第一回控訴審は、私たちが想定したとおり、 最悪の流れとなりました。
高等裁判所の裁判官は、法廷に入るとき「一礼」もせず入廷したことに本日
の厳しさが端的に表れています。
裁判官は、「 規則や要綱などから、市役所前広場使用を認めなかったことに
問題はない」、「行政法からも、問題のある不許可ではない」などとして、
無意味とするような扱いに終始しました。このままいくと「敗訴確定」となりそう
です。
そのため、岩淵正明弁護士は突然「休廷」を申し入れ、 我々の意志一致をする
ための時間を確保しました。そこで再度意志統一を行ない、「最悪」 を脱するため、
裁判官に対し、「このままでは正常な裁判を維持することができない」との理由で、
裁判官の「忌避」申立を 行いました。
すると裁判官は、「そうですか」と述べ、ぷいっと「中断します」と宣言し 、法廷
を去りました。
このような対応後、報告集会を弁護士会館で持ちました。
裁判官は結審と述べずに「中断」としたため、次回の法廷があるこ とを確認し終
了しました。訴訟担当記者も言っていましたが、「 論議や論争をしない裁判」は
異常ですね、と。