オスプレイの低空飛行訓練の中止を求める申し入れ

         垂直離着陸輸送機MV-22オスプレイの低空飛行・夜間飛行訓練

の中止を求める申し入れ(ひな型)

  知事(市町長)

  住民生活の向上のために、貴職が奮闘されていることに対し心から敬意を表します。

 さて、日米両政府は本年2月、沖縄県普天間基地に配備されている垂直離着陸輸送機MV-22オスプレイの低空飛行・夜間飛行訓練を7ルート(パープル:沖縄~九州、イエロー:九州、オレンジ:愛媛~和歌山、ブルー:岐阜~新潟、ピンク:新潟~青森、グリーン:茨城~青森、ブラック:北海道)で実施することを発表しました。(秘密裏に行なわれているブラウンルート:中国地方を加えると8ルート)

 オスプレイは、開発段階で4回、部隊配備後も5回の墜落事故を起こし、36人が死亡しています。アメリカ政府は、オスプレイの機体に不具合はないと発表していますが、墜落が相次いでいる事実を否定することはできません。危険なオスプレイが、危険な低空飛行訓練を行うことは、ルート下の住民の生命と財産を危険にさらすことになります。アメリカのニューメキシコ州やハワイ州におけるオスプレイの飛行訓練では、地元住民の反対によって中止するという対応を米国政府および米軍はとっています。

 日本においても多くの反対がありますが、低空飛行訓練や夜間飛行訓練を強行実施する米国政府および米軍と、それに追随して積極的に日米合同訓練などを推進している安倍政権の姿勢を私たちは許すことができません。沖縄を中心に、市民生活を不安に陥れるオスプレイは、米国および米軍の東アジア戦略を補完するものでしかなく、国民の安心と安全を根底からくつがえす「危険」なものと言わなければなりません。

しかも、沖縄県も、そして他の都道府県でも配備を「受け入れ」ないなか、沖縄にのみしわ寄せしている現状は異常と言わなければなりません。同時に、本土での訓練を認めると「沖縄も、本土も、軍事訓練の強化拡大と危険性が増大」することにしかなりません。まさにオスプレイは、「国外へ」「アメリカへ」出て行かなければならない軍用機なのです。

 住民の生命と暮らしに責任を持つ 〇〇長は、オスプレイの低空飛行訓練と夜間飛行訓練中止の要請をご理解していただき、以下について申し入れします。

                    記

1.オスプレイの日本への配備と、全国7(8)ルートでの低空飛行訓練、夜間飛行訓練 に反対を表明すること。

2.石川県(市、町)の上空に飛来し、低空飛行訓練、夜間飛行訓練を行なうことに、反対の意志を表明すること。

2014年 月 日                 ○○地区平和運動センター

                            議長

                          石川県平和運動センター

                            代表 細野 祐治

                          石川県憲法守る会

                                                             代表  盛本 芳久

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