11.3憲法改悪NO!改憲発議NO!戦争NO!市民アクションいしかわ集会  

集会アピール(案)

 過去最短の選挙期間で突入した「政権選択」の総選挙は、自公政権が絶対多数を維持し与党の「大勝利」で終わりました。しかも「日本維新の会」「国民民主党」が現有議席を大幅に伸ばし、「改憲」の危機が増す結果となりました。これにより改憲発議が可能となる3分の2(310議席)を楽々と上回り、岸田政権はこれらを活用して、憲法審査会を開催し「改正原案」の採決と国民投票の実施に向け、動きを加速してくることは間違いありません。

「改憲前夜」とも言えるときに海上自衛隊は、今秋、台湾に近い沖縄南西沖で、米・英3空母や、蘭、加、ニュージランドの艦艇まで加えた共同訓練を実施し、中国包囲網づくりを積極的に担っています。沖縄、南西諸島へのミサイル配備はまさにこれらとリンクしており、日本の参戦準備と言わなければなりません。

中国は同時期、これらに対抗して延べ149機もの最新鋭戦闘機や長距離爆撃機を台湾防空識別圏に進入させたり、中・ロ海軍が日本列島を一周する訓練を強行するなど、東北アジア一帯は「一触即発」の戦争的危機にあると言わなければなりません。

一方、陸上自衛隊は、9月15日から11月下旬までの2カ月半にわたり、28年ぶりの全国・全部隊による10万人規模の「起動展開(移動)」訓練を強行しています。北海道、東北及び香川県の部隊(12,000人の自衛隊員、200台の車両、戦車、弾薬などの武器、医療衛生、食料)を九州へ縦断させる大訓練であり、普段の生活に使用する高速道路やJRやフェリーなども使う異常なものとなっています。他の部隊は、それぞれの基地で「出動準備訓練」を実施するものであり、海自、空自、在日米陸軍までが支援・参加する一大演習を強行しています。

これらは、公布75周年のこんにち、私たちが守り育てた平和憲法に対する重大な挑戦であり、断じて容認できません。私たちは、憲法が許容しない「台湾有事」を想定した「戦争参加」に反対し、岸田政権による憲法破壊をストップさせるため、闘いを強く、大きくつくっていかなければなりません。

本日、ここに集まった私たちが声を上げ、仲間と論議し、行動を始めていこうではありませんか。そのことを確認し、集会アピールとします。

2021年11月3日

平和憲法公布75周年記念石川県民集会参加者一同

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