米空軍の訓練移転と嘉手納基地事故への抗議声明

米空軍の訓練移転と嘉手納基地事故への抗議声明

抗 議 声 明

 昨日(1月17日)午前10時頃、沖縄県うるま市の伊計島の東約75キロ沖の太平洋上で、訓練中の米空軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が墜落した。現場海域は漁場でもあり、沖縄県民に被害が及ばなかったことは幸運であったというより他にない。

米軍再編計画である「日米同盟 未来のための変革と再編(中間報告)」の作成協議において、嘉手納基地のF15戦闘機訓練移転先の候補として、千歳、百里、新田原、築城の各自衛隊基地とともに小松基地もあげられている。

訓練移転は基地機能の強化と騒音の拡大につながるものであり、県平和運動センターは社民党県連合、小松基地爆音訴訟原告団、小松能美平和運動センター、加賀江沼平和運動センターとともに昨年11月1日、訓練移転反対の申し入れを小松市と小松基地に対しておこなっている。

嘉手納基地のF15戦闘機の墜落事故は82年以降7件起こっており、海上だけではなく94年4月には沖縄市の嘉手納弾薬庫地区にも墜落している。今回の事故により安全対策になんら改善がみられないことがあらためて明らかになった。訓練移転により小松基地の危険性が格段に高まることは間違いない。

基地機能の強化、騒音の拡大、危険性の増大につながる米軍訓練移転は絶対に容認できない。県平和運動センターは1月23日に県と小松市に対し申し入れをおこなうことにしている。また1月29日には小松市内で訓練移転反対の総決起集会も予定している。訓練移転を阻止するために全力で闘い抜くことをここに表明する。

2006年1月18日

石川県平和運動センター

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