10.15小松市長、空自小松基地司令に「日米共同演習=戦争訓練やめよ!」申入れ

9時30分  小松市役所4階会議室で申入れ

2024年10月15日

小松市長 宮橋 勝栄  様

小松基地爆音訴訟原告団

加賀平和センター

小松能美地区平和運動センター

白山地区平和運動センター

石川県平和運動センター

石川県勤労者協議会連合会

石川県憲法を守る会

社会民主党石川県連合

 (各団体の公印省略)

申 入 書

甚大なる奥能登豪雨災害を受け「選挙どころではない」という被災者心理がある中、一方早期の本格的復興支援が強く求められる県下の状況で、小松基地においては10月23日から11月1日まで、日・米共同訓練が強行されようとしており、小松市はこれを受け入れました。多くの小松市民は不安に感じ訓練の必要性に大きな疑問を抱き、強く反対しています。

この訓練には、米軍岩国基地の「海兵隊」及び「FA18戦闘機」、小松基地の「F15戦闘機」のほか、陸上自衛隊金沢駐屯地からも初めて参加するなど「従来の枠を超えた」ものです。これまでの日本海空域の戦闘訓練に加え、四国沖や北海道沖にまでに及ぶ空域での戦闘訓練を行い、基地警備や総合ミサイル防衛(MD)訓練を実施することや、25年から「戦術核」搭載可能で「先制攻撃」できるF35Aステルス戦闘機を配備し、司令部の地下化など、先制攻撃基地化を見越した“戦争準備”と言わなければなりません。

私たちは小松基地が、対中国を想定した日本海側最大の「先制攻撃拠点」となることに強く反対するとともに、以下の4項目を申し入れます。

1 在日米軍と自衛隊が一体となった日・米共同訓練の中止を、中部防衛局長および空自小松基地司令に要請すること。

2 日・米共同訓練は、爆音の増加と墜落の危険性を増大させることに他ならない。10.4協定や爆音訴訟判決を完全に無視した戦闘訓練である。このような事は現在の法体系では許されません。小松市民や周辺住民になんらの「安心・安全」をもたらさず、生活破壊のみを持ち込む日・米共同訓練を受け入れた小松市長はこれを撤回すること。

3 平和憲法の主旨および第9条、10.4協定、更には小松基地爆音訴訟判決を遵守することは小松市長の重要な責務です。これらを無視し、なんらの民主主義的手続きも踏まずにF35Aステルス戦闘機の配備受け入れを決めた事を撤回すること。

4  奥能登豪雨災害のさなか、災害支援に優先して強行した空自小松基地の航空祭に対して中止を要請しなかったことは、自治体の首長としては問題です。また、憲法違反の自衛隊の航空祭に協力するため、ふるさと納税の返礼品に「航空祭駐車券」を選定したことも同様です。航空祭は軍備の誇示であり子どもたちの「洗脳」であり「平和憲法」に反することから、小松市が協力することは到底認められない。

以上

11時 空自小松基地正門ゲート広報室で、空自小松基地司令に「日米共同演習=戦争訓練中止」を申入れた。

2024年10月15日

航空自衛隊小松基地

司令 村上 博啓 様

小松基地爆音訴訟原告団

加賀平和センター

小松能美地区平和運動センター

白山地区平和運動センター

石川県平和運動センター

石川県勤労者協議会連合会

石川県憲法を守る会

社会民主党石川県連合

 (各団体の公印省略)

申 入 書

甚大なる奥能登豪雨災害を受け「選挙どころではない」という被災者心理がある中、一方早期の本格的復興支援が強く求められる県下の状況で、小松基地においては10月23日から11月1日まで、日・米共同訓練が強行されようとしており、小松市はこれを受け入れました。多くの小松市民は不安に感じ訓練の必要性に大きな疑問を抱き、強く反対しています。

この訓練には、米軍岩国基地の「海兵隊」及び「FA18戦闘機」、小松基地の「F15戦闘機」のほか、陸上自衛隊金沢駐屯地からも初めて参加するなど「従来の枠を超えた」ものです。これまでの日本海空域の戦闘訓練に加え、四国沖や北海道沖にまでに及ぶ空域での戦闘訓練を行い、基地警備や総合ミサイル防衛(MD)訓練を実施することや、25年から「戦術核」搭載可能で「先制攻撃」できるF35Aステルス戦闘機を配備し、司令部の地下化など、先制攻撃基地化を見越した“戦争準備”と言わなければなりません。

私たちは小松基地が、対中国を想定した日本海側最大の「先制攻撃拠点」となることに強く反対するとともに、以下の4項目を申し入れます。

1 在日米軍と自衛隊が一体となった“戦争準備”のための日米共同訓練中止すること。

2 平和憲法の主旨及び第9条、「10.4協定」、更には小松基地爆音訴訟判決を遵守することは当然のことです。「先制攻撃」可能でなお且つ「戦術核」搭載可能なF35Aステルス戦闘機の25年度からの配備受け入れをやめられること。

3 F35Aステルス戦闘機の配備は、騒音・爆音の増加と墜落の危険性を増大するばかりか、相手国の反撃ミサイルを集中させ小松市民・周辺住民をミサイル攻撃にさらすことになります。このようなことは現在の法体系では許されません。小松市民になんらの「安心・安全」ももたらさず、爆音と危険を振りまく空自小松基地の強化、F35A戦闘機の配備に反対します。

4  奥能登豪雨災害のさなか、災害支援に優先して強行した空自小松基地の航空祭に抗議します。さらに、航空祭は軍備の誇示であり、子どもたちに戦争の道具を見せたりして軍事礼賛を「洗脳」することになり「平和憲法」に反することから今後は中止すること。

以上

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