何としても充実させて、30人学級、いや10人学級の実現とか、境界や垣根のない
インクルーシブ教育の実現、いじめのない教室などを早急に実現してほしい、文科省。
ただし、「もんじゅ」の延命はだめ。
文科省概算要求 5兆8266億円 →理想 9兆8000億円
防衛省概算要求 5兆1685億円 →理想 1兆1000億円
無駄の象徴、「攻められるかもしれないからと、新型兵器を購入し、開発し、そして陳腐化して
廃棄する」。
この「対比」、予算にあまり差がない。これが驚きです。防衛費がなんといっても大きすぎる。
たとえば、中国や北朝鮮の「ミサイルを防衛するシステム構築」として、04年から16年まで
1兆6000億円余りをかけてつくったものは一体何であり、今後どうなるのか。
ミサイル防衛システムとは、ミサイルを落とせないシステムであり、17年度から5年程度を
かけて「改良」する。武器に詳しい人の言を借りると「PAC-3」はアメリカの旧式ミサイルを
買った在庫整理品。イージス艦搭載のSM3もすでに旧式であり、これも改良するという。
そしてあらたにTHAAD:終末高高度防衛ミサイルシステムを導入して三段階で防御する
という。しかし、いずれのシステムも射程の長い、短いの差はありますが、もっとも重要な
「命中するのか?」ということについては、大きな疑問がある。
なぜか、北朝鮮のミサイルも中国のミサイルも、発射する場所を特定できない「移動式」
ミサイルを多く持っている。これを発射後に把握し、命中し破壊することは絵空事と言われ
ており、無理なのです。つまり、張りぼてのミサイルに等しい物に、福祉や教育費を削って、
膨大な予算を投入しているのである。