空自小松基地の自衛隊員にも「戦争反対」を呼びかける廣田県平和センター(共同)代表
この集会に先立ち、「台湾有事」に備えた戦争準備である、他国空軍と「自衛隊」の共同演習はするな!、日米共同訓練の諸制限である「10.4協定」の「年4回、計4週間」をまもれ!と、空自小松基地と小松市役所に申し入れました。
2023年8月2日
航空自衛隊小松基地
司令 石引 大吾 様
小松基地爆音訴訟・ピースセンター小松
小松・能美地区平和運動センター
加賀平和運動センター
石川県平和運動センター
石川県憲法を守る会
社民党石川県連合
(団体の公印省略)
申 入 書
空自小松基地は、8月2日~10日イタリア空軍と、8月23日~9月15日オーストラリア空軍と共同訓練を実施すると発表した。この共同訓練は、対中国、「台湾有事」を想定した「戦争訓練」に他ならず、断固として反対します。
「戦争放棄と戦力不保持」の憲法を持つ日本の岸田首相は、すでに2回にわたってNATO会議に参加し、対中国の軍事包囲網と「台湾有事」に対する「軍事的連携」という「戦争」あおりの先頭に立っています。今回のイタリア空軍及びオーストラリア空軍との共同訓練は、その一環であることは言うまでもありません。
さらに小松基地には、2025年からF35Aステルス戦闘機の配備計画が発表されており、今回の両空軍のF35Aステルス戦闘機の参加は、敵地へ奥深く侵入するための訓練に他なりません。これらは、小松市民や周辺住民を爆音に晒し、「墜落」の危険性のなかでの生活を強いるものです。よって以下のように申し入れます。
記
1 8月2日~10日イタリア軍と、8月23日~9月15日オーストラリア軍と行う共同訓練は「対中国の軍事包囲網」であり「台湾有事」を想定した「参戦訓練」である。よって、ただちに中止すること。
2 小松基地へ25年に4機、26年に8機、28年までに20機のF35Aステルス戦闘機の配備計画は、上記と同様の理由により即時中止すること。
3 日・伊、日・豪 共同軍事訓練は10.4協定の明らかな違反である。「日米共同訓練に関する協定書」を一方的に援用することは許されない。断固反対する。
4 民活を旗振り役にしながら、なんら諸条件をクリアできない「滑走路2本構想」の真の目的は、過去の例から見ても小松基地の軍事機能強化以外にはない。断固反対する。
※ 小松市役所の申し入れ書は省略