2025年7月22日
航空自衛隊小松基地司令
空将補 村上 博啓 様
ピース・センター小松
第7次小松基地爆音訴訟原告団
小松能美地区平和運動センター
加賀平和センター
石川県平和運動センター
石川県勤労者協議会連合会
石川県憲法を守る会
社会民主党石川県連合
(各団体の公印省略)
アメリカ軍の大規模訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」に初参加し
「アメリカ防衛」および「台湾有事」へ即応体制を強化することに反対する申入れ
6月30日、航空自衛隊は7月9日から8月4日までアメリカ軍主催の大規模訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」に初めて参加すると発表しました。
この訓練は、アメリカ本土を中国やロシアから「防衛」するため、ハワイおよび米アメリカ本土から戦闘機や空中給油機などのさまざまな軍事力を西太平洋各地に展開させ、グアムを含む西太平洋の広範なエリアで実施するアメリカ軍単独の軍事訓練でした。
今回の訓練では、航空自衛隊がアメリカ軍の「矛にも盾にもなる」ことを想定するかのように、航空自衛隊の千歳・三沢・松島・百里・小松・春日の各基地と、アメリカ軍の三沢・岩国・横田・厚木の各基地が使用されます。航空自衛隊からは約3,100名の隊員と約50機の航空機が、アメリカ軍からはF-35Aステルス戦闘機など数十機が参加する大規模なものです。有事の際の指揮命令系統に関することや具体的な攻撃を想定した被害復旧訓練まで行おうとしており、看過することはできません。
小松基地では、アメリカ軍岩国基地からF16戦闘機8機と海兵隊のF35Bステルス戦闘機4機が飛来し、7月22日から30日にかけて同様の訓練を実施しようとしています。小松基地では4月1日、F35Aステルス戦闘機を3機、6月には2機を追加配備し、その攻撃力を高めています。これまでの「爆音訴訟」において何度も「受忍限度を超える騒音」と判定され、国家が賠償金を支払っているにもかかわらず、F15戦闘機の「倍から数倍」の爆音を発するF35A戦闘機を導入しており、さらに垂直上昇できる機能を有する「やかましい」米軍岩国基地のF35B戦闘機を訓練に参加させることは、言語道断です。
私たちは、こうした有事を想定した訓練に強く反対するとともに、自らの生活と生存を守るために下記の項目について強く申し入れます。
記
1 アメリカ防衛のために「レゾリュート・フォース・パシフィック」へ空自が参加することを中止すること。
2 平穏に生きる権利を根本から脅かす有事を想定した訓練は明らかに憲法違反であり、参加を中止すること。
3 「受任限度を超える轟音」を発する戦闘機の飛行は市民の心身へ悪影響を及ぼすとともに、墜落の危険が常にあるので、参加を中止すること。
以上
2025年7月22日
小松市長 宮橋 勝栄 様
ピース・センター小松
第7次小松基地爆音訴訟原告団
小松能美地区平和運動センター
加賀平和センター
石川県平和運動センター
石川県勤労者協議会連合会
石川県憲法を守る会
社会民主党石川県連合
(各団体の公印省略)
アメリカ軍の大規模訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」に初参加し
「アメリカ防衛」および「台湾有事」へ即応体制を強化することに反対する申入れ
6月30日、航空自衛隊は7月9日から8月4日までアメリカ軍主催の大規模訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」に初めて参加すると発表しました。
この訓練は、アメリカ本土を中国やロシアから「防衛」するため、ハワイおよびアメリカ本土から戦闘機や空中給油機などのさまざまな軍事力を西太平洋各地に展開させ、グアムを含む西太平洋の広範なエリアで実施するアメリカ軍単独の軍事訓練でした。
今回の訓練では、航空自衛隊がアメリカ軍の「矛にも盾にもなる」ことを想定するかのように、航空自衛隊の千歳・三沢・松島・百里・小松・春日の各基地と、アメリカ軍の三沢・岩国・横田・厚木の各基地が使用されます。航空自衛隊からは約3,100名の隊員と約50機の航空機が、アメリカ軍からはF-35Aステルス戦闘機など数十機が参加する大規模なものです。有事の際の指揮命令系統に関することや具体的な攻撃を想定した被害復旧訓練まで行おうとしており、看過することはできません。
小松基地では、アメリカ軍岩国基地からF16戦闘機8機と海兵隊のF35Bステルス戦闘機4機が飛来し、7月22日から30日にかけて同様の訓練を実施しようとしています。小松基地では4月1日、F35Aステルス戦闘機を3機、6月には2機を追加配備し、その攻撃力を高めています。これまでの「爆音訴訟」において何度も「受忍限度を超える騒音」と判定され、国家が賠償金を支払っているにもかかわらず、F15戦闘機の「倍から数倍」大きい爆音を発するF35A戦闘機を導入しており、さらに垂直上昇できる機能を有する「やかましい」米軍岩国基地のF35B戦闘機を訓練に参加させることは、言語道断です。
私たちは、こうした有事を想定した訓練に強く反対するとともに、自らの生活と生存を守るために下記の項目について強く申し入れます。
記
1 アメリカ防衛のために「レゾリュート・フォース・パシフィック」へ空自が参加することをやめるよう要請すること。
2 平穏に生きる権利を根本から脅かす有事を想定した訓練は明らかに憲法違反であり、参加を中止するよう要請すること。
3 「受任限度を超える轟音」を発する戦闘機の飛行は市民の心身へ悪影響を及ぼすとともに、墜落の危険が常にあるので、参加を中止すること。
以上