石川県平和運動センターの役割(略称:県平和センター)
石川県平和運動センターは、加盟労働組合と「PEACEネット石川」の個人会員で構成される平和運動団体で、2000年9月29日に発足しました。かつての石川県評、石川県評センター、そして石川連帯労組会議の流れをくむ石川県内の平和運動の中心的組織であり、護憲、反戦・平和、人権、脱原発を主要な運動課題としています。
1951年に発足した石川県評は、七尾火電反対闘争や能登原発反対闘争、小松の反基地闘争などの大衆運動を中心的に担うと同時に、社会党とともに「革新勢力」として戦後の石川県政の一翼を担ってきました。1989年の連合石川発足に伴い、組織改編が重ねられ、現在は、雇用や労働条件の向上、政治活動などは連合石川の課題とし、連合石川の中で一致できない平和を巡る諸課題を当面は平和運動センターが担うとされてきました。
しかし、昨今の平和を巡る危機的状況の中で、平和運動の中心的役割を引き続き担うよう期待する声が、構成組織内だけではなく広く県民の間からも聞かれます。
平和運動センターは構成組織と県内各地区平和センター、そして個人会員の協力を得て、石川県内の平和運動の「センター」として、従来にもまして大きくその役割を果たしていくことが求められています。