女性強姦殺人、死体遺棄事件糾弾! 全海兵隊基地撤去! 「怒りと悲しみの沖縄県民大会」に参加して

女性暴行殺人事件糾弾!全海兵隊基地撤去!

6.19「怒りと悲しみの沖縄県民大会」に参加して

高教組 洞庭澄子

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多くののぼり旗が
6月19日。沖縄県民大会へ向かう道は、たくさんの人で混雑していました。多くののぼり旗が上がり、会場はさらに熱気にあふれていました。
「沖縄の空気を感じて来て」
「沖縄の空気を感じて来て」と言われたその言葉に背中を押されてはるばるとやって来た那覇でした。学習会、県民大会と今回二つのイベントに参加して思ったことは、知らないということの罪深さでした。遠く離れた石川で、今回の殺害事件報道を知って私が思ったことは「また惨い事件が起きてしまった」でした。しかし、沖縄での受け止め方は私たちとは全く違うものです。
「沖縄は日本国に守られるべき国民なのか」                                                                                  学習会では基地問題に関するお二人の方のお話を伺いました。お二人とも非常に穏やかな話ぶりではありましたが、その奥底には「沖縄県民は本当に日本国に守られるべき日本国民なのか」という悲痛な響きがありました。
「辺野古を止めたのは、県民の力」
「辺野古基地建設を止めたのは、県民の力です。」という県民大会での代表者の呼びかけに、「そうだ」という大きな声と満場の拍手がありました。なぜ沖縄県民だけが、基地問題を背負わなければならないのかと、私は本当にいたたまれない思いでした。                                                                         私たちも、沖縄と同じ負担を負わなければならない?
日本の安全を守るためには、米軍基地は必要だと言い切る人がいます。ならば。そうでなくても私たち沖縄以外の日本に住む人間は沖縄と同じ基地負担を負わなければならないのではないか。常に米軍人が周辺に存在し、その存在に怯えながら暮らすことや戦闘機のもたらす騒音や土壌汚染も同様に負わなければ、都合の悪いことからは目を逸らし、沖縄の人々の犠牲の上にある自分たちの平穏な暮らしに安穏としていることは許されない。そして、私たちはそのことに気が付かないのではなく、知ってさえいない…、問題があることすら知らない。そのことに改めて恐ろしい思いを持ちました。                                                                                                                                                            まずは知ることから始めよう!
まずは知ることから始めよう。何も出来ない無力な人間だからこそ、他者の苦しみを知り、知ることから何かが始まるのではないか。そんな思いを抱かせられた6月の沖縄への旅でした。
多くの関係者の皆様のお陰で、今回貴重な体験をすることができました。ありがとうございました。

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