被爆80年を迎えるにあたって ヒロシマ・ナガサキを受け継ぎ、広げる 国民的なとりくみをよびかけます

1945年8月6日広島・8月9日長崎、アメリカが人類史上初めて投下した原子爆弾は、一瞬にして多くの尊い命を奪い、生活、文化、環境を含めたすべてを破壊しつくしました。そして、今日まで様々な被害に苦しむ被爆者を生み出しました。このような惨劇を世界のいかなる地にもくりかえさせないために、そして、核兵器廃絶を実現するために、私たちは被爆80年にあたって、ヒロシマ・ナガサキの実相を受け継ぎ、広げる国民的なとりくみを訴えます。
2024年、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞しました。凄惨な被爆の実相を、世界各地で訴え続け、戦争での核兵器使用を阻む最も大きな力となってきたことが評価されたものです。一方今日、核兵器使用の危険と「核抑止」への依存が強まるなど、「瀬戸際」とも言われる危機的な状況にあります。

ウクライナ侵攻に際してロシアの核兵器使用の威嚇、パレスチナ・ガザ地区へのイスラエルのジェノサイド、さらに、イスラエルとアメリカによるイランの核関連施設(ウラン濃縮工場)への先制攻撃など、核保有国による国連憲章を踏みにじる、許しがたい蛮行が行われています。核兵器不拡散条約(NPT)体制による核軍縮は遅々として進まず、核兵器5大国の責任はいよいよ重大です。

原水爆禁止を求める被爆者を先頭とする市民運動と国際社会の大きなうねりは、核兵器禁止条約(TPNW)を生み出しました。これは、核兵器の非人道性を訴えてきた被爆者や核実験被害者をはじめ世界の人びとが地道に積み重ねてきた成果です。同時にそれは今日、激動の時代の「希望の光」となっています。この条約を力に、危機を打開し、「核兵器のない世界」へと前進しなければなりません。アメリカやロシアをはじめ核兵器を持つ9カ国は、TPNWの発効に力を尽くしたすべての市民と国々の声に真摯に向き合い、核兵器廃絶を決断すべきです。

唯一の戦争被爆国である日本政府はいまだTPNWに署名・批准しようとはしません。核保有国と非核保有国の「橋渡し」を担うとしていますが、TPNWに参加しない日本への国際社会の信頼は低く、実効性のある責任を果たすこととは程遠い状況にあります。アメリカの「核の傘」から脱却し、日本はすみやかに核兵器禁止条約に署名・批准すべきです。
原爆被害は戦争をひきおこした日本政府が償わなければなりません。しかし、政府は放射線被害に限定した対策だけに終始し、何十万人という死者への補償を拒んできました。被爆者が国の償いを求めるのは、戦争と核兵器使用の過ちを繰り返さないという決意に立ったものです。国家補償の実現は、被爆者のみならず、すべての戦争被害者、そして日本国民の課題でもあります。

 ビキニ水爆被災を契機に原水爆禁止運動が広がってから71年。来年は日本被団協結成70周年です。被爆者が世界の注目をあつめる一方、核使用の危機が高まる今日、日本の運動の役割はますます大きくなっています。その責任をはたすためにも、思想、信条、あらゆる立場の違いをこえて、被爆の実相を受け継ぎ、核兵器の非人道性を、日本と世界で訴えていくことが、なによりも重要となっています。それは被爆者のみならず、今と未来に生きる者の責務です。地域、学園、職場で、様々な市民の運動、分野や階層で、被爆の実相を広げる行動を全国でくりひろげることをよびかけます。世界の「ヒバクシャ」とも連帯して、私たちはその先頭に立ちます。

2025年7月23日
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)原水爆禁止日本協議会(日本原水協)

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アメリカ軍の大規模訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」に初参加し 「アメリカ防衛」および「台湾有事」へ即応体制を強化することに反対する申入れ

村上 博啓 空自小松基地司令に対し申入れる

2025年7月22日

航空自衛隊小松基地司令

空将補 村上 博啓 様

ピース・センター小松

第7次小松基地爆音訴訟原告団

小松能美地区平和運動センター

加賀平和センター

石川県平和運動センター

石川県勤労者協議会連合会

石川県憲法を守る会

社会民主党石川県連合

(各団体の公印省略)

アメリカ軍の大規模訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」に初参加し「アメリカ防衛」および「台湾有事」へ即応体制を強化することに反対する申入れ

 6月30日、航空自衛隊は7月9日から8月4日までアメリカ軍主催の大規模訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」に初めて参加すると発表しました。

この訓練は、アメリカ本土を中国やロシアから「防衛」するため、ハワイおよびアメリカ本土から戦闘機や空中給油機などのさまざまな軍事力を西太平洋各地に展開させ、グアムを含む西太平洋の広範なエリアで実施するアメリカ軍単独の軍事訓練でした。

今回の訓練では、航空自衛隊がアメリカ軍の「矛にも盾にもなる」ことを想定するかのように、航空自衛隊の千歳・三沢・松島・百里・小松・春日の各基地と、アメリカ軍の三沢・岩国・横田・厚木の各基地が使用されます。航空自衛隊からは約3,100名の隊員と約50機の航空機が、アメリカ軍からはF-35Aステルス戦闘機など数十機が参加する大規模なものです。有事の際の指揮命令系統に関することや具体的な攻撃を想定した被害復旧訓練まで行おうとしており、看過することはできません。

小松基地では、アメリカ軍岩国基地からF16戦闘機8機と海兵隊のF35Bステルス戦闘機4機が飛来し、7月22日から30日にかけて同様の訓練を実施しようとしています。小松基地では4月1日、F35Aステルス戦闘機を3機、6月には2機を追加配備し、その攻撃力を高めています。これまでの「爆音訴訟」において何度も「受忍限度を超える騒音」と判定され、国家が賠償金を支払っているにもかかわらず、F15戦闘機の「倍から数倍」の爆音を発するF35A戦闘機を導入しており、さらに垂直上昇できる機能を有する「やかましい」米軍岩国基地のF35B戦闘機を訓練に参加させることは、言語道断です。

私たちは、こうした有事を想定した訓練に強く反対するとともに、自らの生活と生存を守るために下記の項目について強く申し入れます。

1 アメリカ防衛のために「レゾリュート・フォース・パシフィック」へ空自が参加することを中止すること。

2 平穏に生きる権利を根本から脅かす有事を想定した訓練は明らかに憲法違反であり、参加を中止すること。

3 「受任限度を超える轟音」を発する戦闘機の飛行は市民の心身へ悪影響を及ぼすとともに、墜落の危険が常にあるので、参加を中止すること。

以上

宮橋 勝栄市長に対する申入れ

2025年7月22日

小松市長 宮橋 勝栄 様

ピース・センター小松

第7次小松基地爆音訴訟原告団

小松能美地区平和運動センター

加賀平和センター

石川県平和運動センター

石川県勤労者協議会連合会

石川県憲法を守る会

社会民主党石川県連合

(各団体の公印省略)

 

アメリカ軍の大規模訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」に初参加し「アメリカ防衛」および「台湾有事」へ即応体制を強化することに反対する申入れ

 6月30日、航空自衛隊は7月9日から8月4日までアメリカ軍主催の大規模訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」に初めて参加すると発表しました。

この訓練は、アメリカ本土を中国やロシアから「防衛」するため、ハワイおよびアメリカ本土から戦闘機や空中給油機などのさまざまな軍事力を西太平洋各地に展開させ、グアムを含む西太平洋の広範なエリアで実施するアメリカ軍単独の軍事訓練でした。

今回の訓練では、航空自衛隊がアメリカ軍の「矛にも盾にもなる」ことを想定するかのように、航空自衛隊の千歳・三沢・松島・百里・小松・春日の各基地と、アメリカ軍の三沢・岩国・横田・厚木の各基地が使用されます。航空自衛隊からは約3,100名の隊員と約50機の航空機が、アメリカ軍からはF-35Aステルス戦闘機など数十機が参加する大規模なものです。有事の際の指揮命令系統に関することや具体的な攻撃を想定した被害復旧訓練まで行おうとしており、看過することはできません。

小松基地では、アメリカ軍岩国基地からF16戦闘機8機と海兵隊のF35Bステルス戦闘機4機が飛来し、7月22日から30日にかけて同様の訓練を実施しようとしています。小松基地では4月1日、F35Aステルス戦闘機を3機、6月には2機を追加配備し、その攻撃力を高めています。これまでの「爆音訴訟」において何度も「受忍限度を超える騒音」と判定され、国家が賠償金を支払っているにもかかわらず、F15戦闘機の「倍から数倍」大きい爆音を発するF35A戦闘機を導入しており、さらに垂直上昇できる機能を有する「やかましい」米軍岩国基地のF35B戦闘機を訓練に参加させることは、言語道断です。

私たちは、こうした有事を想定した訓練に強く反対するとともに、自らの生活と生存を守るために下記の項目について強く申し入れます。

1 アメリカ防衛のために「レゾリュート・フォース・パシフィック」へ空自が参加することをやめるよう要請すること。

2 平穏に生きる権利を根本から脅かす有事を想定した訓練は明らかに憲法違反であり、参加を中止するよう要請すること。

3 「受任限度を超える轟音」を発する戦闘機の飛行は市民の心身へ悪影響を及ぼすとともに、墜落の危険が常にあるので、参加を中止すること。

以上

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自衛隊・護衛艦の(自治体管理 金沢港 七尾港)港湾来航に関する抗議申入れ 港湾課長対応

  • 2025年7月17日 馳浩石川県知事 様
  • 石川県平和運動センター 石川県憲法を守る会 社会民主党石川県連合
  • (各団体の公印省略)
  • 護衛艦の(自治体管理)港湾への来航に関する申入れ
  • 防衛省(海上自衛隊)は、7月19日(土)に金沢港無量寺ふ頭に護衛艦「みくま」を、20日(日)に七尾港大田3号岸壁に護衛艦「さわぎり」を接岸し、一般公開することを大々的に宣伝しています。しかも、事前申し込みによる「特別公開」が20日に「みくま」で、21日に「さわぎり」で行われ、「県内在住の中学1年生から32歳とその保護者」を対象に一般公開では見られない特別ルートでの公開を行なうとしています。明らかに自衛隊入隊に適した年齢の人々を意識したものです。 政府は今年4月、金沢港を「特定利用空港・港湾」に指定しました。有事(戦争的事態)に備えたインフラ整備や機能強化のために、また、イージス艦や大型艦船(アメリカ軍を含む)がいつでも接岸できるようにするためです。すでに同指定を受けた北九州空港(民間空港)では、空自築城基地のF2戦闘機が6月27日午後2時、民航機が駐機するなかで「タッチ&ゴー」(連続離着陸訓練)を強行したことが報じられています。 このように、港湾の軍事利用を追及しながら、イベントでは見た目のかっこよさを強調し、「特別公開」で特別感を煽り、海上自衛隊への勧誘、ひいては「戦争に命をかける」若者たちを募るためであると言わなければなりません。 石破政権は、陸・海・空の三自衛隊を一本化した統合作戦司令部を新設し、アメリカ軍の指揮の下に三自衛隊を運営し、「(台湾有事には)最前線にたつ」先制攻撃準備を進めようとしています。こうした中で、世界の軍艦と共同訓練を重ねている護衛艦が堂々と県民の前に姿を現し、しかも若者たちをターゲットとしていることに強く反対します。 6月20日、羽咋市立羽咋中学校では自衛隊による「出前授業」において、校舎の出入口に装甲車両を展示し、生徒たちが車両に触れたり上に乗ったりしながら「災害救助」で活躍する自衛隊の活動を前面に押し出す授業が行われています。自衛隊自身が言っているように第一の任務は「防衛(=戦争)」であり、「災害救助」は第二、第三の任務なのです。このような本質を隠すような行為を子どもたちに行うことは許されるものではありません。 戦後80年、かつての戦争の悲惨さを体験した人々が少なくなっていく中で、「戦前のような事態」が学校で、港湾で、空港で、堂々と行われていることに、迫りくる“戦争の危機”を感じざるを得ません。軍艦である護衛艦の来航に反対します。 あらゆる戦争政策に反対し、この声を日本のみならず世界に広げることが戦争を止める力となることを申し上げ、今回の「申入れ」といたします。
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石川県知事申入れ 「護衛艦の(自治体管理)港湾への来航」に関する申入れ

馳 浩 知事(港湾課長)に申し入れる橘 広行 県平和センター(共同)代表

2025年7月17日

馳  浩 石川県知事 様

石川県平和運動センター

石川県憲法を守る会

社会民主党石川県連合

(各団体の公印省略)

護衛艦の(自治体管理)港湾への来航に関する申入れ

防衛省(海上自衛隊)は、7月19日(土)に金沢港無量寺ふ頭に護衛艦「みくま」を、20日(日)に七尾港大田3号岸壁に護衛艦「さわぎり」を接岸し、一般公開することを大々的に宣伝しています。しかも、事前申し込みによる「特別公開」が20日に「みくま」で、21日に「さわぎり」で行われ、「県内在住の中学1年生から32歳とその保護者」を対象に一般公開では見られない特別ルートでの公開を行なうとしています。明らかに自衛隊入隊に適した年齢の人々を意識したものです。

政府は今年4月、金沢港を「特定利用空港・港湾」に指定しました。有事(戦争的事態)に備えたインフラ整備や機能強化のために、また、イージス艦や大型艦船(アメリカ軍を含む)がいつでも接岸できるようにするためです。すでに同指定を受けた北九州空港(民間空港)では、空自築城基地のF2戦闘機が6月27日午後2時、民航機が駐機するなかで「タッチ&ゴー」(連続離着陸訓練)を強行したことが報じられています。

このように、港湾の軍事利用を追及しながら、イベントでは見た目のかっこよさを強調し、「特別公開」で特別感を煽り、海上自衛隊への勧誘、ひいては「戦争に命をかける」若者たちを募るためであると言わなければなりません。

石破政権は、陸・海・空の三自衛隊を一本化した統合作戦司令部を新設し、アメリカ軍の指揮の下に三自衛隊を運営し、「(台湾有事には)最前線にたつ」先制攻撃準備を進めようとしています。こうした中で、世界の軍艦と共同訓練を重ねている護衛艦が堂々と県民の前に姿を現し、しかも若者たちをターゲットとしていることに強く反対します。

6月20日、羽咋市立羽咋中学校では自衛隊による「出前授業」において、校舎の出入口に装甲車両を展示し、生徒たちが車両に触れたり上に乗ったりしながら「災害救助」で活躍する自衛隊の活動を前面に押し出す授業が行われています。自衛隊自身が言っているように第一の任務は「防衛(=戦争)」であり、「災害救助」は第二、第三の任務なのです。このような本質を隠すような行為を子どもたちに行うことは許されるものではありません。

戦後80年、かつての戦争の悲惨さを体験した人々が少なくなっていく中で、「戦前のような事態」が学校で、港湾で、空港で、堂々と行われていることに、迫りくる“戦争の危機”を感じざるを得ません。軍艦である護衛艦の来航に反対します。

あらゆる戦争政策に反対し、この声を日本のみならず世界に広げることが戦争を止める力となることを申し上げ、今回の「申入れ」といたします。

甲部港湾課長は、「港湾は平等に(誰でもに)開かれているため、護衛艦はダメとか言えません」と終始繰り返しました。

私たちは、「管理者は石川県です。管理者として主体的に対応するべきである」、「憲法の主旨に照らし、三権分立、権力分散なのでその主旨を生かし、国家権力に対し地方権力を発揮するべきである」、「我々は決して、幻の、幻想をもって主張しているのではない、現実の変転から、いまや『戦争する国』にひた走っている現実を捉えて言っているのです。いまは『平時ではなく、戦争準備をしている時だ』という危機感をもって、想定して対応をとるべきだ」と申し入れました。

 

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参議院選挙にあたり、排外主義の煽動に反対するNGO緊急共同声明

2025年7月8日

参議院選挙にあたり排外主義の煽動に反対するNGO緊急共同声明

私たちは、外国人、難民、民族的マイノリティ等の人権問題に取り組むNGOです。

日本社会に外国人、外国ルーツの人々を敵視する排外主義が急速に拡大しています。NHK等が先月に実施した調査では、「日本社会では外国人が必要以上に優遇されている」という質問に「強くそう思う」か「どちらかといえばそう思う」と答えた人は64.0%にものぼります(1)。

外国人、外国ルーツの人々へのヘイトスピーチ、ヘイトクライムが止まりません。例えば2023年夏以降、埼玉県南部に居住するクルド人へのヘイトデモ、街宣が毎月のように行われ、インターネット上は連日大量のヘイトスピーチであふれる深刻な状況となっています。

6月の都議会選挙では、選挙運動として「日本人ファースト」等のヘイトスピーチが行われました。また、外国ルーツの候補者たちが「売国奴」などのヘイトスピーチによって攻撃されました。

来る参議院選挙でも「違法外国人ゼロ」「外国人優遇策の見直し」が掲げられるなど、各党が排外主義煽動を競い合っている状況です。政府も「ルールを守らない外国人により国民の安全安心が脅かされている社会情勢」として「不法滞在者ゼロ」政策を打ち出しています。

しかし、「外国人が優遇されている」というのは全く根拠のないデマです。日本には外国人に人権を保障する基本法すらなく、選挙権もなく、公務員になること、生活保護を受けること等も法的権利としては認められていません。医療、年金、国民健康保険、奨学金制度などで外国人が優遇されているという主張も事実ではありません。

「違法外国人」との用語は、「違法」と「外国人」を直結させ、外国人が「違法」との偏見を煽るものです。「不法滞在者」との用語も、1975年の国連総会決議は、全公文書において「非正規」等と表現するよう要請しています(2)。難民など様々事情があって書類がない人たちをひとくくりで「違法」「不法」として「ゼロ」すなわち問答無用で排斥する政策は排外主義そのものです。

本来政府、国会などの公的機関は、人種差別撤廃条約にもとづき、ヘイトスピーチをはじめとする人種差別を禁止し終了させ、様々なルーツの人々が共生する政策を行う義務があります。社会に外国人、外国ルーツの人々への偏見が拡大している場合には、先頭に立って差別デマを打ち消し、闘うべきなのに、偏見を煽る側に立つことは到底許されません。法務省もヘイトスピーチ解消法に則り、選挙運動にかこつけて行われるヘイトスピーチは許されないとの通知を出しています(3)。

ヘイトスピーチ、とりわけ排外主義の煽動は、外国人・外国ルーツの人々を苦しめ、異なる国籍・民族間の対立を煽り、共生社会を破壊し、さらには戦争への地ならしとなる極めて危険なものです。

私たちは、選挙にあたり、各政党・候補者に対し排外主義キャンペーンを止め、排外主義を批判すること、政府・自治体に対し選挙運動におけるヘイトスピーチが許されないことを徹底して広報することを強く求めます。また、有権者の方々には、外国人への偏見の煽動に乗せられることなく、国籍、民族に関わらず、誰もが人間としての尊厳が尊重され、差別されず、平和に生きる共生社会をつくるよう共に声をあげ、また、一票を投じられるよう訴えます。

(1)NHKウェブニュース「『外国人優遇』『こども家庭庁解体』広がる情報を検証すると…」(2025年6月28日)(2)「移住者と連帯する全国ネットワーク」HP「在留資格のない移民・難民を不法と呼ばず非正規や無登録と呼ぼう!」の頁参照。(3) 法務省「事務連絡」(2019年3月12日)選挙運動,政治活動等として行われる不当な差別的言動への対応について

【呼びかけ団体】

特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)/「外国人・民族的マイノリティ人権基本法」と「人種差別撤廃法」の制定を求める連絡会(外国人人権法連絡会)/外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)/人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)/全国難民弁護団連絡会議(全難連)/一般社団法人 つくろい東京ファンド/一般社団法人 反貧困ネットワーク/フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)

 

以上

 

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6.25南加賀「反核・平和」行進 6.30白山「反核・平和」行進

6.30白山「反核・平和」行進・集会

白山地区「反核・平和」行進は、炎天下続きの中、熱中症対策から急遽、「行進」を取りやめ、集会のみに変更しました。

集会では、主催者が「世界中で戦争が起きている」「これをなんとかしてとめなければもっと恐ろしいことがおきます。」と警鐘を鳴らしました。

原水爆禁止石川の橘代表委員、社民党の山口幹事長が連帯の挨拶しました。

その後、ある小学校で生徒とともにつくった「なぜ 戦争をしているの?」という動画がUSBに入っていたので、それを鑑賞しました。

ロシアがウクライナに侵略して「戦争」になったことなど、どちらが戦争を仕掛けたのかとか、戦争一般に「流れ」るなど、原因と結果がはっきりしないなど、小学生レベルの限界は当然ありましたが、そもそも「なぜ、戦争をしているの?」という疑問からこの問題を突き詰めた「究明心」や「向学心」にとても感動しました。

とりわけ、イスラエルとガザの戦争については、2000年前の史実(あくまでユダヤ教の教え)にもとづく「この土地は神に与えられた」という物語が端緒であり、その主張にアラブの人々は反発したのだという。

それがいきなり、1948年に「2000前から住んでいた」として、当時、住んでいたアラブの人々が追いやったことが、イスラエルとアラブの人々の対立であることを見逃してはいけません、とまとめていたことは驚きました。

では、なぜ「ユダヤ教徒は差別され、排除されたのか」という問いも解決しなければなりません。それは唯一絶対の「神・エホバ」がユダヤ人を選んだのであり、選ばれた民・ユダヤ人なのだ、という教えが、他の民族をして「差別」の根拠にした、というのです。

宗教を根拠に「差別」したり、「利己主義」に陥ったり、他者に「優越」したりすることをまず「やめ」ること、これが、世界がつながる一つの根拠だと思います。

宗教は「アヘンだ」と喝破した偉人を思い出すことも、現代を考察する一つの「鍵」となりえます。

6.25南加賀「反核・平和」行進

 

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6.28「第7次小松基地爆音訴訟原告団」第3回総会(小松市民センター)70名

「ちょっと待て! 爆音被害に国家賠償しながら、F15の倍以上の轟音機F35を導入すること、やめよ!」

「静かで平和な空を返せ!」

「陸・海・空、その他の戦力はこれを保持しないという、憲法に違反しているぞ!」

トランプ政権やプーチン政権による「力による権力政治」が吹き荒れ、東欧で、中東で、南アジアで、東南アジアで、そして極東アジアでも、きな臭い動きがある中で、第3次世界大戦の前兆かとさえ言われている現状があります。世界に緊張と硝煙と避難民が、そして虐殺をまかりとおるなか、「世界秩序」は崩壊の一途をたどっているように見える。

しかし同時に、これらの国内で、戦争反対!隣人を殺すな!弾薬を食料に!などを掲げて多くの働く人々が立ち上がっていることも事実です。

日本では、自・公石破政権が、対中国、対ロシア(北朝鮮)への「先制攻撃」準備を急いでおり、南西諸島の要塞化、ミサイル基地化、辺野古新基地建設とあわせて、日本のど真ん中、空自小松基地の強化を進めています。

「ちょっと待て! 爆音被害の国家賠償をしながら、F15の倍以上の轟音をまき散らすF35を導入するとはなんたることか、やめよ!」「静かで平和な空を返せ!」「そもそも、陸・海・空、その他の戦力はこれを保持しない、という憲法に違反しているぞ!」と立ち上がった1,600名あまりの「轟音地域」に住む人たち、小松基地爆音訴訟の原告たちに敬意を表します。

 

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6.22米軍のイラン核施設への空爆に抗議する! 原水禁石川

米軍のイラン核施設への空爆に抗議する! ―核戦争の危機にたちむかおう―

6月22日未明(日本時間)、アメリカ・トランプ政権は、米本土から1万㎞離れたイランの核施設「フォルドウ」など3カ所を、B2ステルス戦略爆撃機7機で爆撃しました。しかも、大型貫通弾「バンカーバスター」14発を使って地下深く建設された核濃縮施設を攻撃したのです。

6月13日にイスラエル・ネタニヤフ政権は、イランの核開発は「我が国にとって脅威だ」としてイラン核関連施設100カ所以上に「核搭載」可能なF35ステルス戦闘機で先制攻撃し、革命防衛隊のトップや核科学者を多数殺害しています。これは、「神は、脅威を先んじて払拭せよ」というユダヤ教の教えに従ったものだと、先制攻撃を正当化しているのです。この攻撃で破壊しきれなかった地下80mの核施設「フォルドウ」を破壊するため、トランプ政権に要請したのでした。

トランプ大統領は、「テロ支援国家が核開発することは許さない」と正当化していますが、アメリカこそが、「大量破壊兵器」があるとでっち上げてイラクへ侵攻したり、「9.11の犯人をかくまっている」としてアフガニスタンに侵攻し、政権を転覆させたテロ国家と言わなければなりません!

そもそも、「核」施設(原発含む)への攻撃は、「放射能禍」や「核戦争」の引き金になりかねない危険な行為と言わなければならず、グテーレス国連事務総長は、今回の空爆は「世界の平和と安全に対する直接的な脅威だ」と警告しています。

私たちは、第3次世界大戦につながりかねないトランプ政権の蛮行に強く抗議します。核兵器はあらゆる国にとって平和の脅威であり、この廃絶ぬきに世界平和は語れません。

ヒロシマ、ナガサキから80年、唯一の戦争被爆国日本の私たちは、まさにいまこそ、自らの生活と生存をかけて、核戦争の危機にたちむかうのでなければなりません。世界のあらゆる仲間たちと連帯を強め、核兵器廃絶、反戦・平和の闘いに全力を挙げようではありませんか。

 2025年6月26日

原水爆禁止石川県民会議

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6.23沖縄慰霊の日 6.24「反戦・平和を考える」青年女性集会  

5.15沖縄「反核・平和行進」報告 高教組組合員(日教組として参加)

沖縄平和行進報告写真のコメント

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1日目:結団式・学習会(一日目は結団式と学習会に参加したようですが、その時の写真がないので、沖縄に向かう飛行機の中から撮ったものです)
沖縄戦の実相についての講義を受け、これまで自分が「知っているつもり」でいた戦争の歴史が、いかに限定された視点にとどまっていたかを痛感しました。「牛島中将の命令によって多くの命が失われたこと」「方言を話しただけで“非国民”とされ処刑された人がいたこと」など、一つひとつの事実に心を突き動かされ、戦争の悲惨さを“情報”ではなく“実感”として捉えることができました。
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また、平和の礎に刻まれていない名前の存在や、朝鮮人従軍者、ハンセン病患者といった語られにくい歴史に触れることで、これまで可視化されてこなかった存在に光を当てる視点の大切さを学びました。平和を語るとき、誰の視点から語られているのかに注意を払う必要があること、そして教育や現場で語り継ぐ際には、多様な声を意識的に拾っていかなければならないという課題意識を持つようになりました。

2日目:沖縄平和行進

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読谷村役場から北谷までの行進では、自分の足で沖縄の「今」と向き合う体験となりました。読谷村役場が、かつて米軍の滑走路のど真ん中に建てられたという事実を知り、そこに込められた基地返還への強い意思を感じました。同時に、道中で目にした広大な米軍基地とフェンスの存在は、今も沖縄の大地と人々の暮らしが制限されている現実を突きつけてきました。

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平和を願って歩く1000人以上の人々の存在に希望を感じつつも、その声がなかなか届かない現実には無力感も覚えました。それでも、声を上げ続けることの意味、歩き続けることそのものが抗いであると信じ、今後も目をそらさずに関わっていきたいと思います。

おわりに

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3日間の沖縄平和行進を通して、戦争の記憶とその継承の難しさ、そして平和を築くための不断の努力の必要性を、身体と心で学ぶことができました。過去の歴史に学びながら、現在の社会にある不平等や分断の構造にも目を向け、未来をより良くしていくために、自分が何をすべきかを考え続けていきたいと思います。

 

 

 

カテゴリー: 人権, 住民の暮らしに直結する課題, 全国・中央・北信越, 反戦・平和, 護憲・憲法改悪反対・教育・歴史 | 6.23沖縄慰霊の日 6.24「反戦・平和を考える」青年女性集会   はコメントを受け付けていません

アメリカによるイラン核関連施設攻撃に抗議する原水禁声明

アメリカによるイラン核関連施設攻撃に抗議する原水禁声明

6月22日、アメリカのトランプ大統領はイランにある核施設3ヶ所を攻撃したと発表しました。イスラエルによるイランへの攻撃が始まった6月13日、アメリカはイランが行った攻撃はイスラエルの単独行動であるとしていました。その後の情勢を見極める意味もあってか、トランプ大統領は6月19日に、アメリカが直接イランを攻撃するかの判断について「2週間以内に決断する」と述べましたが、その期限を待たぬまま、アメリカの憲法で義務付けられている議会による武力行使の許可なしに、突如攻撃に踏み切りました。このアメリカの攻撃については国連決議もなく、明確な国際法違反であり、核拡散防止条約(NPT)にも違反しています。

イランはこの「2週間」と示された期限内に外交交渉につく姿勢を見せていましたが、それを無視される形になったことで、報復を宣言しています。イスラエルがイランに先制攻撃したことに端を発した今回の中東における軍事的緊張は、アメリカも加わることで、一層深刻で極めて緊張感の高い局面を迎えています。関係諸国は武力行使を止め、外交交渉を直ちに行うべきです。日本政府にはその実現に向け、尽力することを求めます。

2015年にイランと米英仏独中露の間で結ばれた「イラン核合意」は、対イラン制裁の緩和を図ることでイランによる核開発を制限しました。2018年、アメリカのトランプ大統領がこの合意から一方的に離脱したことに反発したイランは、核兵器に使用できる高濃縮ウランの大量生産に踏み切りました。今回のイスラエルによるイランへの攻撃が始まる前でも、イランが核爆弾の製造を始める決定は下されておらず、差し迫った脅威があるとは言えない状況だったと考えられています。

イランにとって今回の攻撃は、アメリカは外交に関心がないと判断するに足る行為であり、長期的には核兵器が抑止力として必要であると判断する可能性が高まります。今回のフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの3ヶ所の攻撃によって、一時的にイランの核開発計画を後退させることができたとしても、その代償としてイランが核開発の再開を決意し、NPT体制からの脱退を検討させ、核兵器保有へとひた走る危険性を帯びています。

核拡散を防ぐには、アメリカ・ロシアなどの核保有国が、NPT6条にあるように、誠実に核軍縮を履行しようとする姿勢を示すことが必要です。イスラエルが事実上核保有に至っているにもかかわらず、イランの核開発のみを問題とした武力攻撃が行われる現状は、対立をいっそうエスカレーションさせ、戦争状態を悪化させるばかりです。核に「良い」も「悪い」もなく、存在することが安全への脅威であり、廃絶するしか道はありません。

原水禁は核兵器が存在し続ける限り、平和な社会の実現は困難だと訴えます。核兵器保有国と非核保有国があれば、保有していない国の安全を完全に保障することはできません。いつ使用されるかわからないというリスクが存在し続けます。現在の核をめぐる国際情勢は、「核抑止論」の矛盾と限界をまさに明らかにしているといえます。

被爆から80年を迎える今日、いまだ核兵器保有をめぐって対立と分断が起きている事実から私たちは決して目を逸らすことはありません。ヒロシマ・ナガサキが経験した凄惨な被爆の実相を直視することこそが、核抑止なる誤った考え方を乗り越えていく力を持つと信じ、世界平和の実現に向け、核絶対否定の原水禁運動を展開していきます。

2025年6月23日

原水爆禁止日本国民会議

共同議長 川野浩一

金子哲夫

染 裕之

 

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