5.9空自、陸自に申し入れ 秘密保護法による秘匿か?問いには答えず!

空自小松は、「陸自からの協力要請」でヘリを出す。機数や機種は言えないと答えた。秘密保護法による秘匿か? 陸自金沢は、「要請を受け取るのみ」として一切の質問に答えず、「司令に伝える」と答えるばかり。

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paradepostor(2014.5.24軍事パレード)

 陸自金沢駐屯地HPより

報道では、金沢駐屯地司令戒田重夫(一等陸佐)氏の元、装甲車、偵察警戒車など車両25台、ヘリ6基、舞鶴音楽隊など350人が隊列を組んで徒歩行進するとのことであるが、

正面ゲート前に飾られた「5.24市中パレード」(上↑)ポスターを見ると、攻撃型ヘリや偵察警戒車(軽戦車?)までもが並び、迷彩服を着た「兵士」が行軍する姿が映し出されている。

観光都市金沢市の、観光客や市民が憩う中心街の上空で、そして地上で、「戦争礼賛」「戦争準備」の尋常でない「軍事パレード」が強行されようとしている。

            申し入れ書                      2014年5月9日

 陸上自衛隊金沢駐屯地司令 戒田 重雄 様

                      石川県平和運動センター

                                 代表代行 糸矢 敏夫

                      石川県勤労者協議会

                                 会 長 藤田 利男

                      石川県憲法を守る会                                                        代 表 岩淵 正明

                      小松基地爆音訴訟連絡会

                                                 会 長 長田 孝志

                      原水爆禁止石川県民会議

                                 代表委員 川本 蔵石

                      聖戦大碑撤去の会

                                 代 表 角三 外弘

                      社民党石川県連合

                                 代 表 盛本 芳久

  報道によれば、陸上自衛隊第14普通科連隊は、創設60周年記念を理由に海上自衛隊舞鶴基地と航空自衛隊小松基地から応援を得、陸海空三自衛隊が合同して、金沢市内を行進するという計画を発表しました。47年ぶりに行われることは異様なことであり、「今、なぜ」という疑問がわかざるを得ません。

 安倍首相は集団的自衛権の行使を合憲とする解釈改憲を行おうとしています。今回の「軍事パレード」の翌日には野田駐屯地で模擬戦闘訓練の公開や戦車試乗・装備品展示なども行われる計画です。まさに「戦争ができる国」にむけた政策と軌を一にしたものと言えます。

 私たちは、「軍隊で平和は作れない」と考えています。軍隊の行進や軍事車両、武器を見て「かっこいい」と思う市民が増えることは決して良いことではありません。武器や軍隊の向こう側で、無辜の市民が傷つき、命と尊厳が奪われることを忘れてはなりません。自衛隊は「災害救助」などで認知されているのであり、決して軍隊として認められているのではありません。

 金沢市は戦禍にさらされることなく、伝統文化を築き上げてきた都市として1985年に平和都市宣言を決議しました。

 そのような県都金沢市の中心部において軍事パレードをおこなう事は、「戦争(自衛隊)への協力心」を醸成し、いずれ「戦争賛美」や「他国蔑視の愛国心」という偏狭なナショナリズムを生み出す元凶になりかねません。一見、勇壮な軍事パレードから生み出されるこれらを、私たちは決して認めることができません。よって、以下を要請します。

                   記

  戦争賛美、戦争準備につながる、軍事パレードの計画を撤回すること。

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