2018年3月26日以来の口頭弁論。
加島裁判長による裁判の放棄、「サボタージュ!」「裁判を開始しろ!」「裁判しない裁判長は給料泥棒!」などで抗議する街宣活動をおこなってきた経過後の弁論期日です。
『裁判長による「裁判のサボタージュ」に抗議します!』の傍聴者の声で始まった口頭弁論は、傍聴者の「そうだ!」の呼応と、裁判長の「静かに」という対決ムードのなか、のっけからいつもと違う、闘う雰囲気でスタートしました。
弁論にたった原告の岡崎真一さんは、裁判長のサボタージュ指摘から問題点の説明ほか極めて端的にしかも鋭く、しかも抑揚があり、間のとり方もすばらしく、とてもよかった。弁論が終わると自然と傍聴席から「拍手」が沸き起こったのです。しかし、いつもの「静かに」という裁判長の声は聞こえませんでした。まさに自らの「罪」を自覚したのか、雰囲気に飲まれたのか、発することができなかったのだろう。
そして加島裁判長は、「次回期日を決めたい」との発言に、またまた法廷は「何をするのか」などのどよめきとともに静まり返った。
「一体この一年間は何だったのか」「何のための次回期日か」「行政判断を待つことの無意味さ、逆転性」など抗議に近い指摘を岩淵正明弁護団長は静かに、しかし力強く質問攻めにした。法廷は一言一句聞き逃しまいとまさに静まりかえったのです。緊迫の裁判長 対 弁護団長の論戦であり、完全に我々の勝利でした。
裁判体(3人)としての協議で休廷したり原告弁護団の休憩協議をはさみ、結論としては第28回口頭弁論を行うことになったが、裁判官の「被告寄り」が如実に露わとなった口頭弁論でした。