イラク攻撃抗議声明発表

イラク攻撃抗議声明発表


アメリカ合衆国大使館 特命全権大使
ハワード・H・ベーカーJr.閣下 殿

米英両軍によるイラク攻撃開始に抗議する声明

米英両軍は、本日3月20日午前11時30分過ぎ(日本時間、イラク時間午前4時30分過ぎ)、巡航ミサイルとステルス攻撃機による空爆などの攻撃をイラクの首都バグダッドに対して開始しました。その直後、ブッシュ大統領は、記者会見し、攻撃開始を表明しました。
この攻撃開始は、世界各国政府も人々も圧倒的多数が平和的解決を望み、また努力していることを無視し、これまでの成果を水泡に帰す行為です。また、国連憲章をはじめとした国際法に反する暴挙であり、私たちは断じて許すことがせきません。
現時点では、攻撃による被害状況などは明らかになっていませんが、アメリカは、攻撃に際して、従来から使用してきた劣化ウラン弾に加えて、新たな大規模破壊兵器を投入する方針であり、大都市・人口密集地バグダッドの攻撃が続けば続くほどイラク民衆に多大な被害を及ぼすことは間違いありません。おろかな殺人行為を開始した米英政府に対して、私たちは万感の怒りを込めて抗議します。
また、米英両国のイラク攻撃に対して小泉首相は支持を表明しました。日本国憲法の平和主義にも、国連中心主義にも反する小泉首相の戦争支持を私たちは決して許すことはできません。
石川県平和運動センターは、米英両国に対して即刻攻撃を中止することを強く求めます。また、日本政府に対しては、米英両国の武力攻撃支持を撤回し、両国に武力攻撃を止めさせる外交努力を行うことを求めます。私たちは、全国各地で戦争反対・イラク攻撃開始抗議の集会、打電などの行動をいっそう大規模なものとして積み上げます。そして、広く市民の平和を求める声をネットワークし、日本中、世界中に改めて「NO WAR」、「WORLD PERCE NOW」のうねりを築いていくことを表明します。

2003年3月20日

石川県平和運動センター

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