F15戦闘機は「乗り物か!?」 

 2015年3月17日

小松市教育委員会教育長

坂本 和哉 様

                         石川県平和運動センター

                           代表代行 糸矢 敏夫

                         小松基地爆音訴訟連絡会

                           会 長 長田 孝志

                         小松能美平和運動センター

                           議 長 吉田 幸裕

                         加賀地区平和運動センター

                           議 長 藤沢 三千代

                         石川県憲法を守る会

                           代 表 岩淵 正明

                         社民党石川県連合

                           代 表 盛本 芳久

                           (各団体の公印省略)

                申 入 書

日頃より、市民の平和と福祉前進のために取り組まれていることに敬意を表します。

小松市広報並びにホームページで案内されている「こまつ乗り物フェスティバル」のチラシが小学校全校の子供たちを媒体にして強制的に配布されています。

その中に、「春休み親子スタディーツアー」企画として、「現役戦闘機パイロットによる航空教室と基地内見学」等の記載があります。

今般、国会において「集団的自衛権行使」のための「自衛隊の海外派兵」についての議論がなされておりますが、国民の中にも様々な声があります。戦闘機をはじめ自衛隊の装備品は、戦争の武器であり、イベントなどで展示や見学を行うようなものではありません。特に、十分な理解力や判断力を持たない子供たちを対象としたこのような企画は直ちに中止すべきと考えます。

よって以下の通り申し入れます。

1. 小学校全学年の子どもたちに強制的にチラシを配布したことは、絶対に許されるものではない。

2.「乗り物フェスティバル」と称するが、戦闘機を乗り物とすることはあり得ない。

3.戦争で使用する武器などを興味本位に展示することは、子供たちへの影響を鑑みると到底許されない。

以上の観点から、「現役戦闘機パイロットによる航空教室と基地内見学」の企画を直ちに中止にするよう求めます。

 以上

20150320095927小松市内の全小学校に配布された(社)こまつ観光物産ネットのチラシ(申込先 富士トラベル)

これは、「乗り物フェスティバル」の一環として「親子スタディーツアー」と銘打ち企画されたもの。

小松市(観光交流課)が主催するイベントであり、小松航空自衛隊基地に協賛を求めたものである。その中で、小松市内の全小学校に小松市教育委員会の「了解」も得ず、かってに申し込みチラシが配布されたことも判明。小学生を「だし」に使ったまさに宣撫工作であり、自衛隊の「活躍」宣伝の場なのだ。

主管:小松市観光交流課 0761-24-8076
2015年3月26日(木)、27日(金)、28日(土) 小松基地や航空プラザ(リニューアルオープン)を中心に、Jバスやコマツ(粟津工場)などの見学もあり。

 

 

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