ぼく、分かりません(2013.2.22)

志賀原発の再稼働の「かぎ」をにぎる石川県の原子力環境安全管理協議会が2月22日、七カ月ぶりに県庁で開催された。(この放置も問題である。毎月の原発チェックが必要だと思うが)
その中で、原子力ムラの反撃とも言える事態が現出したました。
「専門家」である宮崎慶次(大阪大学名誉教授)委員が、「一般論として規制庁のやり方に疑問を持っている人が多い」「原子炉はしっかりした分厚いコンクリートと鉄筋でできており、地震でもこわれない」「私のよ うな原子力工学など従来からの専門家が排除されている、地形学なる最近の学問・学者が持て囃されている」「メンバー選出に問題がある」と発言したのである。
司会である安管協会長の竹中副知事は、「国はどのようにお考えですか」と質問する。
すると、志賀原発の寺田所長(規制庁職員)は、「国会事故調も述べたとおり、規制する側が事業側のトリコになったからです」と当然の回答をした。
安管協終了後、記者団が副知事にこれら一連の言動について質問すると、あろうことか竹中副知事は、「専門家でないのでよく分かりません」と答えたのである。
仮にも、原発の安全性、再稼働の是非などをチェックする安管協の会長であり責任者であるはずの副知事が、「ボク、ワカンナイ」と答えることは許されません。いかに、「国や電力の方針を追認する」機関に墮しているとはいえ、この無責任発言には「責任」を取ってもらわなければならないと考えます。
3月19日、地域防災計画などとともに石川県知事に申し入れます。
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