「2014年旗開き」メッセージ

2014年、明けましておめでとうございます。

地区平和運動センターの「2014年旗開き」のご盛会をお慶び申し上げます。日頃より平和、護憲、脱原発など住みよい町づくりに奮闘されていることに心より敬意を表します。
さて、悲惨を極めた「3.11福島第一原発事故」からやがて3年。しかし事故などなかったかのように原子力ムラは復権し、原子力規制委員会の「新規制基準」により、各電力会社から「恥ずかしげもなく」再稼働申請が次々出されています。自・公政権による「原発は重要なベース電源」という巻き返しもあり、再稼働が目前に迫ったと言わなければなりません。腹を据えてがんばりましょう。

福島県では、子供たちの甲状腺ガン(26人、疑わしき33人)が次々と発見されています。しかし、「事故との因果関係は不明」として、原子力ムラと福島県により葬り去られようとしています。同時に「放射能は安心」「気にする方がカラダに悪い」キャンペーンが町の隅々まで展開され、被曝者はますます切り捨てられています。

一方、普天間基地の県外移設問題は、仲井真県知事による「辺野古埋め立て申請」の承認という新たな展開のなか、正念場を迎えようとしています。この問題は沖縄県のみならず日本全体の課題です。なぜなら、オスプレイは日本中を「訓練場=戦場」にして飛び回るからです。アメリカ政府の世界支配戦略に組み込まれつつも、安倍政権は独自の利害をも貫徹するため、尖閣列島など南西方面の戦力強化と「戦争のできる国」づくりに奔走しています。二年連続で国防費を増額し、2014年度には約4兆9千億円にもなります。

 国家安全保障会議(現代の大本営)と秘密保護法(現代の治安維持法)を強行成立させ、さらには「共謀罪」や「集団的自衛権行使の合憲化」、「国家安全保障基本法=現代の国家総動員法」の制定を急ぎ、「戦争する国」に突き進んでいます。

 私たちは、「放射能より安全を」「武力で平和はつくれない」という声をより一層大きくし、引き続き、沖縄をはじめ全国の仲間と連帯して断固闘うことを表明いたします。
各単産・単組の職場環境も、そして地域生活も消費税増税などで厳しいものがあります。しかし、「脱原発」「反戦・平和」「憲法改悪阻止」などの闘いは「命」に直結する重要な闘いです。引き続き県平和運動センターへ結集をお願いし、新年にあたってのメッセージといたします 。共にがんばりましょう。
2014年 月 日
石川県平和運動センター
代表 細野 祐治

カテゴリー: トピックス パーマリンク

コメントは停止中です。