内灘町長、内灘町議会議長列席の下、表記集会は開催されました。
引き継ぎ集会に6名で参加した原水禁富山の議長でもある岡﨑信也県議や、生田勇人(はやと)内灘町長、七田満男町議会議長列席の下、をはじめ、主催した原水禁石川県民会議の代表委員の一人である盛本芳久県議会議員、そして内灘町の松田勤労協会長の挨拶で始まりました。挨拶要旨は、
核兵器廃絶を願う全ての人々の努力により、「核兵器禁止条約」を発効させ、被団協がノーベル平和賞を受賞するなどの圧力もあり、核兵器の数は確実に減ってきましたが、いまだ全廃への道のりは厳しい状況です。逆に「使いやすい核兵器」の開発さえ強行され、実戦配備されています。ロシアによるウクライナ侵略や、イスラエルによるガザ虐殺を強行している権力者は、「核の使用」さえ語っています。
原水禁富山の代表である岡﨑信也県議会議員からの引き継ぎあいさつ
来賓としてあいさつされた生田勇人(はやと)内灘町長 ありがとうございました。
おなじく七田満男内灘町議会議長のあいさつ ありがとうございました。
80名を超える仲間が採択した「集会アピール」と「スローガン」
被爆80年「反核・平和」行進 富山県引き継ぎ内灘集会アピール
「核」を巡る現状は、大変厳しいと言わざるを得ません。
非核保有国や反核団体が「核戦争の危機」を訴えるほど世界で戦争が相次ぎ、核保有国による戦争までが引き起こされています。
ノーベル委員会は2024年12月、これらの危機に対して日本被団協に平和賞を授与し、その運動と支えた団体にエールを送りました。1970年発効の「核兵器不拡散条約」(国連加盟の90%が批准)、2021年発効の「核兵器禁止条約」(同、50%未満)も「核戦争の危機」を止めることはできていません。
しかも、世界は、戦争が「核戦争」に転化する危険が続いており、自国第一主義も蔓延しています。このままでは「人類の滅亡」を招くことになってしまいます。
2024年元日の能登半島地震は、原発周辺や原発以北の住民が避難できないことを証明しました。しかし、原子力規制委員会は、PAZ(原発から概ね5キロ圏)でもただちに避難できない場合があり、100mSv/h(毎時100ミリシーベルト)を超える被ばくの可能性を容認しました。
未知の活断層や耐震性、放射能被害などあらゆることを考慮すると、志賀原発を再稼働させる条件は何一つありません。「規制委の判断待ち」という裁判所の、主体性を放棄するような姿勢に抗議するとともに、差し止め訴訟に勝利しなければなりません。
史上最悪の福島第一原発事故から14年。しかし政府は、3基同時にメルトダウンしたこの事故を教訓化せず、老朽原発さえ動かす「原発の最大限活用」を決め、原発の再稼働と新・増設、さらには「核兵器の原材料」を生み出す六ヶ所村再処理工場・核燃サイクルの再構築にまで踏み出そうとしています。
これらの流れを止めなければ、核と放射能の恐怖は永久に私たちを襲い、悩ますことになります。
本日は、内灘町長、議会議長、ご列席のもと、原水爆禁止富山県民会議から石川県へ「非核・平和」行進の横断幕を引き継ぐことができました。ここをスタートに県内を行進し、原水爆禁止世界大会をめざします。
各自治体や議会、人権・反核団体や脱原発、労働組合、市民と連帯して、世界の「核兵器」と「原発」のない社会を作るため、全力を尽くすことを決意し、集会アピールとします。
2025年6月2日
「反核・平和」行進・集会参加者一同
原水爆禁止石川県民会議
スローガン
核兵器を廃絶しよう!
新たな核開発に反対しよう!
政府は核兵器禁止条約を批准せよ!
憲法改悪をゆるさないぞ!
志賀原発を廃炉にするぞ!
新たなヒバクシャをつくらないぞ!
核兵器のない平和な社会をつくろう!