社民、合流判断先送りへ 2月大会で決めず
2020年1月23日 17:56 [日経新聞]
社民党は23日の常任幹事会で、立憲民主党との合流を巡る判断を先送りする方針を決めた。2月下旬の定期党大会で最終決定する段取りを変更し、当面は党内で議論を続ける。地方組織から合流を懸念する声が相次ぎ、意見集約が難しくなっていた。
常任幹事会であいさつする又市党首(写真右)
常任幹事会で「合流の是非を定期大会で決めるのではなく、丁寧に議論を積み上げる」などとした方針案を議論し、異論が出なかった。決定に向けた新しい期限は示さなかった。29日の全国幹事長会議で地方組織に説明する。
社民党が21日に地方組織の幹部を集めたブロック事務局長会議では「判断する情報が不足している」「時期尚早だ」など慎重な意見が相次いだ。全都道府県に組織を抱え、地方ごとに賛否が分かれている。
政党合流を巡っては立民が昨年12月6日、国民民主党や社民などに呼びかけた。立民と国民民主は党名や政策などで折り合わず、当面見送ることになった。