2012年3月18日
3.11福島第一原発事故の原因も教訓も解明されていないなか、原子力ムラ(マフィア)の御用学者が蠢きだした。食品新基準が「厳しすぎる」と。
遠藤真広医学物理学会会長(放射線医学総合研究所=放医研所属)は、「放射線防護は安全性の評価と社会的、経済的影響のバランスの上になされるべき」と。「医療や原子力はICRP基準を適用しているのになぜ食品だけ厳しくするのか」とも。
つまり、原発の稼働や原爆の開発に影響のない範囲で基準は作られるべきという主張です。
事実、多くの産業でICRP(国際放射線防護委)基準が採用されている。食品のみがその基準の1/5ではバランスを欠くということらしい。恥ずかしくもなく、ICRPの「御用学者」ぶりを発揮しているというべきか。使命と思っているのでしょう。
人命より産業、被曝より稼働を優先するという、驚くべき発言・存在です。
関連団体には、日本医学放射線学会、日本放射線腫瘍学会、日本放射線技術学会などがあり、すべて、放射線医学総合研究所=放医研所属である。
破綻するしかないフクイチの現状(2013.8) 関東一円、東日本全体に悲劇が及ぶ危険性が増大している。来週から4号機1533本の「使用済み燃料」搬出が始まる。すべて「水中」で行わなければ作業員はバタバタ倒れて死ぬ放射線量です。東電、大丈夫か?
飛距離が少ないことは、エネルギーの発散が早いことと同義語。つまり、内部被曝ではγ線よりβ線、α線の影響が大きいことを示す。