自民党改憲条文 素案全文 (2018.3.25)

Ⅰ 自民党「改憲」条文 素案全文

9条改正(1)自衛隊の明記について

第9条の二

(第1項)前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。

(第2項)自衛隊の行動は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。

(※第9条全体を維持した上で、その次に追加)

緊急事態条項(2)緊急事態対応について

第73条の二

(第1項)大地震その他の異常かつ大規模な災害により、国会による法律の制定を待ついとまがないと認める特別の事情があるときは、内閣は、法律で定めるところにより、国民の生命、身体及び財産を保護するため、政令を制定することができる。

(第2項)内閣は、前項の政令を制定したときは、法律で定めるところにより、速やかに国会の承認を求めなければならない。

(※内閣の事務を定める第73条の次に追加)

第64条の二

大地震その他の異常かつ大規模な災害により、衆議院議員の総選挙又は参議院議員の通常選挙の適正な実施が困難であると認めるときは、国会は、法律で定めるところにより、各議院の出席議員の3分の2以上の多数で、その任期の特例を定めることができる。

(※国会の章の末尾に特例規定として追加)

【参院の合区解消】(3)合区解消・地方公共団体について

第47条 両議院の議員の選挙について、選挙区を設けるときは、人口を基本として、行政区画、地域的な一体性、地勢等を総合的に勘案して、選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数を定めるものとする。参議院議員の全部又は一部の選挙について、広域の地方公共団体のそれぞれの区域を選挙区とする場合には、改選ごとに各選挙区において少なくとも一人を選挙すべきものとすることができる。

前項に定めるもののほか、選挙区、投票の方法その他両議院の議員の選挙に関する事項は、法律でこれを定める。

第92条 地方公共団体は、基礎的な地方公共団体及びこれを包括する広域の地方公共団体とすることを基本とし、その種類並びに組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基づいて、法律でこれを定める。

【教育の充実】(4)教育の充実について

第26条(第1項、第2項は現行のまま)

(第3項)国は、教育が国民一人一人の人格の完成を目指し、その幸福の追求に欠くことので きないものであり、かつ、国の未来を切り拓く上で極めて重要な役割を担うものであることに鑑み、各個人の経済的理由にかかわらず教育を受ける機会を確保することを含め、教育環境の整備に努めなければならない。

第89条 公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の監督が及ばない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。

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原水禁世界大会(フクシマ ヒロシマ ナガサキ)

被ばく76周年 原水禁世界大会・ナガサキ大会

被ばく76周年 原水禁世界大会・ヒロシマ大会

被ばく76周年 原水禁世界大会・フクシマ大会

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国の借金、毎日2,800億円増!

国の借金、2020年度末(2021.3)1,216兆4,634億円!  毎日2,800億円増加!

財務省は2020年度末の国債と借入金の残高を発表。国債、借入金、政府短期証券などの合計は1,216兆4,634億円となり、5年連続で増加した。内訳は、国債が86兆5709億円増の1074兆1596億円。このうち、国が政府系金融機関などを通じて低利で融資・出資する財政投融資の財源となる財投債は27兆5549億円増の118兆6450億円だった。昨年比では102兆円 もの大幅増加(コロナ禍のコロナ対策費、軍事費等)、一日当たりで計算すると2,790億円(元金+利息)となり、毎日2,800 億円あまりが借金増となっている。驚くべき事態だ。このペースで進むと3年後には1,500兆円、10年後には2,000兆円・・。消費税は15%、20%、25%、、、。

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俳人夏井いつきさん 「平和を希求する小さな旗を一本、ここに掲げる」

俳句で全身がびりびりする平和教育を 終戦インタビュー

俳人の夏井いつきさん  2021/8/19 10:00 (JST)  ©株式会社全国新聞ネットより無断転載

 

テレビ番組で人気の俳人夏井いつきさん(64)は、俳句の世界に入り、戦争を生々しく感じるようになった。「五・七・五」と「季語」を通して、戦争を疑似体験することで、平和教育にも役立つと信じる。今年は日米開戦80年。終戦の日へ寄せる思いを聞いた。(共同通信=西蔭義明)

インタビューに答える俳人の夏井いつきさん

 絵空事でなく

―俳句と平和への思いは。

俳句は五感を使う能力をトレーニングできます。例えば「梅雨」という季語。聞いたら、じめじめした感じとか、雨のにおいとか、音とか、そういうのを、いっぺんに体が再生してくれますよね。

戦争も同じで、そこにいたらと考えてしまいます。沖縄戦で、ガマ(自然壕)に逃げ込んだ住民に米軍が爆弾を投げ込む―。壁の手触りはこうだろう、武器を持った兵士からこんな音が聞こえるに違いない、立ち込める草いきれ…。

俳句を始めて、私にとって戦争は絵空事ではなく、生々しいものになりました。

―2018年に98歳で亡くなった俳人の金子兜太先生と生前親交があった。

兜太先生は自らが体験した戦争を俳句にし、二度と起こしてはならないと俳人の領域を越えて活動し、若い人たちにも伝えようという意思をお持ちでした。

私は学校の先生方に俳句を使った平和教育を提案していましたが、一方で、戦争経験者の中には、体験していない人が俳句にすることに抵抗を感じる人が、現実的にいます。兜太先生が80代後半のころ、「どうお考えですか」と聞きました。

先生は「反発を持っていた時期もあったけど、それが80歳を過ぎてから許容できるようになった」とおっしゃった。同時に「あんたのやろうとしていることは間違っていないと、今の俺は思う。戦争というものを体験していないから、忘れていいっていうことは絶対にあり得ないんだから」と背中を押してくれました。

▽概念だけではもったいない

―俳句で平和教育をする上で大切なことは。

季語は生ものなので、持つ意味が変わっていきます。「八月十五日」や「原爆忌」という季語はもちろん、日本人の中で第2次世界大戦後、8月の季語は大きく変わったと思います。

学校や修学旅行で平和教育を受け、胸を突かれたことを俳句にして疑似体験するためには、お題目として捉えるだけではいけません。子どもたちが作ったものを見せてもらうことがありますが、「戦争は駄目ですね」「やってはいけませんね」という概念だけの句が多い。それではもったいない。その です。それが、戦争をしないという、心の中の抑止力になるのではと思います。

―夏井さん自身も平和や反戦を願い、俳句に詠んでいる。

16年にミニ句集「旗」を作りました。巻頭言は「平和を希求する小さな旗を一本、ここに掲げる」。世界中の人が戦争はしていけないと分かっているのに、やってしまう。いまだに普通の人が普通に暮らせない国もある。平和のために掲げる小さな俳句の旗をみんながいっぱい立ててくれたらと、願っています。

×   ×

なつい・いつき 1957年愛媛県生まれ。教員を経て俳句の道へ。TBS系のテレビ番組「プレバト!!」で、芸能人の俳句を辛口批評し人気を博す。

 

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緊急のお知らせ

8/25本日、9.4「広場訴訟勝利 菅改憲を許さない!緊急市民」集会は、対面開催をやめ、オンライン(Zoom形式)開催とすることにしました。

問い合わせ先:主催  憲法を守る会 076-233-336

<参考>

県憲法を守る会から発信された9.4集会「変更」のメール(抜粋)です。

「広場訴訟勝利 菅改憲を許さない!緊急市民集会」のオンライン集会への変更について

 コロナ禍ではありますが、日頃からの諸活動、大変お疲れ様です。心から敬意を表します。

さて、私たち、石川県憲法を守る会は、9月4日に「広場訴訟勝利 菅改憲を許さない!緊急市民集会」を開催するため準備を進めてきましたが、石川県内の新型コロナウイルス感染症の拡大の状況を鑑み、集会をZOOMによる、オンライン集会に変更いたします。実際には集まれませんが、控訴審勝利のため、オンラインで顔を合わせ、意思統一していきたいと思います。

つきましては、大変ご多忙中とは存じますが、お誘いあわせのうえご参加をお願い致します。

1.石川県憲法を守る会主催「「広場訴訟勝利 菅改憲を許さない! 緊急市民集会」

(1)日 時  2021年 9月 4日(土) 14時00分~15時30分まで

(2)方 法  ZOOMによるオンライン形式

(3)その他  ZOOM参加希望は社民党石川県連合までメールを9月2日(木)までにお送りください。参加アドレスをメールにて返送いたします。

社民党石川県連合アドレス  syamin@gaea.ocn.ne.jp

 

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北中8.5朝刊「言わねばならぬこと」より

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広島朝鮮学校無償化訴訟における最高裁不当決定に抗議する

 2021年7月27日、朝鮮学校を高校授業料無償化の対象に指定しなかったのは違法として、広島朝鮮中高級学校の卒業生110人と学園が国を訴えていた訴訟で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は学校側の上告を棄却した。昨2020年10月16日に、広島地裁に続いて、国の不指定は適法とした広島高裁の2審判決が確定した。

 差別と分断を許さず、日本国内で生活する外国人の権利確立を求め、多民族・多文化共生の社会の創造をめざしてきた平和フォーラムは、総身の怒りをもって抗議する。

 第2次安部政権は、成立間もない2013年2月20日、朝鮮学校が授業料無償化適用の根拠となる規定であった「公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律施行規則」第1条第1項2号の「各種学校であって、我が国に居住する外国人を専ら対象とするもののうち、次に掲げるもの」の中の「(ハ)それ以外の高等学校の課程に類する課程を置くものと認められるもの」を削除した。このことによって適正な運営が担保されているとしても朝鮮高校は授業料無償化の適用から排除されることとなった。この事実は、教育の機会均等を目的とした授業料無償化の理念に反する。

    全国各地の朝鮮学校は、広く地域社会へ学校開放や授業参観などを実施し、民族教育への理解を求め、地域社会との交流を深めてきた。植民地支配の過去とその後の政治的確執が生んだ予断と偏見による根拠ない疑念を、子どもたちの権利侵害への理由にあげる暴挙は許しがたい。将来にわたって朝鮮学校には無償化を適用しないとする政府の政治的差別に、裁判所が追認を与えるこの決定は、いかなることがあっても許されない。

 一方、このような政府の姿勢は、朝鮮幼稚園園児の幼保無償化措置からの排除や朝鮮大学校生の学生支援緊急給付金制度からの排除など、様々な場面で表れている。旧植民地支配の態様を踏襲し、民族教育を排除し、日本人になれ、日本の学校に通えとする、きわめて傲慢な政治姿勢が根底にある。朝鮮半島における植民地支配と在日朝鮮人の歴史を一顧だにすることのない政治・司法を許すことは、敗戦後日本国憲法をもって「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」として、平和に生きることをアジア諸国に誓った日本人として恥ずべき事と考える。

 平和フォーラムは、「朝鮮学園を支援する全国ネットワーク」に結集して、朝鮮学園に学ぶ子どもたちの教育権の保障にとりくんできた。全国各地で日本人社会に朝鮮学園と民族教育への理解者が増え続けている。裁判結果に怯むことなく、在日朝鮮人社会と連帯して、差別撤廃に向けてとりくみを強化する。

2021年8月3日

フォーラム平和・人権・環境

(平和フォーラム)

共同代表 藤本泰成

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第6次エネルギー基本計画(素案)に対する原水禁声明

第6次エネルギー基本計画(素案)に対する原水禁声明

7月21日、経済産業省は、第6次エネルギー基本計画の素案を発表した。温暖化ガスの排出量を、2030年度に、2013年度比で46%削減するとの国際公約を踏まえ、再生可能エネルギーの2030年度の発電比率目標を36~38%と引き上げた。計画では「2050年のカーボンニュートラル実現に向け、主力電源として最大限の導入にとりくむ」として、再生可能エネルギーの比率を、2019年度実績の約2倍、現在の目標値を14ポイントほど高くした。しかし、十分とは言えない。欧州委員会は、再エネ比率を2030年までに65%まで引き上げる目標を打ち出している。今後、さらなる比率のかさ上げをめざし、政府はさまざまな施策を打ち出すことが求められる。計画に記された、公共施設の活用、発電コスト低減、環境アセスや自然公園法などの課題克服などはもちろん、エネルギー問題が地域社会・個人生活の重要な課題であることから、地方自治体や地域社会全体で議論できるよう、システムの拡充が求められる。太陽光発電や風力発電の設置をめぐっては、地域住民とのトラブルも起きている。必要なエネルギーをどう確保するかを、地域社会の中で議論することも重要となってきている。

一方で、原子力は依然としてベースロード電源として位置づけられ、20~22%と前回のエネルギー基本計画同様の発電比率が求められている。原発をめぐる情勢や世論を無視し、脱炭素を理由にして原発の活用を再度打ち出してきたことは、福島第一原発事故の被災者を愚弄するもので決して許されない。

 2011年3月11日の福島原発事故以降、エネルギーを巡る環境は、国際的にも国内的にも大きく変わった。今や、新規原発計画などありえない。安全対策によるコストの上昇やフクシマに象徴される原発事故の生活環境への壊滅的打撃などの現状を見据え、冷静に将来を見通す努力が求められている。計画では、原発の新規計画やリプレースを盛り込むことはできなかった。計画に記された原発の発電比率は、稼働中の10基、審査中の11基を含めて27基の原発を、稼働率80%で運転する必要がある。計画では「定期検査の効果的・効率的な実施や運転サイクルの長期化」を検討課題としているが、それはまさに安全対策の削減であり、無理な稼働率の引き上げは原発事故の可能性を高めるもので許されない。

地球温暖化対策が世界規模での喫緊の課題とされる今、多くの国々で、化石燃料を利用した火力や原子力から脱却し、風力や太陽光、太陽熱などの再生エネの利用拡大へと急ピッチで進んでいる。日本の旧態依然たる「原発温存」の政策は、政策の硬直性を示し、再エネ普及の阻害要因となっている。「可能な限り原発の依存度を低減する」との表現は維持したが、一方で「安全性の確保を大前提に必要な規模を持続的に活用していく」としている。このような二律背反の姿勢では、将来のエネルギー政策を誤ることは間違いない。

このような中途半端な政策は、目先の安易な利益に誘導され、原発の再稼働へ巨額の費用を投入させてきた。そのことは、再エネ普及に欠かせない送電網の拡充や蓄電池の普及とコスト削減など、さまざまな部分での阻害要因となってきた。

 また、電源別では最も安いと言われてきた原発の発電コストも引き上げてきた。今回、経済産業省が発表した2030年時点での発電コストの新たな試算では、原発は1キロワット時あたり11円台後半以上となり、太陽光(8円台前半~)、風力(9円台後半~)、LNG(10円台後半~)に抜かれた。政府や電力会社が福島原発事故以降も原発のコスト面での優位性を強調してきたが、その前提が崩れ、原発の「安全神話」の崩壊とともに、原発推進の理由が失われた。今後、原発の安全対策やバックエンド対策など、多くの不透明な費用負担を考えれば、さらにこのコストは膨らみ続ける。

 原水禁は、2021年3月、2030年までに原発・石炭火力ゼロを訴えた政策提言をまとめ、原水禁エネルギー・シナリオとして発表し、政府、経済産業省や国会議員へ提出してきた。 原水禁は、脱原発・脱炭素社会の実現は、気候危機に対する唯一の解決策であり、困難な道のりではあるが、達成可能と考えている。福島原発事故から10年。新たな状況を踏まえ、硬直化したエネルギー政策を見直し、脱原発・脱炭素社会へむけた行動を強く求める。環境に優しく、持続可能な社会は不可能ではない。

2021年7月27日

原水爆禁止日本国民会議

共同議長 川野 浩一

金子 哲夫

藤本 泰成

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7.28早朝集会でF35A戦闘機配備NO!を突きつける

F35A配備反対で早朝集会

7.28早朝、私たちは、空自小松基地にF15戦闘機の代替としてF35Aステルス戦闘機を配備しようとする菅政権・近畿防衛局の計画に対し、断固、配備反対の意志を行動で示すため、起ちあがりました。

攻撃兵器NO、轟音NO、静かな空を返して

この集会は、6月9日、小松基地爆音訴訟原告団と県平和センターが小松基地司令に対し、先制攻撃用のF35Aステルス戦闘機を配備することは、「憲法違反」であり「騒音対策がなおざり」であり「平和な空を返せ」と申し入れたのです。

騒音チェック飛行を公表せよ

しかし、なんらの真摯な討議も回答もないなか、しかも、右派市議らの「騒音チェックやれ」を口実とした試験飛行を、小松市民に公表することなく強行しました。このことは「問答無用の配備計画」と言わざるを得ず、小松市に対し、「市民に情報を隠すな!」という抗議の意志も込めています。

「専守防衛」から「攻撃基地」に

4月16日、菅、バイデン両首脳は共同声明で、「台湾海峡の平和と安定は重要である」と世界に宣言し、「台湾有事」には「日・米がこぞって参戦する」という軍事威嚇を行ないました。その対策のひとつが小松基地への配備と言わなければなりません。国民を騙すための「専守防衛」をもかなぐりすて、「出撃基地」に変貌させるため、25年度までに4機、それ以降4年程度で20機をF15と入れ換える計画に断固反対しなければなりません。

「米軍と共に、夜陰に紛れて敵基地を攻撃」できるF35A戦闘機は、レーダーに探知されない能力のほか、公表されている航続距離2200キロは、「公表の3~5倍」が普通と言われており、敵国の奥深く侵攻しミサイル基地を攻撃できる、まさに先制攻撃用の戦闘機なのです。

現在、2016年のアグレッサー部隊の追加配備で小松基地は50機体制となっており、部品落下や墜落の危険性が高まっています。その爆音は、「F15並み」を超えて、燃料満タン時に急上昇する訓練やスクランブルでは、比べ物にならない「轟音」となることは必至です。しかも、夜昼おかまいなしで飛んでおり、安心して寝ることさえできません。

「国防のためならやむをえない」と容認する右派議員や土建業者らは、利権に群がっているだけです。基地やナショナリズムを強化すると、いつかきた道、闇黒社会につながりかねません。

F35ステルスは忍者ですか

7月20日に騒音チェックで飛んだF35Aは、翌日も小松に留まっていたとのこと。故障なのか、隠密行動なのか。「いまどにいるの?」と基地に聞いても、「防衛秘密」とやらで返答がありません。まるで忍者のように「分からない存在」になっています。

このことは、「騒音チェックのため、試験飛行をしてほしい」という猿芝居に小松市が応じたことと裏腹の関係にあります。行政と防衛局の相互依存という最悪の関係になっているのではないでしょうか。戦闘機がいまどこで何をしているのか分からない、教えないとは、国民主権のシビリアンコントロールはどうなっているのでしょうか。これに与する地方自治体は自殺行為と言わなければなりません。

地方自治は「独裁」「権力集中」「専制」のアンチ!

「地方自治」はかの戦争の反省の一つです。「港湾」を自治体が管理するのは、中央政府が自由に軍艦や空母を寄港させて、「軍国主義」を蔓延らせた反省から作られたのです。軍艦を活用した「ちびっこ教室」などはまさに論外なのです。その自治体が、政府・防衛省によって牛耳られているのではないか、という疑いの目を持たざるを得ないのが今回の「騒音チェック飛行」です。

菅政府のコロナ対策、「酒類販売の禁止」という「営業の自由」を奪う権利侵害を、唯々諾々と受け入れ、禁止指示を出してしまった全ての自治体当局は、憲法の精神を一から勉強し直しなおすべきであり、当該労組も猛省しなければなりません。

北国新聞記事、北中新聞記事を添付

 

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辺野古サンゴ特別採捕をめぐる関与取り消し訴訟で最高裁が下した不当判決に抗議する

2021年07月07日

沖縄県が国の関与は違法だとして取り消しを求めていたサンゴ特別採捕をめぐる関与取り消し訴訟で、最高裁判所(林道晴裁判長)は2021年7月6日、県の上告を棄却しました。

辺野古新基地建設の建設予定海域にある大浦湾に生息する約4万群体のサンゴを移植するために、沖縄防衛局が沖縄県に対して特別採捕の許可申請をしたところ、沖縄県はこれまでに例のない大規模なサンゴの移植であること、また大浦湾の軟弱地盤の存在により埋め立て工事が困難であることが明らかになったことで、水産資源の保護の立場から、慎重な審査を続けていました。これにたいして、沖縄県は何ら判断をしない違法な状態にあるとして、農林水産大臣が、沖縄防衛局のサンゴ採捕の申請を許可せよとする是正の指示を沖縄県知事に出したことで沖縄県と国との争いとなりました。

2021年2月3日の福岡高裁那覇支部の判決は、沖縄県が許可をしないことは裁量権の逸脱又は濫用であるとして、沖縄県の訴えを棄却していました。そもそも、「不作為が違法であるのみならず、許可処分もしないという点においても違法な状態」などと、許可をするかしないかという、法令で知事に与えられている権限を、根拠の明示もなく違法と断定するずさんな判決であったうえに、大浦湾の軟弱地盤について、無益な工事になったとしても工事を妨げる法律上の根拠はないと、国の強行工事を後押しするような踏み込んだ発言までしていました。またサンゴの保護についても国の主張を全面的に採用した一方、沖縄県の主張はことごとく切り捨て、沖縄防衛局のサンゴ保護は手厚いと一方的に評価する始末でした。

上告審である今回の最高裁判決も、沖縄県の処分は裁量権の逸脱又は濫用であるとした福岡高裁判決を維持し、是認する不当判決にすぎません。

最高裁の判決理由は、「設計変更に関する部分に含まれない範囲の工事」は当初の計画通りに工事を進めることができるという国の主張と同様の前提にたち、サンゴ保護に関する沖縄県の主張を何ら考慮することなく、「サンゴが死滅するおそれがある以上、移植は必要だ」と言い切りました。さらに沖縄防衛局の環境保全措置も十分配慮されているとしたうえで、沖縄県が許可しないことは、沖縄防衛局の地位を侵害するとしています。そのうえで沖縄県の判断は「考慮すべき事項を考慮せず、考慮すべきでない事項を考慮した」著しく妥当性の欠いたものと、法令に基づいた沖縄県の行政処分を全否定するかの価値判断まで行っていることに強い違和感があります。

最高裁五人の裁判官のうち二人が、裁量権の逸脱又は濫用として違法であるいとはいえないとして反対意見を述べています。大浦湾の軟弱地盤の存在で、変更申請が不承認になった場合、サンゴ移植は無意味であるということ。サンゴの移植を行ったとしても、移植は極めて困難で、大半が死滅することを考えれば、それでもサンゴの移植をするべく大浦湾の埋め立て事業が実施される蓋然性が相当程度になければいけないとする反対意見は、きわめて現実的な意見といえます。

今後、国はこの不当な最高裁判決を錦の御旗にして、設計概要変更に対する沖縄県知事の判断に、承認するように圧力をかけ、そして裁判等に訴えてくるでしょう。国への忖度ともいえる裁判が繰り返されてはいますが、沖縄県と県民、そして辺野古新基地建設に憂慮するすべての人びとと連帯を強固にし、忖度を許さない闘いを進めていくことが大切であると考えます。そのためにもフォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)は全力でとりくむことをここに表明します。

2021年7月7日

フォーラム平和・人権・環境

共同代表 藤本康成

共同代表 勝島一博

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