陸上自衛隊が導入するオスプレイ17機のうち1機が7月10日、木更津基地に初めて配備されました。当初は6日に飛来する予定でしたが、悪天候を理由として延期となっていました。
陸自のオスプレイについて防衛省は、長崎県佐世保の水陸機動団(日本版海兵隊)が運用し佐賀空港に配備することを目論んでいますが、地元の根強い反対があることから、5年以内の期限を目標に、木更津駐屯地に暫定配備することを、木更津市と合意。すでに陸上自衛隊輸送航空隊を3月26日木更津駐屯地に配置されています。
木更津駐屯地は、米軍海兵隊のオスプレイ(MV22)の定期機体整備の拠点としても運用されており、受注企業としてSUBARUが整備を行っています。2020年5月までに2機のMV22の整備が行われ、現在3、4機目の整備が行われています。今後、整備の拡充を求めている米軍当局に応じ、防衛省は整備のための格納庫を2棟新設し、3棟体制で整備を実施するとしています。米軍オスプレイ7機、陸自オスプレイ3機を同時に定期整備を行う体制を整えるというものです。
平和フォーラムをはじめ、平和センター関東ブロック連絡会議、護憲・原水禁千葉県実行委員会、全国基地問題ネットワーク4団体は7月6日、木更津基地を臨む内港北公園(木更津市)で、地元団体「オスプレイ来るな いらない住民の会」の緊急抗議集会に合流し、藤本泰成平和フォーラム共同代表、持田明彦平和C関東ブロック議長、小原慎一全国基地ネットワーク代表委員団体(神奈川)、石野一三多摩平和運動センター事務局長らが暫定配備に反対する発言を述べました。
7月10日には、住民の会の監視・抗議行動に参加し、北村智之平和フォーラム副事務局長が暫定配備に抗議し、陸自のオスプレイと全国の米軍基地撤去に向けた連携を強化しようと訴えました。ヘリモードで東京湾を北上してきたオスプレイに対して、抗議のシュプレヒコールを行い、今後の連携を強化し暫定配備撤回に向けた意思を固めあいました。
なお、4団体連名で陸自オスプレイの木更津暫定配備に対して抗議文を7月10日付で発信しました。
抗議文はこちら
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