6月8日(土)午後1時30分、石川県教育会館3Fホールに原告・サポーター、弁護団、市民ら約230人(講演だけの参加を含む)が集まり、志賀原発を廃炉に!訴訟原告団の2019年度総会が開催されました。(県平和センターよりリンクあり 同HPより無断転載 m(_ _)m)
最初に、北野原告団長があいさつしました。
志賀原発では活断層の上に核燃料がある。万一事故があったら私たちはどうなるのか。北野さんは裁判所がその危険性を放置し続けていることを、怒りを込めて糾弾しました。また「安全最優先の文化確立」を標榜(ひようぼう)しながら、原発の危険性を顧みず「再稼働最優先」に突き進む北陸電力を厳しく批判し、その姿勢が経営面にさまざまな歪みを生んでいることを指摘しました。
そして、富山で新しい訴訟を起す本総会の議案に触れ、52年にも及ぶ志賀(能登)原発反対運動の枠を越えて、新たな1ページを付け加えようと述べ、活発な議論を求めました。
樋口英明元福井地裁裁判長の講演資料を無断転載
樋口英明元福井地裁の判決では、いわゆる「国富論」が有名ですが、樋口さんは、原発を「技術論」に巻き込みたいのは「原発ムラ」と言われる人たちであり、その数値は「歪められ」「修正された」ものが殆どだが、それを裁判官は信用してしまう。その典型が「活断層」であり「基準地震動の値」である。一般人の感覚で、自分の頭で考えることが「裁判官」に求められている最も重要なことと、最近の「安倍政権寄り」の判決を批判した。
特に、一般住宅の「耐地震対策」で示された「値」より圧倒的に低い原発の基準地震動を見れば一目瞭然だと講演し、これは私たちが、ここに集まった全ての人々が伝えなければならないものだと、今後の行動指針まで提案された。
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