いままで種々の学習会を行ない、原子力政策や原発の構造、エネルギー政策や脱原発の必要性など、組合員の持つ様々な疑問に答えてきました。
しかし、9.28の総会で「原発を止めると雇用が守れない」という組合員が依然として多い、その不安を解消するような教育宣伝、対応を行ってほしい、との要望が出されました。
でも、そのような疑問を持つ組合員、市民に聞きます。原発は雇用を守ったのでしょうか。
違いますね。雇用どころか、家族も仕事も、そして故郷そのものを根こそぎ奪ってしまいました。つまり、福島の大惨事をどう考えるかに尽きるのです。よく考え、さまざまな形で「フクシマ」を検証してみましょう。特に被災者がどのような悲惨な状況に置かれ、かつ、いまだに「放置」されているか、その憤り、嘆き、不満、抗議の声を思い起こしましょう。