海外派遣の自衛隊員、帰国後の自殺者54人 2015年05月29日(ヨミウリオンラインより)
菅官房長官は28日の記者会見で、自衛隊の海外活動に関するイラク復興支援特措法とテロ対策特別措置法に基づいて現地に派遣された自衛官のうち、帰国後の自殺者が54人に上ると説明した。
防衛省によると、両法に基づき派遣された自衛官は約2万3000人。このうち自殺者は、イラク特措法では陸上自衛官21人、航空自衛官8人。テロ特措法では海上自衛官25人。
菅氏は、自殺と海外派遣との因果関係の特定は困難だとした上で、「カウンセリング態勢の強化に加え、海外派遣の際にストレス軽減に必要な知識を付与する措置を講じる」と述べた。