【10月11日現在】
憲法理念の実現をめざす第55回大会開催大綱(暫定)
(1)呼びかけ文:最終ページ参照
(2)大会の名称:憲法ではなく、政治を変えよう! 憲法理念の実現をめざす第55回大会(略称・第55回護憲大会)
(3)大会の主催:憲法理念の実現をめざす第55回大会実行委員会(略称・第55回護憲大会実行委員会)
(4)大会スローガン: 再度修正のうえ、第4回実行委員会にて確認します
・安倍政権による改憲発議の企てを全力で阻止しよう
・辺野古新基地建設、日米軍事一体化を許さず、日米地位協定の抜本的改定、米軍基地の縮小・撤去をすすめよう
・オスプレイ、イージス・アショア配備、南西諸島への自衛隊基地強化を阻止し、災害救助隊の整備など、憲法理念にもとづく平和基本法を制定しよう
・東北アジアの市民連帯を基本に対話と協調の平和外交を実現させよう
・侵略戦争と植民地支配の歴史と責任を明確にし、アジアとの和解をすすめよう
・「格差と貧困」を解消し、差別や人権侵害のない多民族・多文化共生社会をつくろう
・原発事故被災者の支援打ち切りを許さず、東電・政府の責任による解決を求めよう
・原発推進のエネルギー政策を転換し、自然エネルギー中心の循環型社会を築こう
・危険な原発再稼働に反対するとともに、破たんした核燃料サイクル計画を断念させよう
・子どもの権利条約に基づく教育・福祉・環境を実現しよう
・地方の自立と市民政治を確立しよう
(5)日時と場所:11月17日(土)~11月19日(月) 佐賀市内
①代表者会議 11月17日(土)11:30~12:30 佐賀市文化会館内会議室
②オープニング 11月17日(土)13:00~13:30 佐賀市文化会館大ホール
③開会総会 11月17日(土)13:30~14:30
④メイン企画 11月17日(土)14:30~17:00
⑤分科会等打ち合わせ 11月17日(土)17:00~17:30 佐賀市文化会館大会議室
⑥分科会 11月18日(日)09:30~12:30 佐賀市内各会場
⑦フィールドワーク 11月18日(日)09:00~17:00 佐賀県内2コース
⑧ひろば 11月18日(日)14:00~16:00 佐賀市内各会場
⑨基地ネット 11月18日(日)14:00~15:30 佐賀県教育会館大会議室
⑩特別分科会 11月18日(日)15:30~17:30 佐賀県教育会館大会議室
⑪閉会総会 11月19日(月)09:30~11:00 佐賀市文化会館中ホール
(6)持ち方・内容:
◎オープニング 11月17日(土)13:00~13:30
◎開会総会 11月17日(土)13:30~14:30
①総合司会 中央団体・地元実行委員会各1名(男女)
②主催者あいさつ 藤本泰成(実行委員会委員長)
③地元あいさつ 地元実行委員会代表
④連帯あいさつ
⑤来賓あいさつ 地元自治体首長など
⑥特別報告 仲村未央(沖縄平和運動センター副議長、沖縄県議会議員)
⑦基調提案 勝島一博(実行委員会事務局長)
◎メイン企画 11月17日(土)14:30~17:00
テーマ:日本国憲法でつくる明日―改憲は許さない
パネリスト:飯島滋明(名古屋学院大学教授、憲法学・平和学)
清末愛砂(室蘭工業大学大学院准教授、憲法学・家族法)
清水雅彦(日本体育大学教授、憲法学)
コーディネーター:藤本泰成(平和フォーラム共同代表、大会実行委員長)
「LGBTは生産性がない」との差別発言で大きな批判を浴びた杉田水脈自民党衆議院議員は、産経新聞に掲載された「なでしこリポート」なるコラムで、次のように述べています。
「旧ソ連崩壊後、弱体化したと思われていたコミンテルンは息を吹き返しつつあります。その活動の温床になっているのが日本であり、彼らの一番のターゲットが日本なのです。」「これまでも、夫婦別姓、ジェンダーフリー、LGBT支援-などの考えを広め、日本の一番コアな部分である「家族」を崩壊させようと仕掛けてきました。」
あまりに荒唐無稽なこの考えは、しかし彼女個人の突飛な発想ではなく、じつは改憲を推進する動きの基底をなしているものです。憲法が規定する両性の平等、基本的人権に基づく家族制度などに対しては根拠のない批判を展開し、人類が歴史的にかちとり培ってきた価値観を否定するだけでなく、戦前の国家主義の社会への回帰を願望するものと言っても過言ではありません。
戦争の惨禍のなかから、日本国憲法をつかみとった私たちは、どのような社会をめざしてきたのでしょうか。そしてこの憲法の危機に、何をすべきでしょうか。3人の憲法学者の皆さんとともに、考えてみたいと思います。
◎分科会 11月18日(日)09:30~12:30
①非核・平和・安全保障
佐賀市文化会館イベントホール 250人規模
問題提起・助言者:半田滋(東京新聞論説委員兼解説委員)
=南北会談、そして米朝会談と、朝鮮半島をとりまく情勢は劇的な変化を遂げつつあります。しかし日本政府は日米軍事同盟強化に固執し続けています。オスプレイ配備、イージス・アショア配備、南西諸島での自衛隊強化、防衛費拡大、敵地攻撃能力検討。これら歯止めのない拡大路線を批判的に分析します。
②地球環境-脱原発に向けて
アバンセホール 300人規模
問題提起・助言者:伴英幸(原子力資料情報室共同代表)
=高速増殖炉「もんじゅ」廃炉決定により、核燃料サイクル路線の破綻は確定的ですが、原発再稼働に固執する安倍政権。福島第一原発事故の収束も程遠いにもかかわらず、被災者支援打ち切りを強行しています。いのちと尊厳を踏みにじる原発を許さない、私たちのとりくみの課題を共有しましょう。
③歴史認識と戦後補償
佐賀市文化会館大会議室 130人規模
問題提起・助言者:内田雅敏(弁護士)
平野伸人(平和活動支援センター所長)
=関東大震災における朝鮮人虐殺への追悼文を、小池都知事はまたしても拒否しました。こうした歴史修正主義は戦後一貫して存在してきましたが、教科書問題などを通じ、地域に根を張り、安倍政権の改憲支持勢力として浮上しています。このことを踏まえ、私たちの運動の方向性を検討します。
④教育と子どもの権利
佐賀県教育会館1F会議室 120人規模
問題提起・助言者:荒牧重人(山梨学院大学教授)
=「道徳の教科化」がすすめられていますが、それ自体の問題性にとどまらず、政権の意を体した極右的教科書が参入するなど、教育をとおして子どもたちの心をコントロールしようとする傾向が明らかです。いっぽうで子どもたちをとりまく環境の悪化は放置されたままです。一人ひとりの立場に立った教育の在り方を考えます。
⑤人権確立
アバンセ第3研修室 90人規模
問題提起・助言者:皆川満寿美(中央学院大学准教授)
=障がい者雇用の水増しやセクハラなどの問題が、中央官庁で次々発覚しています。また、自民党議員によるLBGT差別もあきらかになっています。日本社会における人権抑圧の根深さを、私たちは深刻に受け止める必要があります。当事者によるとりくみに学び、連帯する運動構築に向け、議論します。
⑥地方の自立・市民政治
自治労会館大会議室 130人規模
問題提起・助言者:(自治労広島県本部から)調整中
(沖縄から)
=「地方自治」はひとりひとりの市民が社会の主役となるうえで重要なしくみであるにもかかわらず、政府による分断・抑圧によって歪められてきました。基地や原発によって翻弄されてきた地域社会のあり方をみつめながら、政府の言う「地方創生」などではない、自立した地域社会をつくるためのとりくみを考えます。
⑦憲法
佐賀県教育会館大会議室 200人規模
問題提起・助言者:飯島滋明(名古屋学院大学教授)
=安倍首相は「改憲4項目」改正条文案を掲げ、2020年までの改憲を策動していますが、日程的にかなり困難になりつつあります。しかし麻生派の<参議院選挙前の国民投票>なる提言に賛意を示すなど、なりふりかまわぬ強行が大いにあり得ることに、私たちは警戒しなくてはなりません。改憲案の問題性、危険性をいかに人びとに伝えるかが重要です。まずは私たちが学びましょう。
◎フィールドワーク 11月18日(日)7:00~17:00
<Aコース:佐賀・神埼コース>参加費 10000円(昼食込み)/募集人員40名
11月18日
(日) |
佐賀駅前(8:30)―佐賀空港(入場)(60分)─さが幕末維新博(幕末維新記念館)(入場)(60分)─佐嘉神社記念館(昼食)─さが幕末維新博(リアル弘道館)(入場)(45分)───九年庵(紅葉鑑賞)(入場)(30分)────吉野ヶ里歴史公園(入場)(120分)───佐賀駅前(16:55頃)
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<Bコース:呼子・玄海コース>参加費 10000円(昼食込み)/募集人員40名
11月18日
(日) |
佐賀駅前(8:30)── 呼子朝市(下車)(45分)──名護屋城(入場)(60分)――― ──―玄海活魚お魚処「玄海」(昼食)───玄海エネルギーパーク(入場)(90分)───── 風の見える丘公園(下車)(30分)─── 佐賀駅前(17:00頃)
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◎ひろば 11月18日(日)14:00~16:00
①男女共同参画(女性と人権)「平和と権利を守る女性集会」 (企画:I女性会議)
アバンセホール 300人規模
②基地問題交流会(企画:全国基地問題ネットワーク)※15:30終了予定
佐賀県教育会館大会議室 200人規模
③地元企画「防衛大人権侵害・自衛隊員と家族の人権(仮)」
佐賀県教育会館1F会議室 120人規模
◎特別分科会/運動交流 11月18日(日)15:30~17:30
佐賀県教育会館大会議室
=「改憲阻止」をはじめとする今後の全国規模の運動のあり方について協議します。
(参加対象は、各中央団体、各都道府県組織の役員・担当者)
◎閉会総会 11月19日(月)09:30~11:00 佐賀市文化会館中ホール
①特別提起 (課題別に4~5程度)
②大会のまとめ 実行委員会事務局長
③遠藤三郎賞表彰
④平和運動賞表彰
⑤大会アピール 提案・実行委員会
⑥閉会あいさつ 実行委員会
(7)規模:2000人規模 ※女性参加者が3分の1以上となるようにします。
(8)宿泊・2日目の弁当・フィールドワーク:
JTB佐賀支店(JTB九州MICEセンター)にお申し込みください。
【お申込み・お問い合わせ先】
JTB九州MICEセンター「第55回護憲大会(佐賀大会)」受付係
TEL:092-751-2102 FAX:092-751-4098
〒810-0072 福岡市中央区長浜1-1-35 新KBCビル5階
営業時間:(月~金)9:30~17:30 土、日曜日・祝日 休業 総合旅行業務取扱管理者:西村 昭郎
(9)予算:(省略)
(10)遠藤三郎賞と平和運動賞の選考
◎遠藤三郎賞
次の選考基準にもとづき各都道府県ごとに人選のうえ大会実行委員会事務局(フォーラム平和・人権・環境事務局)に推薦してください。
①選考基準
1)遠藤三郎先生が強調された「護憲・軍備亡国」論に賛意を表し、護憲・平和運動に大きく貢献された方。
2)護憲・反核・軍縮運動に積極的に取り組んできたグループ。
3)護憲平和組織の役員として20年以上にわたって活動し、護憲平和運動に貢献された方。
4)元・現国会議員は選考の対象としません。
5)都道府県組織は、受賞者にふさわしい方を機関で決定のうえ、9月30日までに大会実行委員会事務局(フォーラム平和・人権・環境事務局)に推薦してください。
②受賞者の決定
実行委員会会議で推薦された方のうちから受賞者を決定します。
◎平和運動賞
全自治体で非核宣言ならびにそれに準ずる宣言・決議を行なった都道府県を表彰します。なお、市町村合併にかかわる問題については次の基準にもとづきます。表彰に該当するところは申請してください。
①基準
1)当該都道府県に加え全市町村としての非核平和宣言もしくは議会決議ならびにそれに準ずる宣言・決議を行ったところ
2)すでに受賞した都道府県は対象としません。(大規模な市町村合併により改めて宣言・決議をすすめることは必要です。)
②受賞者の承認
実行委員会会議で申請を受けて承認します。
(11)機関誌「ニュースペーパー」の講読
地域や職場で日常的に憲法の理念を生かし実現する運動を行うために、機関誌「ニュースペーパー」(年間送料込み2000円)の購入・講読を参加者に要請します。
(12)実行委員会 フォーラム平和・人権・環境内
〒101-0062 千代田区神田駿河台3-2-11連合会館
tel:03-5289-8222 fax:03-5289-8223
※役 員 実行委員長 藤 本 泰 成(平和フォーラム代表)
副実行委員長 大 草 秀 幸(佐賀県実行委員会委員長)
木 村 敬 一(平和フォーラム副代表)
武 藤 公 明(平和フォーラム副代表)
須 田 達 哉(平和フォーラム副代表)
村 上 克 子(平和フォーラム副代表)
事務局長 勝 島 一 博(平和フォーラム事務局長)
事務局次長 宮 島 正 明(佐賀県実行委員会事務局長)
北 村 智 之(平和フォーラム副事務局長)
山 本 圭 介(平和フォーラム事務局)
橋 本 麻 由(平和フォーラム事務局)
実行委員 (平和フォーラム運営委員・実行委員会参加団体代表)
(13)現地実行委員会 佐賀県平和運動センター
〒840-0804 佐賀市神野東4-7-3労働会館1F
TEL: 0952-32-2211 FAX: 0952-633-3310
(14)会場住所一覧
佐賀市文化会館(開会総会・分科会①③・閉会総会)
佐賀市日の出一丁目21-10 tel: 0952-32-3000
アバンセ(分科会②⑤・ひろば「男女共同参画」)
佐賀市天神三丁目2-11 tel: 0952-26-0011
佐賀県教育会館(分科会④⑦・ひろば「基地問題交流会」「地元企画」・特別分科会)
佐賀市高木瀬町東高木227-1 tel: 0952-31-7131
自治労会館(分科会⑥)
佐賀市駅前中央三丁目3-30 tel: 0952-36-9555