フクイチ(事故後一週間)で部品の溶融が判明(北中新聞より)
2、3号機で弁や格納容器のふたの機密性を保つシール材が、事故の高熱で溶け、事故を悪化させた可能性が高いことが分かった。
2号機では、圧力容器内の圧力を下げる逃がし安全弁を作動させる電動弁のシール材が溶け、東電は「注水が遅れた要因のひとつになった可能性が高い」と説明。3号機では、格納容器のふたのシール材が溶け、すき間ができて放射性物質を含んだ蒸気が外部に漏れた可能性が高いという。
※これは「致命傷」と言わなければなりません。弁という弁は、そしてふたというふたは「密着性」を考慮したシール材なしでは機能せず、そのシール材が事故を拡大させるという「自己矛盾」に陥るからです。
一方、規制委員会は、「空冷式」で使用済み核燃料を保存している金属製容器に強度不足の可能性が浮上したため、来年1月末までに耐久性検査と安全対策を講じるよう東電に求めた。