2.26憲法を守る会2016総会

DSC_0630総 会 ア ピ ー ル(案)

安倍政権は、日本をアメリカと共に「戦争できる国」にするため、国民の6割が反対する「戦争法」を昨年9月、強行成立させました。今夏の参議院選挙では「改憲に前向きな、未来に向かって責任感の強い人たちと3分の2を構成したい」と「改憲」を争点化しています。まさに「戦争する国」への正面突破と言わなければなりません。

「9条二項」に「自衛権の発動は妨げない」としてあらゆる戦争を可能としています。「9条の二」を新たに設定し、「国防軍を保持する」としています。これらは、彼らがいままで国民・労働者を騙すために使用してきた「自衛隊」や「専守防衛」の論理をかなぐり捨てた、剥き出しの「戦争」条項です。

また、「第98条」緊急事態条項を新設し、国民・労働者の「反戦・平和」の闘いを暴力的に押さえつけることも準備しています。これは、内閣総理大臣が宣言さえすれば、集会やデモなど基本的人権の総てを禁止・制限できるものであり、まさに「ナチス」張りの「全権委任法」とも言える「悪法」です。

マスメディアや市民の批判を「偏向」という言葉で切り捨て、批判を許さない流れも作ろうとしています。政府側の主張のみが許されるならば民主主義は成立せず、その社会はファシズムと呼ばなければなりません。

今、私たちは何を成すべきか。

まさに「武力で平和はつくれない」を合い言葉に、「自衛権の行使も集団的自衛権の行使にも反対する」論理を確立することが重要です。ガン闘病中にもかかわらず沖縄知事選の応援(2014.11)に出かけた菅原文太さんは、「アメリカにも中国にも韓国にも良心のある人はいる、国は違えど手をつなぎ合おうよ」と激励しました。まさに、万国の労働者は「反戦・平和」運動で手をつなぎあうことがいまこそ必要なのです。それができるのは私たち国民・労働者だけです。安倍政権にできることは、首脳会談もできないほど「関係を冷却化」させることであり「軍備増強と挑発」しかできないということを私たちは訴えていかなければなりません。

石川県憲法を守る会に結集する私たちは力を併せ、それぞれの闘争課題と結合させて「憲法改悪反対」の闘いを創っていかなければなりません。「戦争法廃止!憲法改悪反対」の2000万人統一署名を幅広く創り出していかなければなりません。これらの闘いなしには、今夏の参議院選挙に勝利することはありえません。

粉骨砕身、闘おうではありませんか。以上、アピールします。

                                               2016年2月26日

 憲法を守る会定期総会

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