対北朝鮮、本質的には対中国との戦争に備えた「戦争=先制攻撃」訓練のため、「レッド・フラック・アラスカ」なる他国間演習に参加するため、小松基地から10機(内4機は予備機のため帰還予定)のF15戦闘機が轟音とともに飛び立った。(6/5早朝8時頃)
これに断固抗議し、参加を中止させるため、7日10時から小松空自基地司令に対し、11時半から小松市長に対し、以下の申し入れ書を手渡した。
2018年6月7日
航空自衛隊小松基地
司令 門間 政仁 様
石川県平和運動センター
代 表 南 弘樹
小松基地爆音訴訟連絡会
代 表 長田 孝志
小松能美平和運動センター
議 長 吉田 大輔
加賀地区平和運動センター
議 長 市野 晃司
石川県憲法を守る会
代 表 岩淵 正明
社民党石川県連合
代 表 盛本 芳久
(各団体の公印省略)
「レッド・フラック・アラスカ」演習参加中止申入書
私たちが第一次小松基地爆音訴訟を提訴して42年が経過しました。しかし、未だに小松の空から爆音は消えず、住民は爆音と墜落の恐怖から逃れ得ていません。この間司法は4回も「受忍限度を超える騒音」と認定し、違法な状況を放置し続ける国・防衛省を厳しく指弾しました。それにもかかわらず、爆音の除去どころか軍備増強がなされ、2016年にはアグレッサー部隊を増強しました。機数は10機増の50機体制となり、騒音や墜落の危険性は増える一方です。訓練時のF15戦闘機は、燃料を満載したタンク2基を取り付け、弾薬を満載して飛び立ちます。しかも、市街地上空で急上昇や急旋回を繰り返し、耳が張り裂けんばかりです。環境基準など何一つ守られていないと司法が指弾しているにもかかわらず、歴代「空自司令」は市民に対して「“10.4協定”をしっかりと守りたい」と言行不一致を繰り返しています。
安倍政権は「国民の生命を守ることが国家の最大使命」と言いますが、小松基地周辺の、そして沖縄をはじめ全国にある基地周辺の人々の「生命」と「健康」は放置されています。絶対に許せません。
安倍政権は、「集団的自衛権の行使は合憲」として「戦争法=安保法」を強行成立させました。世界のあらゆる所で米軍とともに「戦闘行為」を実行できる自衛隊にしたのです。昨年8月には、B52「核」爆撃機を小松基地のF15戦闘機に護衛させ、「核戦争」作戦さえ秘密裡に、複数回に渡って実行したのです。そして、それに抗議する私たちの申入れに対し、迷彩服の自衛官を「乱入」させて恫喝しました。国会では、幹部自衛官が護憲派議員に対し「国民の敵」と罵倒しました。これがまさに「戦争する国」のいまの姿と言わなければなりません。
今回の、米軍の多国間演習「レッド・フラッグ・アラスカ」への参加はまさに「戦争法」の具現化であり、「戦争訓練」にほかなりません。絶対に許せません。訓練参加に断固反対し、以下を強く申し入れます。
記
1.米軍が行う多国間演習「レッド・フラッグ・アラスカ」への参加は「戦争=先制攻撃」訓練への参加であり、憲法に違反します。即刻、中止すること。
2.10.4協定は、「いつ、いかなるとき」も遵守するとともに、違法状態を速やかに解消すること。
2018年6月7日
小松市長 和田 愼司 様
石川県平和運動センター
代 表 南 弘樹
小松基地爆音訴訟連絡会
代 表 長田 孝志
小松能美平和運動センター
議 長 吉田 大輔
加賀地区平和運動センター
議 長 市野 晃司
石川県憲法を守る会
代 表 岩淵 正明
社民党石川県連合
代 表 盛本 芳久
(各団体の公印省略)
「レッド・フラック・アラスカ」演習参加中止申入書
日頃より、市民の平和と福祉前進のために取り組まれていることに敬意を表します。
私たちが第一次小松基地爆音訴訟を提訴して42年が経過しました。しかし、未だに小松の空から爆音は消えず、住民は爆音と墜落の恐怖から逃れ得ていません。この間司法は4回も「受忍限度を超える騒音」と認定し、違法な状況を放置し続ける国・防衛省を厳しく指弾しました。それにもかかわらず、爆音の除去どころか軍備増強がなされ、2016年にはアグレッサー部隊を増強しました。機数は10機増の50機体制となり、騒音や墜落の危険性は増える一方です。訓練時のF15戦闘機は、燃料を満載したタンク2基を取り付け、弾薬を満載して飛び立ちます。しかも、市街地上空で急上昇や急旋回を繰り返し、耳が張り裂けんばかりです。環境基準など何一つ守られていないと司法が指弾しているにもかかわらず、歴代「空自司令」は市民に対して「“10.4協定”をしっかりと守りたい」と言行不一致を繰り返しています。
安倍政権は「国民の生命を守ることが国家の最大使命」と言いますが、小松基地周辺の、そして沖縄をはじめ全国にある基地周辺の人々の「生命」と「健康」は放置されています。絶対に許せません。
安倍政権は、「集団的自衛権の行使は合憲」として「戦争法=安保法」を強行成立させました。世界のあらゆる所で米軍とともに「戦闘行為」を実行できる自衛隊にしたのです。昨年8月には、B52「核」爆撃機を小松基地のF15戦闘機に護衛させ、「核戦争」作戦さえ秘密裡に、複数回に渡って実行したのです。そして、それに抗議する私たちの申入れに対し、迷彩服の自衛官を「乱入」させて恫喝しました。国会では、幹部自衛官が護憲派議員に対し「国民の敵」と罵倒しました。これがまさに「戦争する国」のいまの姿と言わなければなりません。
今回の、米軍の多国間演習「レッド・フラッグ・アラスカ」への参加はまさに「戦争法」の具現化であり、「戦争訓練」にほかなりません。絶対に許せません。小松市民の安寧を確保するため、以下について強く申し入れます。
記
1.米軍が行う多国間演習「レッド・フラッグ・アラスカ」への参加は「戦争=先制攻撃」訓練への参加であり違憲です。従って小松基地司令に対し、参加中止を要請すること。
2.10.4協定は、「いつ、いかなるとき」でも遵守するとともに、違法状態を速やかに解消するよう、小松基地司令に要請すること。