20:30~ 能登空港への自衛隊機乗り入れ反対抗議行動 能登空港
11.7自衛隊機の能登空港使用(防災訓練)に対する抗議行動
石川県平和運動センター、社民党県連合、スクラム喜望議員団、
能登地区平和運動センターのメンバー約70名参加
9時に航空自衛隊小松基地所属の救難捜索機U-125Aが着陸
能登空港初の自衛隊機使用となる
続いて9時25分、同じく救難隊のヘリUH60Jが到着
「重傷者」を乗せて10分後に離陸する
見学者デッキで監視行動を展開
嶋垣代表から谷本知事宛ての抗議文を嶋能登空港管理事務所長に提出する
2003年11月7日
石川県知事 谷 本 正 憲 殿
石川県平和運動センター
代 表 嶋 垣 利 春
社会民主党石川県連合
代 表 宮 下 登詩子
スクラム喜望
代 表 宮 下 登詩子
抗 議 文
本日、防災訓練を口実に開港後初めて自衛隊機が能登空港に乗り入れました。
たとえ防災訓練への参加であろうとも、たとえ救難隊の参加であろうとも、能登空港の軍事利用につながりかねない重大な問題をはらんでいると言わざるをえません。
阪神淡路大震災以降、自衛隊の災害派遣は急激に増えています。時を同じくして日米ガイドラインの見直しにはじまり次々と有事関連の法整備が押し進められ、今や武器を持った自衛隊が他国に上陸する時代を迎えています。
自衛隊にとっては「従たる任務」である災害派遣に国が力を注ぐ狙いは、自衛隊の国民的認知を図ること、災害現場を戦場と見立てた活動実績を積み重ねること、国民への直接的貢献によって隊員の士気の高揚を図ると同時に約5兆円という多額の防衛予算に対する批判をかわすことにあります。災害派遣と有事体制の推進は国策の中では一体のものとして展開されているのです。
今まさに日本では「戦争をする国づくり」が進められ、北朝鮮の「核開発」「ミサイル」「拉致・テロ」などのキャンペーンによって朝鮮半島の緊張も高まっている最中です。自衛隊が能登空港の利用拡大、恒常化を目論んでいることは容易に推察できます。
多くの県民が能登空港の民用空港として発展を願う中、防災訓練を口実とした能登空港の軍事利用に向けた動きは断じて容認できません。このような訓練を計画し、実施をした石川県当局に対して強く抗議すると同時に、今後の自衛隊機の能登空港への乗り入れについては一切認めないよう強く要請します。