2月21日午後1時半、県政記者クラブで四氏(馳浩さん、山田修路さん、山野之義さん、飯森博子さん)に問うたアンケートの結果を公表しました。説明に参加した報道各社は、北野 進「志賀原発を廃炉に!」訴訟原告団長の説明に聞き入りました。
特に、「新」知事の一期目となる四年の間に、志賀原発2号機の「再稼働」問題が現実味を帯びるかもしれないとき、単なる原発一般ではなく、危険と隣り合わせの、避難計画さえまったく「実効性」のない、ヨウ素配布も「実効性」のないまま、しかも安全協定さえ「立地町・立地県」のみの(いまや、全国で最も遅れた県)、使用済み核燃料問題も未解決のままの、原発「再稼働」問題を扱わなければならないことになる「新」知事は、絶対に「アンケート」に答えるべきです。
しかし、公表したとおり「我関せず」という姿勢なのか、「君子、危うきに近寄らず」なのか、無視した候補予定者がいたことは残念です。
原子力政策に関するアンケートは、知事選後も、県民の命と暮らしにかかわる重要事項として、問い続けていきます。
2022石川県知選挙立候補予定者への原発政策アンケートの回答報告書
28年ぶりの新知事誕生となる石川県知事選挙が迫ってきました。県政の何を変え、何を継続させるのか、有権者は悔いのない選択をしなければなりません。
停止からまもなく11年となる志賀原発は、現在、2号機の新規制基準適合性審査が続いています。今後の審査の展開によっては次期任期中に再稼働の是非が問われる局面もありうると思われます。原発に対するスタンスも有権者が新知事を選ぶ際の重要な判断要素です。
私たちは2月1日に各候補予定者にアンケート用紙を郵送し、17日までに飯森氏と山田氏から回答を得ました。馳氏と山野氏からは回答がなかったことは残念と言わざるを得ません。無回答も含め、以下、回答一覧と回答書を公表します(回答到着順)。有権者の判断材料の1つとなれば幸いです。
2022年2月21日
志賀原発を廃炉に!訴訟原告団
さよなら!志賀原発ネットワーク
石川県平和運動センター
回答一覧
質問項目 | 飯森博子氏 | 山田修路氏 | 馳浩氏 | 山野之義氏 |
原子力防災計画について | ||||
1.計画に実効性はあると思うか | 思わない | その他 | 未回答 | 未回答 |
2.実効性は再稼働の判断基準か | 思う | 思う | 未回答 | 未回答 |
3.被ばく前提の計画をどう思うか | 見直すべき | その他 | 未回答 | 未回答 |
安全協定について | ||||
4.県内全市町が締結すべき | 思う | その他 | 未回答 | 未回答 |
5.30キロ圏自治体は再稼働同意権を規定すべき | 思う | その他 | 未回答 | 未回答 |
活断層調査について | ||||
6.北電の説明が覆っていることについて | 不信感解消も課題 | その他 | 未回答 | 未回答 |
7.審査の迅速化を求める声について | その他 | その他 | 未回答 | 未回答 |
福島第一原発事故について | ||||
8.事故は収束したか | 思わない | その他 | 未回答 | 未回答 |
9.事故の教訓は | ———— | ———— | 未回答 | 未回答 |
エネルギー政策について | ||||
10. 志賀再稼働前提のエネルギー基本計画について | 妥当ではない | 妥当である | 未回答 | 未回答 |
11. 原発と再エネの将来像、県の役割りについて | ———— | ———— | 未回答 | 未回答 |