2007年9月14日
小 松 市 長
西 村 徹 様
申 入 書
航空自衛隊小松基地は、来たる9月23日に航空祭を開催しようとしています。発表されたプログラムによりますと、F15戦闘機による機動飛行や編隊飛行、そしてブルーインパルスによるアクロバット飛行があり、さらに全国の航空自衛隊基地から飛来した戦闘機、輸送機などが30機も展示され、短距離地対空誘導弾や対空機関砲なども展示されるとのことです。これ以外にも子どもたちを本物の戦闘機の操縦室に座らせたり、戦争グッズの展示・販売をしたりと、まさに戦争をするための道具である戦闘機や兵器を美化し、PRする内容となっています。子どもたちを呼び込むためのイベントも、いくつも準備されているようです。
このような航空祭は数多くの問題点を含んでいます。
まず、なによりも子どもたちをはじめとした多くの人たちに対し、戦争を美化し、基地や戦闘機、兵器への興味をかきたてるイベントであり、断じて許されるものではないということです。展示されている戦闘機には米軍機も含まれ、日米の軍事再編が押し進められる中、まさに日米一体となり、こうした武力によって日本の安全が守られているのだという錯覚、誤解をあたえるものだといえます。
また、事前演習および当日の騒音は、普段にも増して甚大となり市民を悩ますうえ、「航空祭の華」としてPRされるアクロバット飛行は、空の安全を著しく害するものです。航空ショーによる墜落事故の発生は世界各地であとを絶たず、観客を巻き込んだ悲惨な事故も発生しています。
このように航空祭は戦争や武力を美化し、かつ危険な行為であり、断じて許すことはできません。よって、以下の通り強く申し入れます。
1.「重大事故発生の危険性」、「事前訓練を含めた市民生活への悪影響」、「子どもたちも含めた多くの市民に対する国防教育の押しつけ」という重大な問題を含んでおり、ただちに航空祭を中止するよう基地に申し入れること。
2.本年4月16日の名古屋高裁金沢支部判決では、一審判決に続き「10.4協定を厳守することは行政上の責務である」と認定されたことを真摯に受けとめ、騒音の軽減と空の安全に努めるよう基地に求めること。
石川県平和運動センター
代表 嶋垣 利春
社民党石川県連合
代表 宮下登詩子
小松基地爆音訴訟原告団
団長 広瀬 光夫
小松能美勤労協単組協議会
議長 河端 真一
加賀地区平和運動センター
議長 東 文一
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2007年9月14日
小松基地司令
上田 益三 様
申 入 書
航空自衛隊小松基地は、来たる9月23日に航空祭を開催しようとしています。発表されたプログラムによりますと、F15戦闘機による機動飛行や編隊飛行、そしてブルーインパルスによるアクロバット飛行があり、さらに全国の航空自衛隊基地から飛来した戦闘機、輸送機などが730機も展示され、短距離地対空誘導弾や対空機関砲なども展示されるとのことです。これ以外にも子どもたちを本物の戦闘機の操縦室に座らせたり、戦争グッズの展示・販売をしたりと、まさに戦争をするための道具である戦闘機や兵器を美化し、PRする内容となっています。子どもたちを呼び込むためのイベントも、多数準備されているようです。
このような航空祭は数多くの問題点を含んでいると指摘せざるをえません。
まず、なによりも子どもたちをはじめとした多くの人たちに対して、戦争を美化し、基地や戦闘機、兵器への興味をかきたてるイベントであり、断じて許されるものではないということです。展示されている戦闘機には米軍機も含まれ、日米の軍事再編が押し進められる中、まさに日米一体となり、こうした武力によって日本の安全が守られているのだという錯覚、誤解をあたえるものだといえます。
また、事前演習および当日の騒音は普段にも増して甚大となり市民を悩ますうえ、「航空祭の華」としてPRされるアクロバット飛行は、空の安全を著しく害するものです。航空ショーによる墜落事故の発生は世界各地であとを絶たず、観客を巻き込んだ悲惨な事故も発生しています。
このように航空祭は戦争や武力を美化し、かつ危険な行為であり、断じて許すことはできません。よって、以下の通り強く申し入れます。
1.「重大事故発生の危険性」、「事前訓練を含めた市民生活への悪影響」、「子どもたちも含めた多くの市民に対する国防教育の押しつけ」という重大な問題を含んでおり、ただちに航空祭を中止すること。
2.本年4月16日の名古屋高裁金沢支部判決では、一審判決に続き「10.4協定を厳守することは行政上の責務である」と認定されたことを真摯に受けとめ、騒音の軽減と空の安全に努めること。
石川県平和運動センター
代表 嶋垣 利春
社民党石川県連合
代表 宮下登詩子
小松基地爆音訴訟原告団
団長 広瀬 光夫
小松能美勤労協単組協議会
議長 河端 真一
加賀地区平和運動センター
議長 東 文一