石川県平和運動センター 第9回定期総会開催
柚木光新代表(石川県教組)選出!
石川県平和運動センター第9回定期総会が9月29日、労済会館で開催され、役員11人、代議員30人、委任状13人、各地区平和運動センターからの特別代議員9人の参加の下、2007年度の総括と2008年度の方針などを議論し、平和運動の強化と政権交代への決意を固め合いました。
総会は岩田副代表のあいさつにはじまり、資格審査・議事運営委員(坊副代表他3人)、選挙管理委員(中越運営委員ほか3人)の選出の後、総会議長として長澤代議員(北陸鉄道労組)が選出されました。執行部を代表しての嶋垣代表は「政治決戦を前にして、平和運動センターとしても行動を起こす必要がある」と訴え、続いて来賓の連合石川・上田弘志会長、民主党石川県総支部連合会・奥田建前幹事長、社民党石川県連合・宮下登詩子代表、石川県勤労協連合会・藤田利男会長、石川県社会法律センター・岩淵正明事務局長から連帯のあいさつをいただきました。ご臨席をいただいた山根靖則県議、若林昭夫県議、盛本芳久県議、北角耕一能美市議、清水文雄内灘町議の皆様も含め、多くのご来賓の皆様に感謝申し上げます。石川県知事や金沢市長らからの13通の祝電・メッセージが紹介された後、議事に入りました。
報告事項として「2007年度活動の総括(案)」と「2007年度決算報告(案)」が北野事務局長から提案され、「会計監査報告」を北村謙二会計監査から受けました。
運動の総括では、護憲、反戦・平和、脱原発の諸課題に全力で取り組んだことが報告され、なかでも小松基地での米軍戦闘機移転阻止行動や国民保護実動訓練反対の諸行動、志賀原発再稼働阻止のたたかいは全国の反戦・平和、脱原発の大きなうねりの中に位置づけられる重要なたたかいだったことが示されました。また長年開催されていなかった原水禁石川県民会議の総会を開き、原水禁運動の強化が図られたことも報告されました。
代議員から、原子力空母横須賀母港化反対行動への取り組み、再処理工場稼動反対の取り組みについて補強意見を受け、全員一致で報告事項は承認されました。
続いて議案第1号「2008年度活動方針(案)」、第2号議案「2008年度予算(案)」が北野事務局長から提案されました。今秋に予定される非核平和条例を考える全国集会の成功を目指すと同時に、今集会を契機に平和運動のさらなる強化を図ること、さらに新テロ特措法の延長反対、派兵恒久法の制定反対、そして志賀1号機の運転再開はプルサーマル計画の導入につながるものであり、阻止に全力を上げることなどの方針が示されました。また、厳しい組織財政状況を踏まえ、脱退した組織の再加盟、個人会員の増加を目指す方針も示されました。
代議員からは選挙への対応や憲法問題への取り組み、教育課題や志賀原発の差止め訴訟に関しての質問や補強意見があり、全会一致で方針と予算は採択されました。
続く役員の改選では、嶋垣代表が退任し、新たに柚木光代表、中田一夫副代表の就任を含む役員(案)が全会一致で信任されました。新旧代表のあいさつでは、退任する嶋垣代表から「5期5年間、本当にたくさんのたたかいをできたのも皆さんのおかげ」と参加者、構成組織に感謝の言葉が述べられ、今後は生涯、社会活動家として頑張るとの決意が語られました。柚木新代表からは、「中山大臣発言は自民党の考えそのもの」と批判し、差別発言を繰り返す麻生総理に対し政権交代を実現しなければならないと訴えました。
最後に、総会宣言、総会スローガンの採択、そして柚木新代表の団結ガンバロウで総会は締めくくられました。