被爆74周年 原水禁石川「反核・平和」行進 県内集会・行進

2019年被爆74周年 原水禁石川「反核・平和」行進(県下6会場)

6月20日(木)18:00 富山原水禁より「横断幕」引き継ぎ式・かほく地区集会(内灘町役場前)  中山隆志内灘町副町長、中川達(すすむ)内灘町議会議長、清水文雄内灘町議参列の下、引き継ぎ式・かほく地区集会を開会。内灘町、かほく市、津幡町勤労協、県教組組合員、町職員、富山原水禁の仲間たち50名が参加しました。

被爆74周年「反核・平和」行進 -基調(案)

ヒロシマ・ナガサキから74年、ビキニ、フクシマと被ばくを強いられた私たちは、総力をあげて「核廃絶」「脱原発」を訴えてきました。その一端は、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル賞や国連の「核兵器禁止条約」の成立として結実しました。

ところがアメリカは、MDシステムを配備し、相手国の核兵器を無力化させ、実戦で使える「小型核」さえ開発しています。ロシアは、そのMDをかいくぐる新型核を、中国は、米軍の中枢を壊滅させる核を配備しました。この夏、米・ロの中距離「核」全廃条約は期限切れとなり、世界は新たな「核軍拡」の時代に突入しようとしています。

このような中で、唯一の被爆国である日本は、核廃絶でリードするどころかアメリカを「全面的に支持」して米軍との軍事一体化を進めており、「核兵器禁止条約」の批准には後ろ向きです。

一方、志賀原発の断層は、「活動性を否定できない」と有識者会合が認定したにもかかわらず、北陸電力は「安全第一」を無視して「再稼働」を目指しています。そもそも、活断層上に原発建設(着工1988年)を誰が認めたのでしょうか。それは、班目(マダラメ)元原子力安全委員長が国会で答弁したように、「そんなことを気にしていたら原発なんか建たない」という考えのもと、北電・行政が強行したものと言わざるをえません。

その北電は、志賀1号炉で「臨界事故」(1999年6月)を起こし8年間も隠蔽しました。その反省は「蛍光灯が切れても報告する安全風土づくり」でしたが、2016年9月28日、雨水6.6トンが原子力建屋に浸水して配電盤がショートする重大事故を起こしました。しかし、10月3日の「原子力環境安全管理協議会」に報告せず、またまた隠蔽したのです。いまだに「安全性」より「利益第一」の北陸電力には、「原発運転の資格なし」と言わなければなりません。

私たちは、世界の労働者・市民とともに、「ノー・モア・ヒバクシャ」「ノー・モア・ニュークリア」「ノー・モア・ウオー」の声を上げなければなりません。憲法9条に「自衛隊を明記」して戦争と軍隊を肯定し、災害対策を隠れ蓑に、独裁条項である「緊急事態条項の新設」を狙い、「教育無償化」を口実に国家主義教育を強化しようとする安倍政権を倒さなければなりません。そうしなければ、世界に、子どもたちに未来はありません。

原水禁石川県民会議はこのことを訴えて基調といたします。

2019年6月20日

富山原水禁引き継ぎ・かほく地区「反核・平和」集会参加者一同

50名

6月21日(金)18:00 奥能登地区集会(輪島市マリンタウン)  40名

6月22日(土)14:00 中能登地区集会(志賀町赤住団結小屋前)   80名

羽咋郡市平和センター、七鹿平和センター、地区勤労協、命のネット、能登女(石川、富山ほか)の方々が参加し、初めに恒例の風船飛ばしを行ない、「反核・平和」行進を行ないました。特に、志賀原発に対し、「原発運転の資格なし!」「隠蔽体質は許さないぞ!」「至急、廃炉にしろ!」「再稼働より安全を第一にしろ!」「廃炉裁判にきちんと向き合え!」と訴えました。

6月24日(月)18:00 白山地区集会(市民工房「うるわし」) 90名

6月25日(火)18:30 金沢地区集会(いしかわ四高記念公園) 100名

6月27日(木)18:30 南加賀地区集会(小松市役所前)    50名

2019.6.27平和行進(南加賀地区)

本年も無事、最後まで「反核・平和」行進をやり切りました。6会場の総参加数は370名でした。ごくろうさまでした。横断幕はヒロシマ、ナガサキに引き継ぎます。

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