建立委員会側の発行資料
日本をまもる天の声(平成12年5月23日号)より抜粋
「聖戦大碑を何故建てるか」(大東亜聖戦大碑建立実行委員長・中田清康)
2年有半に亘る聖戦大碑建立事業もいよいよ大詰めを迎へ、3月21日には地鎮祭を斉行し現状は磐石の基礎工事も終了した。このあとは市中風致地区の公園(*建立地は石川護国神社であるが、この地は兼六公園に接続する本多の森公園と呼ばれる)内に許される最大限に高く、壮大堅牢な石積と、碑銘、刻名並外構等が整備されれば愈々8月4日の建立式典を待つばかりとなった。これまで御協力を頂き、全国津々浦々から赤誠を賜った方々に対しまず深く感謝の意を捧げる次第である。扨この大碑建立の過程に於いてはいろいろなことがあった。その概略を述べる。
(1).何故今更大碑を建てねばならぬのか。我々は既に亡き戦友の鎮魂のため慰霊碑を建てたので必要はない。これについては後述する。(2).最も残念なことは地元戦友諸団体等の一部にある妨害工作。協力どころか高さが高すぎる、聖の字は要らない、そして護国神社へこんなところへ建てさせてくれるなとの申し入れ、又複数団体幹部は応募せぬ様明らかに妨害工作を行なっている等々・・・
余談だが天罰といへようか、そのうち2団体の責任者が相次いで物故されたおかげで事態が好転したのは誠に不思議である。
いづれ大碑完成のとき刻名戦友団体名の中に、祖国の危機に青春をとした自分の戦友会名が見えず淋しい思いをされる構成員には気の毒である。その他県内外から朝日新聞を見たが侵略して他国を苦しめたくせにけしからんそんなものを建てることは即刻止めろ、金があるなら迷惑をかけた国に送れというものから、爆破するぞという類いまであった。そしてこれくらいよい頭脳をして居る人が誤った教育、報道でかくまで間違った認識になるものかと思ふものまで含め電話、手紙、ハガキを送ってくれる人まで、いづれも反日、非日の戦後洗脳済の人達によって尚更この聖戦大碑建立の大切さが身に恥み祖国再生の祈りが増幅したのである。一々回答する愚を避けたが、ここでこの方々に回答申し上げるならば、貴方がたの様な間違った考えがあるからこそ、この大碑が重要なのであると申し上げたい。
さて冒頭(1).について述べさせて頂き大碑を何故建てるのかの結論としたい。日本の現状この人倫、道義地に堕ちた亡国状態を英霊と祖先はどれほど嘆き悲しまれておられることであらろうか。如何に立派な慰霊、鎮魂の碑を建て、どれだけおまいりをしても日本が軍国主義で悪い侵略戦争をし、アジアの国々を苦しめたという様な全く違ふことを言はれ、中・朝などにペコペコ謝罪ばかりして居る状態で今は亡き方々がどうして眞に鎮まることが出来ようか、この状態ではこれまで建てられたすべての碑も行事も空しいことなのである。即ち間違った東京裁判によって大東亜戦争を悪とされたことが、祖国の精神を破滅に陥れた現状悪の根源であり、ここに大東亜聖戦大碑を建てる意義がある。ありもせぬ南京大虐殺、従軍慰安婦、三光作戦など教科書にまで載せ、純粋に祖国と東洋平和のためを信じて戦った戦友を足蹴にし日本を悪にするため枝葉末節の諸悪を白髪三千丈に誇張してあげつらい、真実に対して尤もらしい戦争美化の幕をはって、大局から目をそらさせんとする愚劣な動きに多数国民が盲にさせられ瞞されてしまって居る。戦後謀略にやられ祖国誹謗を延々と続けるNHK、朝日、毎日はじめその他大小マスコミや戦争を知りもせぬ世代の時流迎合のマインドコントロールされた口舌の徒によって、日本には眞の意味で軍国主義などなかったにも拘らず如何にも戦前は軍部横暴の暗黒時代で、善良な国民は無謀な戦争にかり出されたなどとされその様に思はせられている。大碑に応募された大多数の方々はかり出された奴隷ではなく、真実は祖国の危機を救はんと誇りをもって兵役に服した方々である。幸い生還し、亡き戦友の死を正義日本のため命を捧げた名誉ある戦死であることを知らしめることが英霊に対する何よりのはなむけであることを信じ応募せられたのである。又建立に応募参加された戦争を知らぬ多くの若い方々もこのことに深く感ぜられたのである。台湾も朝鮮も満州も領土膨張、搾取目的の軍国主義的侵略で苦しめたと思いこまされている人が多いが全く違ふ。特に柳條湖事件をもって相当良識の方まで満州侵略の動かし難い証拠とする人が多いが、当時の満州がコミンテルン赤色革命輸出のターゲットにされた状態と、強慾アメリカの支那大陸支配野望の交錯した謀略の渦巻く中で、在満日本人の生命財産が脅かされ、日露戦争以来の権益を甚だしく蹂躙された事変前史を知るならその様なことを言へるはずがないのである。私の父は当時、昭和のはじめから関東軍軍属であったが、父から当時の前史を折りにふれ聞き、又私も在満経験者として確信をもって言へることがある。今から約60年前の昭和16年秋、満語の上手な友人と松花江の豊満ダム建設工事現場見学の際吉林市郊外の満州族旗人の家へ立ち寄ったが壁に乃木大将の写真がかかげられてあり、私達に日本軍は私共を救ってくれた神兵だと賞賛した大人の姿を今も忘れられない。彼が「ターピーズ、テンハオ、メイヨ」「リーベン、ターダ、テンハオ」(ロシヤ人は悪い奴だ、日本人は大変よい)と大きな声でくり返していた姿を今も思ひ出す。祖国は軍国主義では絶対になかった。自存自衛と眠れる有色人種のため戦ったのである。当時が戦時体制であったのは当然でないか。侵略とは大航海時代と謂はれる頃から大東亜戦争当時までも及んでいた白人列強の強奪や、ロシヤ、中共の今だになしている居ることを言うべきであり我国は自存自衛と東洋平和のため白人侵略を追い出し有色人種を救った救世主であり、又満州を含め台湾も朝鮮もその民生・民度を向上させた大恩人である。大東亜聖戦大碑はこの功績の顕彰も合せ日本の正義、人道精神の真実を世界に宣言し民族の誇りと誉れを万世に伝え世界恒久平和のため存在する八紘為宇の使命を高揚し、以て英霊・祖先に報ゆる真の鎮魂こそ建立の目的である。
日本をまもる天の声(平成13年5月31日号)より抜粋
「盲たる者のざわめき」(聖戦大碑護持会実行委員長・中田清康)
若葉薫り萬物蘇る候。
英霊の御加護並びに諸賢の護り愈々固く大東亜聖戦大碑護持会は士気旺盛。大碑は荘厳にして気品高く石川護国神社境内に凛として輝きそのたたずまいは日を追ってたずぬる人々の感動を呼んで居る。いつの日か聖なる大東亜戦争の真価が哈く世を風靡するときその輝きをいや増すことであろう。
扨、当初計画から5年余、昨年8月4日盛大厳粛に完成式典が斉行されあと2ケ月余で満一周年の第一回大東亜聖戦祭を迎へる。この時おかしなことを言い出したグループがある。それは本年3月から4月にかけ石川県議会で5回に亘り聖戦大碑の建立に関する質問が行はれたことである。即ち県が管理して居る本多の森公園内に聖戦と大書きされた碑を許可したことはけしからぬ、「許可を取消せ」「撤去させよ」ということであった。4月10日には正式に知事へ以上のことをグループ代表として竹内伊知元小松市長外2名が名義人となり「申し入れ書」を提出した。県は当然拒否回答をして居る。国会で問題化せよとの動きもある。これら蠢動グループには県議・大学教授・元市長・元兵士・弁護士・真宗大谷派僧侶・労組代表・教組幹部・平和人権屋等々が見られる。このことは朝日外諸新聞、テレビ朝日・石川テレビ等でも報道され多くの方が知るところである。しかし問題の核心については私の考へが伝はっていないので補足したい。何故聖戦かについてはこれまで機会ある毎に述べているので主として何故この大碑を建てたかを述べる。又本稿をもって反日反大碑グループへ間接的であるが当護持会の考えを示し、本紙に同時掲載諸文と共に日本人として国を忘れた者達へ覚醒を促すものである。まず第一に「君達は日本人なのか」と問いたい。君達の思想行動が如何に祖国の心をこわし誇りを傷つけ日本人を堕落させ居るか考えよ。具体的に言へばだまされている君達の考へは次の如し。日本は強盗的侵略ばかり行い、南京大虐殺、慰安婦、七三一部隊、三光作戦、万人坑等々悪虐無道をくり返し廻りの国々を苦しめ迷惑をかけて来たのであると思い込まされている。自分の国を悪者にするための日本弱体化謀略にひっかかって踊らされていることがわからないのだ。前述もろもろのことはつくりごとにすぎないのは既に多くの人々によって証明されている。勝者が敗者を裁いた無法の復讐劇極東国際軍事裁判を正当化するためには日本軍を悪くしなければならないためのウソ八百なのである。千に一つの悪事を針小棒大に誇張し世界一軍紀厳正(日清戦争・北清事変・日露戦争等を取材した多くの外国人記者の報道証明がある)であった我国の軍隊を悪魔の軍とするためである。元軍人でそれに同調利用されて居る一握りの者もあるが時流に便乗する無節操の大馬鹿者にすぎない。自分の尊ぶべき祖先父祖兄弟そして育まれた大切な国を悪者にしたい。そんな心をもつことは決して自然ではない。
英霊はこの国を、いとしい家族を護るために大切な命を捧げた。強盗戦争をし他国を苦しめるため死んだのではない。真に悪い者は日本を戦争に追い込んだ中共であり、米国なのである。しかし日本がその避けたい戦いに引き込まれたのも、又世界革命謀略の為戦争へ引き込んだコミンテルンがあったこともすべて天意であった。中共や米国が起こしたこの戦いがあってこそ、抑圧された諸民族の解放が実現されたのが事実である。天命というより外にはない。侵略・残虐非道を言うなら数百年に及ぶアジア、アフリカ、南北米、豪洲大陸からハワイ、太平洋の無数の島々を土人狩りまでして強奪した白人の行為や、20世紀に入り革命成就目的で幾多の残虐事件をつくり出したソビエト、そして世界革命を策した赤色帝国主義侵略をこそ言うべきなのである。20世紀に入ってアジアにおける残虐非道は帝政ロシアのアムール川の流血にはじまり、ソ連スターリンの血の粛清や強制収容所での死者は約6400万人とも言はれる。又中共による日本人の受けた虐殺その他被害を別としても、革命で約6000万人を殺し、大躍進の時期には約2000万人が餓死、文化大革命では約1000万人が殺傷されているという。又アメリカ軍による日本諸都市への無差別爆撃、広島・長崎への原子爆弾投下等の大虐殺、ソ連軍の満蒙・千島・樺太に於ける殺人強盗残虐非道、戦後強制連行による大犠牲(最近ロシヤ人ジャーナリストが諸資料を調べた書物にソ連は強制連行により37万4千人余殺したとある)などの外イギリス、オランダの残忍非道も数多いのである。国を愛する心があるのなら、自国の小悪をえぐり出しているよりこの様なことをこそあげつらうべきではないか。したくない戦いに引込まれた日本がズタズタになって多くの国々が独立した。これが聖なる天命であり聖戦の所以である。敗戦は我民族の傲慢化を防ぐためのこれも又天意天命。現在大碑への盲たる忘国人達のザワめきもよりよき日本へ昇華するための止揚段階と考へたい。
元へ戻り県議会で吉田歳爾議員(自民党)の太平洋戦争と呼ぶのが順当であるかの様な発言があった。だからこそ真実のため大東亜戦争と呼ばねばならぬのである。我国を覆う亡国の暗雲を撃ち払い、祖国再生の原点となるべき大碑である。日本をおとしめるため、謀略勢力は我国の大局的正義眞事を目隠しさせる意図から、大切な国家や民族愛を強調すれば偏狭なナショナリズムと軽侮し、真実を言へば戦争美化なる言辞を弄しありもせぬ戦争への道と誤魔化すのである。この様な神を冒涜するまやかしに騙され亡国の謀略に手を貸している者達は一日も早く目覚めねばならない。大和民族こそ“四面の海みなはらから”と希う平和民族であり大碑裏面の大銘「八紘為宇」の肇國理想が建立の基本精神である。歪められた歴史を糺すことにより、国民の誇りと本然の姿を取戻し英霊と祖先・祖国に報いるため日本の正義を宣言するため建てられた聖戦大碑である。
「第一回大東亜聖戦祭」パンフレットより抜粋
「聖戦大碑護持の使命」(聖戦大碑護持会実行委員長・中田清康)
「聖戦大碑の撤去を求める県民の会」と称する甚だ尋常でない要求をはじめた会のざわめきの中で、記念すべき第一回大東亜聖戦祭を迎へた。
彼等は県民や国民と呼ぶに相応しくない国家破壊論者達であり、日頃から祖国の過去を悪し様に、伝統・道徳を否定する亡国思想からの発想である。 聖戦大碑からの澎湃たる天地正大の気によって、日本を破壊に導いた極東国際軍事裁判の欺瞞が打ち破られ、50年国会決議・村山談話を正常とする彼等の虚蒙が根底から崩されることを恐れての蠢きにすぎない。これら歴史を歪曲する害虫を消滅し、真実日本を取り戻すことが聖戦大碑護持の使命である。