2004年2月2日
内閣総理大臣
小泉 純一郎 様
石川県平和運動センター
代表 嶋垣 利春
抗 議 文
明日2月3日、陸上自衛隊本隊の第一陣80人がイラクへ派兵される予定と言われている。無反動砲を携行するなど重装備で、クウェートの米陸軍キャンプで射撃訓練を行い、装輪装甲車など50台でサマワに乗り込むという。平和憲法を踏みにじる暴挙であり、断じて容認することはできない。
小泉内閣は1月31日未明、野党三党が欠席する中、自衛隊派遣承認案を強行採決した。戦争の大義であった「大量破壊兵器」の存在は米政府の調査チームによっても否定されている。さらに「非戦闘地域へ派遣」というイラク特措法さえも無視した派兵である。自衛隊派兵は米英の不法な占領行為に加担するものでしかない。国会はもちろん、国民の支持が得られないのは当然のことである。
昨日、旭川駐屯地で行なわれた陸上自衛隊本隊の隊旗授与式の訓示では小泉首相自ら国論が二分されていることを認めざるをえなかった。それでもなお、なりふり構わず戦争の道を突き進む小泉内閣の姿勢は、もはや異常と言わざるをえない。明日予定されている陸上自衛隊本隊派兵の中止を断固求めるものである。