「もんじゅを廃炉に!」全国集会 敦賀市

2014年11月11日

県平和セ発16号

単 産・単 組 委 員 長 

地 区 平 和 セ ン タ ー 議 長

                                                     石川県平和運動センター

                                                     代表代行  糸矢 敏夫

                                                           ( 公 印 省 略 )

 2014もんじゅを廃炉へ!」全国集会の参加要請

 日々の奮闘に敬意を表します。

 さて、夢のエネルギーとして一兆円あまりをかけて作られた「高速増殖炉もんじゅ」は実用化のための原型炉であり、順調に行けば実証炉、商業炉へと繋がるはずのものでした。ところが、1994年5月に臨界に達し8月29日から40%出力で発電を開始した僅か4カ月後の12月8日、ナトリウム漏れ爆発事故を起こし停止しました。それから2014年12月でまる20年となります。廃炉にするしかない「巨大廃棄物」となっています。そのうえ活断層上に原子炉があること、年間200億円の維持管理費がかかることなど、危険、汚い、無駄(KKM)となっています。

ところが安倍政権は「研究炉へ」とか「機構を改革して」と煙幕を張りながら「延命」にやっきとなっています。なぜそこまでするのでしょうか。

第一に、原発から出た「死の灰」を含む使用済み核燃料から分離・抽出したプルトニウムを主体とするMOX燃料を再度燃やし、プルトニウム総量(毎年1000t作られるがその内800tを燃やす)を減らして海外の「核兵器保有疑惑」を払拭したいこと。

第二に、消費した以上のプルトニウム(1.2倍)を生み出す「無限のエネルギー」という核燃料サイクルの「夢」に取りつかれていること。(六ヶ所村再処理工場は工事完成を22回延期させ、未だに動くめどが立たない。2016年に再々度延期。動いていなくとも年間1100億円を使う「化け物」組織。)

第三に、核兵器に最も適した高純度プルトニウムが容易に生産・取り出せることから「核兵器製造の転用技術」を「温存」させたいことにほかなりません。

世界でも高速増殖炉開発は困難を極め、半世紀以上かけても実用に到っていません。先行した米国、英国、ドイツはいずれも約20年前に撤退し、フランスでも撤退を決めています。

停止中は「液体ナトリウム」を液体として保つために熱し続けなければなりません。また、構造上極めて長い配管が必要となり、地震などによるナトリウム漏出・爆発の危険性が高いのです。

発電もせず、1日5000万円もの税金を投入して維持管理するしかない「もんじゅ」の無意味さを私たちは見過ごすことはできません。今年も下記日程で「2014年もんじゅを廃炉へ!」全国集会が開催されます。積極的な参加をお願いします。

                     記

1.名 称 : 2014年「もんじゅを廃炉へ!」全国集会(チラシ別添) 

2.日 時 : 12月6日(土)11:00~16:00

3.主 催 : 集会実行委員会

4.内 容 : 「もんじゅを廃炉へ!」全国集会

時 間 午前11時~11時45分

場 所 白木海岸(敦賀市)

内 容 集会とデモ(白木海岸→もんじゅゲート前)

□ 原子力機構への申し入れ

□ もんじゅ廃炉を求める全国集会(シンポジューム午後1時~3時)

場 所 「プラザ萬象」 敦賀市東洋町1−1 電話0770-22-9711

内 容 主催者あいさつ 原発に反対する福井県民会議

講 演 「もんじゅを廃炉へ」  講師 小林 圭二さん  (元京都大学原子力実験所助教)

     「防災対策の問題点」 講師 末田 一秀さん (反原発全国連絡会)

     全国からの訴え 川内原発 山崎 博さん(鹿児島県原水禁)

                地脇 美和さん(福島原発告訴団)

     市内デモ 午後3時~4時(プラザ萬象~JR敦賀駅周辺まで) 

5.参加態勢                                                     

    ①  交通手段 バス1台(北日本観光バス 佐奇森町駐車場発着)

      往き  7:45 北日本観光発   8:00 JR金沢駅西口(貸し切りバス待機場)発  8:10 フレンドパーク(ホンダクリオ前)発  8:20 北陸道(徳光PA発) 8:30 小松インターチェンジ発  8:40 北陸道  尼御前SA発  ○現地集会11:00 白木海岸で集会・デモ・申し入れ  移 動 バス内で昼食(県平和センターが準備)○シンポジューム13:00 敦賀市内「プラザ萬象」  市内デモ15:00~16:00

      帰り  16:10 JR敦賀駅周辺発  18:10 北陸道 尼御前SA  18:20  小松インターチェンジ着  18:30  徳光PA着  18:40  フレンドパーク前着  18:50 金沢駅着  19:05 北日本観光着

② 駐車場 北日本観光バス駐車場には10台程度あり。他は民間駐車場等をご利用下さい。

 ③ 参加費 バス代分担金 4,000円(会員1人あたり) ※非会員8,000円(お茶、昼食弁当付き)

④ 要請数 県教組8、全国一般4、北鉄労組4、高教組4、全港湾2、全農林2、金沢市公企労1、北日本観光労組1、雇用労1、北陸交通労組1、キンボーニット1、小松バス1、林野労組1、金沢地区セ2、白山地区セ2、小松能美セ2、加賀地区セ2、珠洲市セ1、輪島・穴水セ1、能登地区セ1、七鹿地区セ1、羽咋郡市セ2、JR総連県協議会1、日大教金大1  

6.締め切り: 11月28日(金)厳守 メールまたはFAXにて

          石川県平和運動センター Eメール  略  FAX 略 (電話076-233-2170)

            (参考)ホームページ  https://i-peace-ishikawa.com/

カテゴリー: トピックス, 住民の暮らしに直結する課題, 全国・中央・北信越, 反核・脱原発, 環境(原水禁、核燃、放射能・食品汚染) パーマリンク

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