘機の戦技能力向上を図り、戦争体制を強化しようというものです。G空域では近々、新型ミサイル(総開発費、なんと300億円)の発射実験を行ない、旧式自衞艦「しらね」7000t級を標的に撃沈させるという、まさに「戦争ごっこ」の最前線となります。基地機能の強化は、格納庫や弾薬庫の防弾強化と合わせたものであり、より一層危険な基地となります。(約400名が参加した集会の一コマです)

なおこの集会は、小松基地爆音訴訟原告団や石川県内の「戦争法廃止!憲法改悪阻止!」を呼びかける八団体、地区平和センターなどにも協賛していただき、参加もしてもらいました。

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「たらちね」測定値 家庭用掃除機から高線量が測定されている!

http://www.iwakisokuteishitu.com/pdf/weekly_data.pdf

1000~5000Bq/キロ、ほど、放射性物質から放射される線量が測定されています。

それだけ、「家の周りに放射性物質が飛散している」ということの証です。

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「戦争法(安全保障関連法)」施行に対する抗議声明

「戦争法(安全保障関連法)」施行に対する抗議声明

フォーラム平和・人権・環境

 共同代表 福山真劫

 本日3月29日、「戦争法(安全保障関連法)」が施行された。平和フォーラムは、憲法に反する集団的自衛権行使に道を開き、米軍とともに地域的制約なく自衛隊の世界展開を可能にする同法の施行に強く反対する。

 安倍晋三首相は、消費税増税先送りの是非を問うとして2014年12月に衆議院総選挙を行い、多数を確保すると、安全保障法制改革の信任を得たかのように主張し、世論の動向に配慮することなく、昨年9月に「戦争法」を強行成立させた。憲法学者のほとんどが、野党が、一致して違憲とする集団的自衛権行使を容認し、反対する者を「安全保障に無責任な勢力」として一方的に断罪する政府と安倍首相の姿勢は、国民の負託を受けて民主主義国家の運営にあたる者としてふさわしくない。

 菅義偉官房長官は、「今後とも国民の一層の理解をいただけるよう説明していきたい」と発言しているが、今日まで、そのような政府の努力を見ることはない。「戦争法」が違憲であるかどうかの疑いが晴れることはなく、むしろ懸念は広がっている。

 安倍首相は「国民の命をまもるために必要な措置は何か、考えぬいた結果」と、「戦争法」の異議を強調しているが、例えば世界に紛争地で難民などの支援に当たる民間のNGOからは、「軍隊と一線を画すことが、安全につながる。自衛隊の駆けつけ警護は、自らを攻撃対象とすることになる」との主張がある。このように「戦争法」の有効性についても疑問の声があがっているが、政府からは何ら納得できる回答はない。

 それどころか、政府は参議員選挙をにらんで、PKOに派遣する自衛隊の「駆けつけ警護」や米軍への兵站を担うための日米物品役務相互提供協定(ACSA)改定案の国会提出など、「戦争法」施行にともなう自衛隊の新たな任務については、今秋以降に先送りする方針とされている。野党は「安保法廃止法案」を国会に共同提出しているが、自民・公明多数の中で審議入りの目処も立っていない。政府は、国民の理解をいただくと言うならば、「戦争法」施行に基づく実際の自衛隊の運用方針を示し国会で与野党の議論を開始しなくてはならない。

 実際の任務に当たる自衛官や家族からは、不安の声があがっている。任務とされる兵站支援や駆けつけ警護は、戦闘を前提としておりきわめて危険な行為である。自衛隊が、この「戦争法」の施行にともなって戦死者を出すことがあれば、第2次大戦後も世界各地で「自由と民主主義」のためと称して戦争を行い、今日の世界の混乱を招いてきた米国軍と何が違うのか問われることになるに違いない。それは、そのまま日本の戦後が問われることと同義である。

平和フォーラムは、日本国憲法9条の下、集団的自衛権行使を否定し実際の戦闘から距離を置くことで、他国にはできない日本独自の平和への役割があると考える。「戦争法」施行によって「普通の国」にならんとする現政権の理念なき野望に抗し、参議員選挙での野党勝利、「戦争法」廃止、改憲阻止に向けて、全力でとりくんでいくことを決意する。

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19日行動「戦争法施行するな! 廃止せよ!」 戦争法廃止!憲法改悪阻止を呼びかける八団体

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ミスター100ミリシーベルト、山下俊一さん答えて!

100ミリシーベルトまでは「ガンにならない」と豪語した方。

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原発推進派が大慌て!NHK「低線量被ばく 揺れる国際基準」の衝撃!

原発推進派が大慌て!

ICRP(国際放射線防護委員会)の基準に科学的根拠なし

NHK「低線量被ばく 揺れる国際基準」の衝撃!!

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/caf063b4434a0e281132cf1607eb401f

ガン死亡リスク 

ICRP名誉委員 チャールズ・マインホールド氏

「労働者に子どもや高齢者はいないのでリスクは下げても良いと判断した。科学的根拠はなかったが、ICRPの判断で決めたのだ。」

これまでICRPは、年間累積100ミリシーベルトを超えるとがんになる確率が0.5%増えるが、100ミリシーベルト以下の放射線を被曝しても、発がんリスクが増えるかどうかは不明であるとしていました。 ※関連 産経新聞2011.5.1記事

「年間100ミリシーベルト被曝の発がんリスクは、受動喫煙・野菜不足と同程度」

国やマスコミはこのICRPとその基準を金科玉条としてきました。

しかし、実際には、この見解は低線量放射線による内部被曝を著しく過小評価したものでした。その元となっているのが、「広島・長崎の原爆で放射能を浴びた約9万4千人と、浴びていない約2万7千人について、約40年間追跡調査した放射線影響研究所(広島・長崎)が持つデータ」というものなのです。しかし、この研究所名と対象人数と調査年数だけでも権威ありげなデータが実は噴飯物の代物なのです。

一番ひどいのは、内部被曝を全く考慮していないこと

そして、「放射能を浴びていない」2万7000人、すなわち被爆者と比べる比較対象者群になんと被爆者が選ばれてしまっていることです。遠距離被爆者(爆心地から2・5キロ以上で被曝していると遠距離!)や原爆投下後に広島・長崎市内に入った入市被爆者が含まれています。

詳しく言うと、1950年当時、生存していた被爆者のうち広島・長崎に居住している18万人の中で、被爆者=近距離(爆心地から2・5キロ以内の被爆)と選定。対照者としてなぜかわざわざ遠距離被爆者(2・5キロ~10キロの被爆者)を入れ、それに加えて原爆投下時には広島、長崎にいなかった者(入市被爆者を含んでいる)を加えて対照群としたのです。

まるで、放射線の影響を過小評価するために選んだような比較対象です。近距離被爆者と遠距離被爆者を比べれば、そんなにガンなんて増えていないということになり、放射線の影響が小さく見えるのは当たり前です。

2.5キロ以上は放射線が飛んでいないので外部被曝は考慮しなくていい、そして、内部被曝は無視する、という前提で、爆心地から2.5キロ以上で被爆した人が「放射線を受けていない」人として、比較対象にされているのです。

これでは本当に全く放射線で被曝していない人よりどれだけガンが増えているのかさっぱりわかりません。「放射線影響研究所」は一体、40年も人と金と労力を使って何をしているのか

原爆症集団認定訴訟の中で、素人ながらこれを知ったとき僕は唖然として、しかし、この裁判は絶対に勝てる、勝たなければならないと思いました。

原爆症集団認定訴訟で原告側の証人に立たれた、兵庫が誇る熱血医師郷地先生は、政府の主張する係数(原因確率)のナンセンスさをこう指摘しています。

風速200mの爆風に耐え、1200度の熱線を生き残った人が将来、胃ガンとなる

「男性の胃がんの場合、「原因確率」が50%を超えるのは、被爆時年齢が6歳以下で「爆心地から800mの遮蔽のない屋外にいて、風速200mの爆風に耐え、1200度を超える熱線の中を生き残った人」で、その後胃がんに罹患した人ということになる。」

(郷地秀夫、『原爆症-罪なき人の灯を継いで』、かもがわ出版、2007、p.62)。

ICRPの年間1~20ミリシーベルトという安全基準の基礎データを提出した放射能影響研究所(放影研)の前身は、ABCC(原爆傷害調査委員会)。彼らはアメリカの占領軍が終戦直後から日本に送り込んできたのです。アメリカの有数の研究者達なのに、被爆者を実験台にして放射線の影響のデータを取るだけで、被爆者の治療のためには指一本動かさなかったのです。

後進の財団法人放射線影響研究所も、アメリカのエネルギー省が半分出資したのですが、エネルギー省ってアメリカの核兵器を担当している省庁ですから、放射線の影響を過小評価させようとする圧力たるや凄いそうです。                (原爆症裁判の原告の一人の発言集より)

原子力・放射線擁護・推進派 ICRP(国際放射線防護委員会) IAEA(国際原子力機関)

WHO(世界保健機関)などの国際機関は殆ど米資本が入っている。

慎   重   派  ECRR(欧州放射線リスク委員会)

 

ICRP基準は、うさん臭い

原発、核兵器、放射線活用、核開発などを推進させるため、さまざまな数値化を行なった。「社会とバランス」をとるとして。

福島では、悲劇が続いている

18人の子どもたちが甲状腺ガン発症。(疑わしきが25人)

放射線管理区域(5.2ミリシーベルト/年)に400万人が住む。女性、子ども、若者、老人たちが・・。だから、ECRRは、今後50年で40万人がガンと予測。

 

福島県の「健康管理調査」検討委員会は、11月12日、新たに8名が発症し26人に(全員手術済、経過は良好)、疑わしきは7人増えて32人になったと発表。これは事故後18歳未満36万人を対象にした調査の結果であり、その発症率、1万人に1.6人(疑わしいを含む)。高いと言わざるを得ません。(宮城県など4県のガン統計で10万人あたり1.7人が通常値)

深川市立病院、松崎道幸医師

「チェルノブイリでは、こどもの甲状腺がんが、4年から5年後で1万人に1人みつかった。今回は、2年後で1万人で1.6人見つかったことになる。チェルノブイリと同じか、それ以上の頻度で健康被害がおきはじめている」と。 ※ 通常、甲状腺がんは、子ども100万人に1~3人という罹患率

 

日本で初めて「内部被曝の危険」を指摘した、肥田医師   2011年6月

  • 3年後の「ブラブラ病」、7~8年後の「白血病、がん」に注意すべき

福島原発事故の収束のメドが立たない中、7月にも、福島県民を対象にした健康調査が始まる。追跡期間は30年間という世界でも例を見ない大調査だ。特に重要なのは「内部被曝(ひばく)」の影響。

事故当初に政府が強調した「直ちに影響はない」は本当なのか。原発周辺の県民の避難範囲30キロは正しい判断なのか。

「内部被曝」の危険性を国内で最初に指摘し、元広島陸軍病院で被爆者の治療に当たった肥田氏に聞いた。

「原爆の直撃は受けていないのに、肉親を捜そうと3日後や1週間後に市内に入った人たちがその後、被爆者と同じ症状で亡くなる……。初めは状況が分からなかったが、そういう患者をたくさん診て『内部被曝』を確信しました。しかし、米国は一切認めない。箝口(かんこう)令が敷かれ、情報は厳しく管理されました」。「内部被曝」の問題が表面化したのは、54年の米国のビキニ環礁水爆実験で、第五福竜丸が被曝した一件からだ。

「本当は第五福竜丸以外にも、周辺で被曝した漁船は700~800隻ありました。しかし、医師らが調査に駆けつけると、米国は既に船主にカネをつかませて黙らせていました。

最悪だったのは、当時の東大の研究グループ。米国に『機密情報だから公開するな』と口止めされ、収集した研究データを米国に送っていたのです。グループの中心人物はその後、日本の被曝研究の責任者になりました。これでは、日本で『内部被曝』はもちろん、放射線障害の研究が進むはずがありません」

  • 米国が非難範囲を半径80キロに設定した理由

「福島原発の事故で、政府が『直ちに影響はない』との説明を繰り返したのは『放射能に対する知識がない』からです。政治家、官僚ともに戦後生まれ。『内部被曝』を否定する米国との安保条約にも配慮したため、日本では放射線障害について勉強する場がありませんでした。このため、米国と日本では事故の対応が異なるケースがあります。

例えば、米国は今回、避難範囲を原発から半径80キロに設定しました。これはかつて、米・統計学者が50年間に及ぶ膨大なデータを整理した結果、『原子炉から160キロ以内で乳がん患者が増えている』との報告書を根拠にしたからとみています。

私も半径50キロ以内の住民は全て避難させるべきだと思っていますが、日本政府は半径30キロのまま。これまで『心配ない』と繰り返してきたから、今さら変えられないのでしょう。

原発の『安全神話』が足かせになっているのです」

  • 事故からすでに100日以上経ったが、状況は何一つ改善していない。

「原発は大事故を起こさなくても、毎日、湯気や排水で放射性物質を出し続けています。政府はICRP(国際放射線防護委員会)などの基準内だから安全というが、基準ができたのは四半世紀も前で、当時と比べてどんどん緩くなりました。厳し過ぎると原発が造れない、電気代が上がる、儲からない、というのが理由です。基準の厳格派は次々に買収されました。ちょうど、電力会社がメディアに広告費を出し、安全を強調してもらう現在の構図と同じです」

  • 少量の被曝でも影響がでる怖さ

「福島では住民の健康調査が始まるようです。対象の住民は行政機関に登録させ、手帳を持たせ、しっかりとした健康管理、追跡調査を行うべきです。本当はもっと早く始めるべきでした。倒壊家屋などのデータはすぐに数値として収集、発表されるのに、住民の健康に関するデータ収集をしない理由が全く分かりません。

将来の『内部被曝』の影響は分かりませんが、広島の場合、およそ3年後に体が疲れやすくなる原因不明の『ブラブラ病』患者が出始めました。白血病の患者も3年ほど経ってから確認され、7~8年後にがん患者が目立ち始めました。

  • 『内部被曝』は少量の放射性物質でも影響が出る。

ここが恐ろしいところです。人間だけではありません。放射性物質は動植物すべてに影響を与えるのです。福島原発の事故は、大気中だけでなく、海にも大量の放射性物質が放出されました。今後、一体どんなことが起こるのか。世界が固唾(かたず)をのんで見ています」

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復帰後、米兵の女性暴行事件、昨年末までに129件、147人。基地の全面撤去しかない!

 那覇市内のビジネスホテルで起きた米海軍兵による女性暴行事件で、「米海軍兵による性暴力を許さない緊急抗議集会」(主催・基地の県内移設を許さない県民会議)が21日、容疑者が所属するキャンプ・シュワブゲート前で開かれ、2500人(主催者発表)が集結した。

 「これまで何度も繰り返される米兵による凶悪事件に県民の怒りは頂点に達している」と米兵の蛮行を糾弾。「すべてが基地がある故に起こる事件・事故であり、抜本的対策は米兵の沖縄から撤退と基地の撤去以外にない」などとする決議を採択した。

 事件後、米側は在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官とエレンライク在沖米総領事が16日に翁長雄志知事に直接、謝罪した。日本側も14日、水上正史外務省沖縄担当大使、井上一徳沖縄防衛局長が謝罪した。

 沖縄における日米の外務、防衛トップがそれぞれそろって県庁を訪れ、謝罪するのは異例のことだが、早期の幕引きを図りたい政治的思惑が見える。辺野古新基地建設をめぐり、福岡高裁那覇支部が提示した和解合意の柱の一つである「政府・沖縄県協議会」が23日に迫っているからだ。

 ニコルソン氏も「知事や県民の感じている怒り以上に私も怒りを感じている」と話した。本来であれば、人権を蹂(じゅう)躙(りん)された被害女性に真っ先に謝罪すべきだが、最後までその言葉は出てこなかった。

 復帰後、米兵による女性暴行事件は、昨年末までに129件、147人に上る。「沈黙している」女性のことを考えると、実際はこの数字を超えるのは間違いない。

 米兵による事件・事故が起きるたびに、米軍は謝罪↓綱紀粛正・再発防止↓緩和↓事件・事故再発-のパターンを繰り返している。

 米軍は2012年、沖縄本島中部で2人の海軍兵による女性暴行事件を受け、勤務時間外の行動の指針を示す「リバティー制度」を導入した。外出時間やアルコール規制を決めたものだ。

 14年に規制が緩和され、その後の1年に飲酒運転で逮捕される米兵らが約4割増加したのにもかかわらず、米軍は何の手も打たず、政府も放置した。怠慢というほかない。

 再発防止策がどう運用され、どのような結果が出ているのか。政府は米軍に定期的に具体的な数字を報告させ、それを県民に公表すべきだ。

 軍隊の本質は暴力を積極的に肯定していることにある。性暴力は軍隊に内在する構造的暴力の表出であり、女性の人権と両立しないのである。

 1995年の米兵による暴行事件以来、「基地問題は人権問題である」と運動を主導してきた女性たちの間からは「もはや基地の全面撤去しかない」「米兵が基地の外に出るのを禁止すべきだ」などと怒りの声が上がる。

 米軍にさまざまな特権を与えている日米地位協定を改定し、沖縄の過重な基地負担を軽減しない限り、米兵による性暴力事件はなくならない。

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米兵の女性暴行事件、昨年末までに129件147人、「沈黙している」女性を考えると実際はもっと多い。もはや基地の全面撤去しかない!

 那覇市内のビジネスホテルで起きた米海軍兵による女性暴行事件で、「米海軍兵による性暴力を許さない緊急抗議集会」(主催・基地の県内移設を許さない県民会議)が21日、容疑者が所属するキャンプ・シュワブゲート前で開かれ、2500人(主催者発表)が集結した。

 「これまで何度も繰り返される米兵による凶悪事件に県民の怒りは頂点に達している」と米兵の蛮行を糾弾。「すべてが基地がある故に起こる事件・事故であり、抜本的対策は米兵の沖縄から撤退と基地の撤去以外にない」などとする決議を採択した。

 事件後、米側は在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官とエレンライク在沖米総領事が16日に翁長雄志知事に直接、謝罪した。日本側も14日、水上正史外務省沖縄担当大使、井上一徳沖縄防衛局長が謝罪した。

 沖縄における日米の外務、防衛トップがそれぞれそろって県庁を訪れ、謝罪するのは異例のことだが、早期の幕引きを図りたい政治的思惑が見える。辺野古新基地建設をめぐり、福岡高裁那覇支部が提示した和解合意の柱の一つである「政府・沖縄県協議会」が23日に迫っているからだ。

 ニコルソン氏も「知事や県民の感じている怒り以上に私も怒りを感じている」と話した。本来であれば、人権を蹂(じゅう)躙(りん)された被害女性に真っ先に謝罪すべきだが、最後までその言葉は出てこなかった。

 復帰後、米兵による女性暴行事件は、昨年末までに129件、147人に上る。「沈黙している」女性のことを考えると、実際はこの数字を超えるのは間違いない。

 米兵による事件・事故が起きるたびに、米軍は謝罪↓綱紀粛正・再発防止↓緩和↓事件・事故再発-のパターンを繰り返している。

 米軍は2012年、沖縄本島中部で2人の海軍兵による女性暴行事件を受け、勤務時間外の行動の指針を示す「リバティー制度」を導入した。外出時間やアルコール規制を決めたものだ。

 14年に規制が緩和され、その後の1年に飲酒運転で逮捕される米兵らが約4割増加したのにもかかわらず、米軍は何の手も打たず、政府も放置した。怠慢というほかない。

 再発防止策がどう運用され、どのような結果が出ているのか。政府は米軍に定期的に具体的な数字を報告させ、それを県民に公表すべきだ。

 軍隊の本質は暴力を積極的に肯定していることにある。性暴力は軍隊に内在する構造的暴力の表出であり、女性の人権と両立しないのである。

 1995年の米兵による暴行事件以来、「基地問題は人権問題である」と運動を主導してきた女性たちの間からは「もはや基地の全面撤去しかない」「米兵が基地の外に出るのを禁止すべきだ」などと怒りの声が上がる。

 米軍にさまざまな特権を与えている日米地位協定を改定し、沖縄の過重な基地負担を軽減しない限り、米兵による性暴力事件はなくならない。

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