9.1陸自金沢駐屯地司令に対し「軍事パレード中止」を要請

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2016年9月1日

第14普通科連隊長兼金沢駐屯地司令

加々尾 哲郎 様

 

石川県平和運動センター

代表代行 森  憲一

石川県憲法を守る会

代 表 岩淵 正明

小松基地爆音訴訟連絡会

代 表 長田 孝志

原水爆禁止石川県民会議

代表委員 川本 蔵石

聖戦大碑撤去の会

代 表 角三 外弘

社民党石川県連合

代 表 盛本 芳久

(各団体の公印省略)

申し入れ書

 報道によれば、陸上自衛隊第14普通科連隊は、9月3日午前中、金沢市内県道144号線の生活道路である平和町2丁目交差点から野田町交差点手前において「軍事パレード」を行うとのことです。

日中、堂々と、生活道路で、「今、なぜ軍事パレード」なのでしょうか。徒歩部隊を全員武装させ、小銃や拳銃を携行して歩行する姿は、普通に日常生活を送る市民の目には「異様」であり、「旧日本軍」を想起させて「恐怖」すら感じさせるものです。すでに一般市民からは、歩行訓練に遭遇して驚きや怖さを感じたとの声が届いています。

自衛隊に親しみを覚える市民が増えていると言われます。しかしそれは、災害派遣や人命救助に負うところが大きく、武装集団たる「軍事組織」に対するものとは言えません。自衛隊が持つ「武器」や「殺人兵器」を何も知らない子どもたちに触れされるべきではありませんし、市民生活に「軍事」を持ち込むべきではありません。平和を求める市民はそれを望んでいません。

違憲立法である安保法によって、集団的自衛権を行使する自衛隊は、一層その違憲性を高めています。

私たちは、歴史が証明しているように「軍隊で平和は作れない」と考えます。お互いの国益を乗り越えた話し合いこそが「対立」を克服できるのです。自衛隊には、災害救助に徹する非軍事の専門組織に生まれ変わり、人の命を救う平和の使者となることを求めます。

軍事パレードは一見かっこいい。それは「自衛隊へのあこがれ」を醸成し、「国益」や「国防」を全てに優先させる考えを生み出します。それはいずれ「戦争賛美」や他国蔑視の「愛国心」という偏狭なナショナリズムとなります。一見、勇壮な軍事パレードから生み出されるこれら「戦争の温床」を、私たちは決して認めることができません。よって、以下を要請します。

戦争賛美、戦争準備につながる「軍事パレード」を実施しないこと。

 

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