七尾市の武器携行中止の要請を振り切り、陸自は徒行訓練を強行これに対し抗議声明を発表
抗 議 声 明
陸上自衛隊第14普通科連隊は本日(11月14日)、七尾市内で自動小銃を携行し徒歩行進訓練をおこなった。住民に恐怖と不安感を与え、加えて、平時から地域社会に有事を想定した軍事思想をふりまくものであり、決して容認することのできない行動である。私たちは本日の徒行訓練の強行実施に対し強く抗議する。
昨日、私たちの武器を掲行した徒行訓練の実施について、中止を求め、七尾市に対して申し入れをおこなった。これを受け、七尾市は速やかに協議を行い、武元文平七尾市長は陸上自衛隊第14普通科連隊に対し、武器掲行の中止を直接申し入れた。10月19日に陸上自衛隊から訓練の通知を受けながら、この間、なんら対応が見られなかったことは残念ではあるが、昨日の緊急の対応については評価するものである。
ところが陸上自衛隊は市長からの要請があったにもかわらず、武器を掲行し、訓練を強行した。私どもの構成組織組合員による監視行動では、午前6時に鵜浦町の公民館に60人の隊員が到着、三室町を通るルートと山手を抜けるルートに分かれ行進を開始した。地域住民は銃の掲行を見て驚き、恐怖感を覚えたことはいうまでもない。通学の子どもたちとも接している。
平穏な地域住民の日常生活に武器を持ち込み、日常生活の軍事化を図る、傍若無人な訓練は断じて許すことができない。私たちは、地域の住民の皆さんとも力を合わせ、自治体とも力を合わせ、このような訓練を二度と許さない運動を広めるために、全力をあげることをここに表明する。
2007年11月14日
石川県平和運動センター
代 表 嶋垣 利春
社民党石川県連合
代 表 宮下登詩子
七鹿地区平和運動センター
議 長 数左 繁
社民党石川県連合七尾支部
代 表 松田 清良