11.3集 会 ア ピ ー ル(案)
2016年以降、衆参両院で3分の2を超える改憲勢力を確保した与党は、これを千載一遇のチャンスと見て、7月の参院選挙を改憲の是非を問う選挙と位置づけました。
しかし、私たちは参院選挙を通じ、改憲勢力の議席を3分の2未満に割り込ませ、国会の改憲発議が出来ない状況を再びつくりだしました。
これは、2017年9月に、総がかり行動から発展して結成された「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が呼びかけた3000万人を目指す「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」を軸に、全国連帯による市民・労働者の運動、院内野党の結束が連携して勝ち得た大きな成果です。直近の全国世論調査でも、改憲に反対する回答が6割近くを占め、国民は憲法「改正」を決して望んではいないことを改めて示しています。
にもかかわらず、2020年までに改憲を成し遂げようとする改憲勢力の執念は衰えてはいません。
他方、集団的自衛権の行使を念頭に、日米の軍事一体化はさらに進んでいます。敵地攻撃を可能とする極めて高額な最新兵器をアメリカから次々と購入し、人権である社会保障費を抑制しながら戦争をする国へと突き進んでいます。ジブチ共和国に居座る海自基地を拠点としてアラビア海へ艦船を派遣する方針は、タンカー護衛に名を借り、「自国の船は自国が守る」という「戦争宣言」を行ったものにほかなりません。
私たちは、こうした情勢を認識し、憲法理念にもとづいて戦争法廃止の運動をさらに強化し、小松、沖縄をはじめとする軍事基地の縮小撤去をかちとらなければなりません。
そして、改憲手続きの一環である憲法審査会を動かさず、改憲発議を決して許さない国会内外でのたたかいを私たちも石川の地から強化していきます。
平和憲法公布73周年にあたり、いかなる手法による憲法改悪の策動も許さない揺るぎない決意を改めて確認し、アピールとします。
2019年11月3日
安倍改憲阻止!11.3護憲集会参加者一同
あらゆる規制をはねのけて集会を実現
11.3集 会 ア ピ ー ル(案)
2016年以降、衆参両院で3分の2を超える改憲勢力を確保した安倍首相は、これを千載一遇のチャンスと見て、いわゆる「安倍改憲」4項目(⒈ 憲法9条に自衛隊の明記 ⒉ 緊急事態条項創設 ⒊ 教育の無償化 ⒋ 参院選挙区の合区解消)を示し、7月の参院選挙を改憲の是非を問う選挙と位置づけました。
しかし、私たちは参院選挙を通じ、改憲勢力の議席を3分の2割れに追い込み、国会の改憲発議の条件を失わせました。
これは、2017年9月に結成された「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が呼びかけた3000万人を目指す「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」を軸に、全国連帯による市民の運動、院内野党の結束が連携して勝ち得た大きな成果です。直近の全国世論調査でも、安倍改憲に反対する回答が6割近くを占め、国民は警戒心を緩めてはいません。国民は安倍政権の下での憲法「改正」を決して望んではいないことを改めて確認します。
しかしながら、安倍首相在任中の2020年までに改憲を成し遂げようとする改憲勢力の執念は衰えてはいません。参院選後の改造内閣では、日本会議国会議員懇談会事務局長である萩生田 光一氏を文科大臣に起用し、“日本会議系”極右内閣を組閣するとともに、臨時国会冒頭には、国会としての改憲案の策定に与野党の協力を促す所信表明を行いました。参院選後の野党の切り崩し、改憲派の多数派工作など国会内の動向とメディア統制の現状から、さらなる警戒が必要です。私たちは本集会で、伊藤千尋さんから講演を受け、さらにその認識を深めたところです。
改憲の本性を示す2012年の自民党憲法改正草案は、公の秩序、公益を人権の上に置き人々を縛る超国家主義が緊急事態条項に具現化すること、自衛隊の合憲化は集団的自衛権行使を含む国防の義務の強制へと行き着くことを予見させます。この改憲の危険性を真摯に問いかける運動が求められます。安倍内閣はトランプ米大統領の求めに応じ、ジブチ共和国に居座る海自基地を拠点としてアラビア海へ艦船を派遣する方針を決定しました。憲法に反し、日本を戦争の危機に晒すいかなる海外派兵も容認できません。この派兵阻止の声を上げましょう。
また、参院選野党統一政策で安倍政権下の改憲阻止を公約した野党各党には、国民との約束を遵守し、安倍改憲阻止のさらなる闘いに立ちあがるよう求めます。
改憲手続きの一環である憲法審査会を動かさず、改憲発議を決して許さない国会内外でのたたかいを私たちも石川の地からつながっていきます。
新天皇の即位儀礼を通じた改憲世論誘導には注意を払いながら、引き続き3000万人統一署名を通じて市民との対話を深め、いかなる手法による憲法改悪の策動も許さない決意を改めて確認し、アピールとします。
2019年11月3日
安倍改憲NO!改憲発議NO!11.3石川県民集会参加者一同
14:00から「安倍改憲NO!市民アクション・いしかわ」主催
石川県女性センター一階ホールで国際ジャーナリストである伊藤千尋さんの講演を受けました。社会の15%が起ちあがれば「社会」は変えられる、という講演内容は説得力のあるものでした。
その後、アピールを採択した400名を超える労組員、市民は、六枚町経由本町2丁目までデモ行進しました。