オスプレイは全機飛行停止に!防衛省へ申入れ
米空軍が特殊作戦コマンドの輸送に使用するCV22オスプレイの事故が多発しているとして、全機飛行停止していた問題で、オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会とフォーラム平和・人権・環境は9月8日、内閣総理大臣と防衛大臣に対して要請書の申入れを行いました。
要請行動には、近藤昭一衆議院議員、湯浅一郎さん(東日本連絡会代表)、谷雅志(平和フォーラム副事務局長)ら7名が参加し、防衛省に対し要請とともに質問を行いました。
このなかで、クラッチの不具合でCV22全機を飛行停止にし、その後飛行を再開したことに対して、「CV22の機体については、技術的な課題は存在しない。操縦者に対する教育訓練と機体点検を定期的に行い整備していくこととする米空軍当局の説明は合理的だと判断する」として、米軍の飛行再開を認めたほか、同様に飛行停止していた陸上自衛隊のオスプレイに対しても「シミュレーターで教育訓練をしているほか、敵的な点検を実施している」として飛行再開と、今後の追加配備を進めていくとしました。
一方で2012年の海兵隊オスプレイの沖縄・普天間配備の際にクラッチ不具合の問題について米軍当局から説明があったのかとの問いに対して、明確な回答はありませんでした。
事故が多発しているオスプレイの飛行は、市民のいのちと生活の安全を脅かすものでしかありません。東日本連絡会と平和フォーラムは引き続き、オスプレイの飛行停止を求め、要請行動をすすめていくことにしています。