トモダチ作戦2名がガンで死亡~239人が東電を訴える~

OurPlanetTV・白石草さんが、原子力空母の横須賀母校問題を考える市民の会・共同代表
呉東正彦弁護士に、米国トモダチ作戦の訴訟についてインタビューしました。

「トモダチ作戦2名が死亡~東電訴訟、本格弁論へ」 (OutPlanet-TV 2014/12/4)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1863

YouTube動画 (21分23秒)
https://www.youtube.com/watch?v=0Ij_8yDUoiE

東日本大震災で「トモダチ作戦」に従事したアメリカ海軍の兵士ら239人が、東京電力福島第一原子力発電所事故による被ばくが原因で、健康被害を受けてい るとして、東京電力を訴えている裁判で、カリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁は10月28日、訴えを退けるよう求めた東電の主張を認めず、米国での訴 訟を継続する判断を示した。10月に、同原告団の弁護士と面談をした、「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」の共同代表で、弁護士の呉東正彦さ んに裁判の現状を聞いた。

東日本大震災当時、米国海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」に乗船していた兵士は約5000人。韓国に向けて走行していたが、震災が起きたため、東北 地方沿岸の海域で被災者の捜索や救援物資の輸送など、約80日間にわたる救援活動を行った。原告らは、「ロナルド・レーガン」が三陸沖に到着した3月12 日。1号機の爆発による放出された放射能プルームの直下で、約5時間、甲板作業をしたほか、その後も除染などの作業で、大量の被ばくを受けたと主張してい る。

「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」は、12月7日(日)午後1時半より、横須賀の産業交流プラザ第1研修室で訪米報告会を開催する。

—(引用ここまで)—-

以下、動画を見てのメモです。

* 日本政府と東電を訴えたが、政府を含めると政治問題になると一度却下され、
東電だけを被告として再度訴え、受理された
* 原発設計自体にも問題があるとして、GE、東芝などのメーカーも被告に追加
* 10億ドルの基金設立し、そこから各被害者に補償を支払うよう東電に要求
(10億ドル全額を被害者に支払えと要求しているわけではない)
* 空母レーガンは2011/3/13に三陸沖で放射能雲の下にはいってしまった
* 普通の軍服で甲板除染作業を5時間行なった
* 海水を脱塩した飲料水を3/15まで飲んでいた。体内被ばくをした可能性
* 換気口近くのベッドがホットスポットになり、そこで半年生活してがんになった人もいる
* 被害者の多くは20-30歳代の若い兵士。
* すでに2名死亡。 骨肉腫(4月)、白血病(9月)
* 甲状腺がん、乳がん、精巣がん、脳腫瘍など若い人には稀ながんが多い
* 女性兵士が妊娠中被ばく。10月に出産、遺伝性異常。母と子両方が原告
* 一人がいくつもの症状を抱えている
* 原告の1/3はまだ現役で働いているが、体調不良でやむなく除隊した人も多い
現在療養中で補償もなく、生活が苦しい。将来に不安
* 被ばくとの因果関係を立証中。被ばく量の推定は難しい
* 線量計を持っていたのも、ヨウ素剤を服用したのも士官クラスのみ
* 陪審制の審議であり、一般市民の判断が重視される
* 日本のどこよりも深刻な被ばく被害を受けた可能性。
* われわれ日本のために行動して被害にあったことをよく考え、連帯すべき
* 一人の女性兵士が弁護士に相談したことがきっかけで、多くの健康被害が発覚。
最初から東電を訴える目的があったわけではない。

[原告の訴えている症状 (抜粋)]
運転中意識喪失、発熱、体重減で車いす生活、股関節異常、脊柱炎、記憶喪失、耳鳴り、多発生遺伝子異変の子が生まれる、頭痛、あごに腫瘤、全身痙攣、大腿部以上、みけん異常、頭痛、疲労、肩甲骨肥大、足に腫瘤潰瘍、腹痛、吐き気、体重減少、偏頭痛、胆のう摘出、偏頭痛、睡眠障害、疲労、記憶障害、耳鳴り、直腸出血、腹痛、うつ不安、睡眠障害、白血病、甲状腺にのう胞、脳腫瘍、耳鳴り、疲労、偏頭痛、目眩、生理不順、子宮出血、偏頭痛、甲状腺障害(バセドウ病)、作戦中は鼻血

カテゴリー: トピックス, 人権, 全国・中央・北信越, 原水禁, 反戦・平和, 反核・脱原発, 環境(原水禁、核燃、放射能・食品汚染) パーマリンク

コメントは停止中です。